2730ジャパンカレントロータリーEクラブ
2023-24年度 第5回(通算第382回)例会を開催いたします。
皆様、お盆はゆっくり過ごされましたか?台風の被害はありませんでしたでしょうか。
私は物流業務に従事しており、台風6号に引き続き、台風7号の影響により、365日交替で出勤しなければならない私はお盆も仕事でしたが休みの日も対応しなければならない状況でした。
今週の例会は、食品メーカーの立場で物流に関してお話したいと思います。賞味期限の短いチルド商品を発送するイメージでお読み頂ければと思います。
皆さんがお店で何気なく手に取っている商品。それはどこから届けられたものでしょうか。
輸送手段には、車、JR、船、飛行機などありますが、輸送区間、商品の温度帯、輸送コスト、物量、輸送時間などでそれらは使い分けられます。特に、台風接近の場合に一番影響を受けるのは離島です。今回の台風6号でも、長期間船が運休となり商品を運ぶことが出来ませんでした。
また、チルド商品はたとえ運べたとしても到着地で停電になっていると保管が出来なくなってしまいます。
メーカーがお店に直接商品を届けるわけではありません。
CVSにしても量販店にしてもまずはその店舗を管轄している物流センターに商品を納め、そこから各店舗へと納品していきます。メーカーも各地に物流拠点を持ち、そこから各納品先へお届けします。製造日から賞味期限までの日数によって、何日目まで出荷できるという「出荷許容」があるのですが、製造拠点から離れれば離れるほど、通過する拠点が増えれば増えるほど、その日数が減ってしまいます。
JR,船、飛行機などを使ったとしても、最終的に使用するのは車であり、輸送の主な手段は車となります。
メーカー側の物流拠点にしても、お店側の物流拠点にしても「商品を受け取り」「次へ発送する」を繰り返すことになります。それらには時間の制約があります。荷受け・荷揃え担当者の勤務時間、配送便の出発時間などがあるからです。
平常時であれば問題なくても、台風など自然災害時、GWやお盆、年末年始の大型連休などの渋滞、サミット開催やオリンピック開催による交通規制、また事故等もあり、遅延はいつどこででも起こりうるのです。
ちなみにこちらは8月10日の9時55分現在の高速道路の状況です。台風6号が通過し、九州では一部通行止め、関東や関西では渋滞が発生しています。
このように、仕事では画面上でしか見ておりません。特に、事故渋滞などは早く復旧して欲しいと願うばかりです。
しかし、ニュースで事故の様子などを見ると、事故に遭われた方、また復旧の為に尽力されている方がどれだけ大変かを考えることなく、自分の都合だけで早く復旧しないかと画面とにらめっこしている自分が嫌になる時があります。
「機会ロス」、「廃棄ロス」という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。
「機会ロス」は欠品により販売する機会を失うこと。「廃棄ロス」は在庫が余ってしまい、廃棄してしまうことで、店舗でもメーカーでもこれらをいかに減らすかが重要になってきます。
しかし、大型連休の渋滞はどうにもならないですし、事故もいつどこで発生するか分かりません。台風の暴風雨の中、危険を冒してまで無理に走って欲しいと頼む訳にもいきません。
「2024年問題」といわれる働き方改革関連法の施行に伴う物流業界で生じる様々な問題の中で、宅配便の不在による再配達が大きな問題となっています。重い荷物は自宅に配達、近くの店舗より安い・種類が豊富などを理由にネット通販を使われる方も多いと思います。しかし、便利な反面、問題も起きていることは事実です。
日本は物は豊かですが、心に余裕がないと感じているのは私だけでしょうか。今回は物流面でお話しましたが、皆さんにも一緒に考えて頂ければと思います。
「会員増強・新クラブ結成推進月間に関連して」
会員増強委員長 廣田みき
8月、ロータリーでは「会員増強・新クラブ結成推進月間」と設定されています。
今年度、吉永会長はクラブテーマを「仲間を増やし、魅力あふれるクラブに!」と掲げられました。
仲間を増やすには、まずクラブ会員と接する機会をつくり参加いただき、クラブ会員と親睦を深めていただく、クラブの仕組みや取り組みを知ってもらい、魅力を感じた方は自然とロータリーの仲間になりたいという流れが出来てくるのではないでしょうか。
先日、地区会員増強委員会主催のセミナーに出席しました。
池ノ上ガバナー挨拶、川原パストガバナー講話に続いて、53クラブ79名の参加者が、5グループに分かれ、ディスカッションを行いました。
川原パストガバナー講話の中で、(10年前にEクラブが設立されて以降)鹿児島令和、宮崎アカデミー、鹿児島大学アカデミーと設立され、今年度、鹿児島県南部の地域に新クラブ結成の準備が進められていることのお話しもありました。規定人数に達しない場合は衛星クラブから新クラブへと段階を踏むことになるそうです。
講話後、5グループに分かれ、「増強、拡大、退会防止について」各クラブの取り組みの発表があり、クラブの取り組みとして参考になるのではと思いましたので、内容とグループ毎の代表発表を報告いたします。
