「趣味・特技紹介」
直前会長 柴田 伸久
昨年度の会員卓話-テーマ「趣味・特技紹介」について、会員相互の理解促進の観点から昨年度会長と幹事にも是非寄稿いただきたいとの例会プログラム委員長のご配慮をいただきましたので、拙筆ながらご提供させていただきたいと思います。
学生時代は陸上部で中距離(800・1500m)を専門として体を動かしておりましたが、社会人になっては草野球や草サッカー、ソフトボール・テニス・バドミントンなど様々な種目をかじりながらいろいろな方々と健康的にスポーツを楽しんでいました。
転勤で福岡に帰ってきてからはなかなかそれらのスポーツと縁がなく、その代わりと言ってはおかしな感じですが自宅の庭での家庭菜園に精を出すようになりました。
初めは庭の片隅にトマトやナス、ピーマンなどの苗を植えて夏場の食料にする程度でしたが、ブロックを買ってきたり土作りを勉強したりして、子供の庭遊びの邪魔にならないよう気を使いながら徐々に菜園を拡大していっています。
もともと家を建てる際に職場の先輩から「庭は植物が育てられるような土に入れ替えておいたほうが良い」とアドバイスを受けていたのですが、実際に家庭菜園を始めてみると石灰と少しの肥料で苗から植えた野菜がすくすくと勝手に育っていき、これなら簡単に野菜を育てることができると調子に乗っていろいろな種類の野菜に挑戦し始めました。
基本的にはホームセンターなどで売っている野菜苗を購入して庭で育てていきます。販売している野菜苗は「接木」という手法が施されているものが多いです。「接木」とは実がなる方の穂木に別の種類の根となる台木を接いだもので、病気や気候に耐性のある野菜苗になるそうです。
また、本来同じ場所で翌年も同じ野菜を作ろうとすると特定の病原菌が増えてしまって育ちが悪くなるという「連作障害」という害が発生してしまうのですが、「接木」の野菜苗は連作障害を受けにくいというメリットもあり、庭の片隅で毎年トマトやピーマンを植えて食べたい私にとっては大変ありがたいモノとなっています。
今はカゴメやサントリーなどの大手メーカーが様々な特徴ある野菜苗を発売しているので、今年はどれを育ててみようかと苗選びから楽しいところです。
最近は種から野菜を育てることにも挑戦しています。種類としては大根や人参、ほうれん草や小松菜などの初心者向けのものを選んでいます。冬場に美味しい大根がたくさん収穫できたので、もう一度種まきをして夏場に収穫したところ、小さく非常にからい大根が出来上がってしまい、どう煮込んでも子供では食べられないほどのものでした。冬が旬の大根は夏場に育てて食べるものではないということを身をもって教えられました。
また、芋系のものにも挑戦したこともあります。ジャガイモはとても簡単でたくさん収穫することができました。里芋もそれなりに育つのですが、小さい孫芋がたくさん獲れてしまうので料理の時に皮をむくのがとても大変だったので今は植えるのを控えています。
大根の失敗談をしましたが、家庭菜園をすることを通じて旬の食材について考えるようになりました。便利になった現在においてはスーパーに行けば値段はさておき、いつでも希望する野菜がほぼ手に入ります。しかしながら当然野菜には旬がありその時が一番おいしく食べられるということを、家庭菜園をすることであらためて理解が深まったと感じています。
庭がないので家庭菜園はちょっとと思われる方もおられると思いますが、ちょっとしたプランターでも簡単にできる野菜もたくさんあります。また、私はまだ手を出していない領域ですがハーブなどの香味野菜などはちょっとしたスペースでも育てられるそうです。
趣味といえるかわかりませんが、今楽しんでいることということで「家庭菜園」についてご紹介させていただきました。
本当は趣味として次の写真(ゴルフ・競馬)のことについても語りだすと止まらないところなのですが、自己満足の世界であり、あまりにもマニアック過ぎることから今回の寄稿では割愛させていただきました。ご興味のある方がおられれば次回の懇親会の時などでお声掛けください。
本当に乱文乱筆の寄稿となってしまいましたが、相互理解の一助としていただければ幸いです。ご清聴ありがとうございました。
