2730ジャパンカレントロータリーEクラブ
2023-24年度 第31回(通算第408回)例会を開催いたします。
4月は環境月間です。ロータリーには重点分野があることをご存じでしょうか。ロータリー会員は、世界で最も支援が必要とされる人道的ニーズが何かを考え、長期的な変化をもたらすために、特に重点を置いて活動している分野があります。以前は以下の6つでした。
・平和構築と紛争予防
・疾病予防と治療
・水と衛生
・母子の健康
・基本的教育と識字率向上
・地域社会の経済発展
この重点分野に「環境」が追加され、重点分野が7つになったのが2021年7月からです。
ここで、重点分野に関するパンフレットから、「環境」部分を抜粋してご紹介いたします。
第29回例会のメインプログラムにて環境を守る取り組みとして、ロータリーがどのように関わっているかをご紹介頂き、例会出席者のコメントにもまずは知ることからという意見がありました。
パンフレット1枚目の「行動しよう」を読んで頂くと、何が出来るのかをイメージしやすいのではないでしょうか。
今まで自分達の活動の中で環境問題に関することはありませんでしたが、これから出来ることを考えていきたいですね。
2023-2024年度 第31回(通算第408回例会)幹事報告
・特になし
- (1)今後の予定
・2024年6月23日(日) 2730ジャパンカレントロータリーEクラブ10周年記念事業
(1)小林RC例会場変更について
・変更日:2024年4月~
・例会場:小林シティビル1F
・新住所:小林市真方251-10
・その他:電話・FAX・メールアドレスの変更はなし
(2)延岡RC創立70周年記念式典・祝賀会の開催について
・日 時:2024年4月27日(土)13:30~受付
・場 所:エンシティホテル延岡
・参加者:宮本
・登録料:10,000円(振込)
(3)都城4RC合同清掃活動(ロータリー奉仕デー)の開催について
・日 程:2024年5月25日(土)
・時間等:時間や実施場所は決定次第に連絡がある予定
・その他:当クラブから、都城4クラブ合同清掃活動に加えていただくようご依頼しました。
(4)日南RC創立70周年記念式典・祝賀会の開催について
・日 時:2024年6月15日(土)15:30~受付
・場 所:ホテルシーズン日南
・参加者:宮本
・登録料:10,000円(振込)
(1)令和6年能登半島地震への支援について(2730地区からの報告)
・令和6年能登半島地震支援金を募りましたところ、3月29日現在3,617,968円お寄せ頂きました。また、姉妹地区国際ロータリー第3482地区(台湾)より、5,959,371円のご協力もいただき、
3月29日付、9,577,339円を「国際ロータリー第2610地区災害支援本部」に送金しました事をご報告致します。この度は、能登半島地震支援金にご協力を頂きありがとうございました。
(参考)当クラブからの寄付金額:30,000円
(2)台湾東部地震被災地支援金について
・内 容:4月14日にメールで地区からの依頼文章を送付していますので確認ください。
・その他:寄付希望の方は幹事へ連絡をお願いします。
(3)宮崎西部グループIMの開催について
・日 時:2024年4月27日(土)13:00~受付
・場 所:えびの市文化センター
・参加者:吉永、廣田、柴田、今福
・登録料:無料 ※17時からの懇親会に参加される方は参加費:3,000円(当日支払い)
(4)地区研修協議会 運営の協力依頼について
・日 時:設営・準備 2024年5月18日(土)13:00~
当日対応 2024年5月19日(日)8:00~16:30
・場 所:霧島市民会館、国分シビックセンター他
・参加者:今柳田、廣田、柴田、今福
・登録料:3,000円(当日支払い) ※地区研修協議会参加者以外
(5)地区研修協議会の開催について
・日 時:2024年5月19日(日)9:00~受付
・場 所:霧島市民会館
・参加者:吉永、宮本、中村、今柳田、廣田、柴田、今福
・登録料:6,000円(振込)
例会プログラム計画が、各会員への配信されておりますので、
例会が滞りなく行われますように、例会プログラム委員会用のメールに
提出のご協力をお願いします。
①提出期限:例会日10日前
②提出先:SAA 宮本 健児
例会プログラム委員長 今柳田 幸代
③例会プログラム委員会メール:rec2730.reikai@gmail.com
①他クラブの例会や行事でメークアップ補填
証明書や証明になる書類を添付して、補填する「例会回数」を連絡する。
②自クラブの行事でのメークアップ補填
補填する「例会回数」を連絡する。
③報告先:幹 事 今福 修吾
副幹事 柴田 伸久 まで
なし
以 上
メインプログラムは
『ロータリー希望の風奨学金』について紹介いたします。昨年度に引き続き2回目の紹介です。新入会の会員さんもいらっしゃいますので、重複する内容もありますが、お読みください。
今回は、ロータリーの友2023年9月号記事「心は共に 東日本大震災」とロータリー東日本大震災青少年支援協議会発行の「ロータリー希望の風奨学金10年のあゆみ」を参考にし、まとめました。
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皆さんは『ロータリー希望の風奨学金』をご存知でしょうか。