●会員数54名、純増5名(70周年へ向けて70名へ)
・例会で会員増強フォーラムを実施、各会員1名リストアップ
・ロータリーに入って良かったこと、体験して良かったことアンケートを取る
・リストは以降使用できるようにアプローチの経過を残す。
・一人からのアプローチだけでなく、色んな人からの声掛けが出来るようにする。
・例会で進捗報告を促す
・若い会員としては同年代の仲間が増えることで(平均年齢が高いクラブ)楽しくなり、他の方も誘いましょうとなる。
●会員数42名、リスト18名
・順次声掛けをしていく。
・夜間例会を活用する。
●会員数24名。4名増が確定。
・行ってみようという方に声掛けし、例会を見てもらうようオブザーバーとして参加いただいた。
●会員数58名。
・組織として会員増強委員会に、本部長として会長が兼務し、クラブ会員全員で取り組むという姿勢を前面に出している。
・チラシの活用(クラブの様子、事業など)
・退会防止策として声を掛け合う。イベント参加を促す(事業、懇親会)
・会員増強のキーマンが数人居る(10名以上の会員増)
・断られても粘りが大事
・楽しんで増強しよう、楽しむことが何より。
●会員8名。
・会員増強フォーラムを開催して、今日の意見を参考にしたい
・会員30名。純増3名
・クラブフォーラムを開催し、業種ごとに分かれてリストアップ。今後のアプローチについて話し合いをした。
・オブザーバーとして年間を通して参加いただきロータリーを知っていただく
・退会者(再入会が見込める方)へ、アプローチを継続的に行う
・会員全員で動く
●会員数23名、純増5名。
・フォーラムを開催した。アンケートを実施し、リストアップ。
・会長幹事のなり手が難しくなるので、30名以上は必要だと考える
●会員数72名、純増3名。70周年へ向けて80名へ
・転勤族が多く、入れ替わりの手続きを会員増強委員会が担当している。会員減はほとんどない。
・あまり厳しくせずに、緩い感じで参加していただいている。
●会員数12名、純増5名
・60代、70代が多いが、40代50代の方が4名入会予定。
・今後も積極的に増強を目指す。
●他グループ代表発表より
・親睦会が大切
・参加して楽しいと感じられる雰囲気づくり、特に女性はまた参加したい、また行こうねと思える雰囲気が大事。
・新入会員のフォローが大事
・同業者の方の紹介
・退会者の理由を聞ける方にお聞きし、明確にして次へ活かす
・例会日、時間、回数の見直し
・再入会に繋がるよう、気持ちよく退会してもらう
・家族参加
以上、クラブ名までは聞き取れないクラブもありましたので、内容のみの報告とさせていただきました。
会員が多いクラブは、どのクラブも会員増強をクラブ会員全員で取り組み、退会防止にも、参加への声掛けなど、基本的なことを意識して取り組まれていました。また、今回のように発言をする場でも、明るく発言され聞いていて楽しそうな会員さんが多いクラブだと思いましたので、やはり会員が楽しんでいるということも、ロータリーの魅力に繋がる大きな要因だと感じました。
当クラブも、リアルで会い語り合う親睦交流会、活動など、ご参加いただいた方には楽しかった、またお誘いくださいなど、雰囲気作りは出来ていると思います。より多くの方にご参加いただいて仲間になっていただけるような声掛けやお誘いを、リアル開催の例会や親睦会、活動では積極的に行っていけたら良いのではないかと思っています。
今年度、各委員会と協力しながら、リアルの機会を活用し、一人一人を大切に、皆で仲間を増やしていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
【年次目標】
1 リアル例会、理事会、活動の際、会員の親睦を深める交流会に参加いただく。
2 新入会員のフォローを行う
3 会員候補者(RACOBOGご家族)・仲間になっていただけそうな方のリスト作成、担当者確認、情報の更新をする。
4 会員候補者(RACOBOGご家族)・仲間になっていただけそうな方へ、交流会、親睦会、
プロジェクトの案内、参加のお誘い、担当者確認をする。
5 入会者2名以上を目標とする。
6 地区行事、他クラブの例会、プロジェクト等に参加し、他クラブロータリアンとの交流を深め、会員増強維持に関する情報収集を行う。
【年次計画】
1 リアル例会、理事会、活動の際、会員の親睦を深める交流会について、クラブ管理委員会と情報共有し、協力する。
2 会員の退会防止に努める。退会した方へ、参加したい親睦会や交流会の案内をする。いつでも復帰できる環境をつくる。
3 新入会員のフォローを通じて、今後の新入会員の方に必要な情報、必要なこと等整理する。
4 会員候補者(RACOBOGご家族)・仲間になっていただけそうな方についての情報を会員
から集める。
5 地区行事、他クラブの例会、プロジェクト等に参加し、他クラブのロータリアンと交流を
深め、会員増強維持に関する情報収集を行う。