「ロータリー希望の風奨学金」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災により災害遺児となった青少年たちに、進学をあきらめないでほしい、少しでも学業を継続できるような教育支援をしてゆきたいという願いから、震災直後に日本国内のロータリアンから寄せられて義援金・支援金の一部約3億円を当初の資金に、未来を担う子どもたちへの支援として立ち上げられたプログラムです。義援金を使うにあたっては、ロータリーらしい支援に使おうと、3つのチェックポイント(①公正であること ②建設的であること ③温かく心寄り添わせることができること)を設け、教育環境支援を打ち出していったようです。
東日本大震災によって、両親もしくはひとり親を亡くした被災遺児を対象として、大学(短期大学を含む)や専門学校で学ぶ者に、入学から卒業まで毎月5万円を給付し、返還を求めない奨学金です。奨学生が進級するごとに在学証明書を提出してもらい、留年や停学、退学の報告を受けたとき、または在学証明書が更新できないときは給付を停止することになっています。
震災当時、0歳だった子も対象としているため、その子が4年生の大学を卒業するとして、最短で22年間続くプログラムとしてスタートしました。今年はプログラム開始から12年が経過し、まさに折り返し点であり、残すところ10年となりました。
このプログラムは、10地区の合同プログラムとして始まり、その後12地区、15地区と広がり、支援地区以外の地区・クラブ、ロータリアンからの支援も受け、継続されてきました。現在、支援地区・被支援地区の枠を外し、オール日本として多くの方々からの支援を受けています。
運営はロータリー東日本大震災青少年支援連絡協議会が行っており、国際ロータリー第2540地区(秋田県)2010-11年度ガバナーの地葉新司氏が長年にわたり会長を担ってこれれましたが、2023年7月に、第2790地区(千葉県)パストガバナーの宇佐美透氏に引き継がれました。地葉氏は顧問となられています。運営に関しては、必要経費を極力抑えるため、専属のスタッフを雇わずロータリアンやその配偶者が事務作業を行い、千葉銀行の厚意により、奨学金の振り込みは、送金手数料を無料にするなど、運営の工夫がなされています。
2022年7月1日~2023年6月30日までの1年間(第13期)の奨学生数は139人で、給付を開始した2011年12月のプログラム開始以来の奨学生は総数560人です。このうち、2023年3月末までに卒業した奨学生は353人です。そして、23年4~6月までに新たに入学を確認した奨学生は19人。2022年7月1日現在の奨学生は91人になります。

給付した支援金は、139人の奨学生に対し、総額6,750万円となっています。
資金については、被災3県(岩手県、宮城県、福島県)の年度別出生数と年度別奨学生比率から奨学生数を予測で算出すると、今後の奨学生数は929人となり、必要となる金額は、推定で6億1169万円となります。2023年6月30日の支援金残高2億2,979万円を差し引いても、今後必要とする支援金は3億8190万円となり、毎年3,819万円が必要です。(下の表をご覧ください。)寄せられる支援金は、ここ数年は毎年4,000万円台となっており、現在の状態を堅持できれば、23期まで続け、終了することができるようです。

しかし、仮に資金が枯渇するようなことになれば、奨学金を終了するか、給付額を減額するかを判断しなければなりません。ロータリー希望の風奨学金では、被災直後に芽生えた思いを、最後までつなぎたいと思われており、最終年度まで継続できるように、さらなく支援をお願いしていると書かれていました。
ここで、奨学生やその御家族からの言葉を紹介します。
○ 東日本大震災でひとり親を亡くし、本来なら大学進学は難しかったはずですが、奨学金を頂いて大学に通うことができ、自分のやりたいことに一歩ずつ近づいています。コロナ禍でも、たくさんの人に出会えました。本当に感謝しています。(大学3年)
○ 皆さまの支援のおかげで大学へ行き、充実した環境で学ぶことができています。今後も将来の夢をかなえるために励みたいと思います。(大学4年)
○ 私は教師を目指しています。また、剣道部に所属しています。アルバイトはしていますが、それだけでは生活が思うようにいかないことがあります。そのため、毎月のご支援にはとても感謝しています。(大学2年)
○ 父が震災で亡くなり、大学進学は諦めようかと考えたこともありましたが、たくさんの支援を頂き、希望する進路を選ぶことができました。今後も感謝を忘れず、勉強に励みたいと思います。(大学3年)
○ 夢に向かって頑張れているのは、皆さまのおかげです。3.11を思い出し、苦しい気持ちになることもありますが、支援してくださる方、応援してくださる方の存在が、私の力になっています。(大学4年)
○ あの震災から12年という月日がたち、先月、妻の13回忌を行いました。何年たっても3月11日を迎えると、あの日のことを思い出し、込み上げてくるものがあります。娘もこの春、無事に専門学校を卒業し、4月から仙台市内で社会人としての生活が始まりました。『ロータリー希望の風奨学金』により、これまでたくさんのご支援を頂けたおかげで、娘自身が希望する職業へと、一歩踏み出すことができました。多大なるご支援を頂きましたこと、心より感謝申し上げます。これまでのお礼の気持ちを伝えたくて、手紙を送らせていただきました。(家族)
「ロータリー希望の風奨学金」について知るなかで感じたことは、私たちEクラブも「青少年支援を・・・」と考えて様々なプロジェクトを行っており、同じような思いでこの12年間取り組んでこられたロータリー東日本大震災青少年支援連絡協議会へ、私たちができることはないだろうか、ということでした。今回、創立10周年の記念事業として寄付をさせていただくことになり、少しではありますが応援できることを嬉しく思います。
<参考>――――――――――――――――――――――――――――――――
ロータリーの友2023年9月号記事「心は共に 東日本大震災」
ロータリー希望の風奨学金
――3.11、あの日のことを思いながら
ロータリー東日本大震災青少年支援連絡協議会 顧問 地葉新司(潟上RC)
ロータリー希望の風奨学金10年のあゆみ https://kibounokaze.com/book
ロータリー希望の風奨学金(ホームページ) https://kibounokaze.com