国際ロータリー第2730地区 地区研修・協議会報告
2021年4月24日(土)YouTube配信
◆ 前半は先週の例会にて掲載
■ 動画アドレス ※5月末まで視聴可能
動画1(本会議)
https://www.youtube.com/watch?v=-yjuJC4evlY
動画2(分科会:会員増強・奉仕プロジェクト部門)
https://www.youtube.com/watch?v=mvxI76UEp3A
動画3(分科会:クラブ管理~米山記念奨学部門)
https://www.youtube.com/watch?v=wgMPWhKBgro
動画4(分科会:後方公共イメージ~閉会)
https://www.youtube.com/watch?v=maXFfSzoSAc
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クラブ管理:柴田
クラブ管理運営部門では中熊副部門長と黒木委員長から説明がありました。
クラブ管理運営委員会の中熊委員長からは下記のお願いがありました。
・早急にオンライン例会の環境を整えてほしい
・自分の近くにロータリーに関する資料を置き、常にロータリーを意識してほしい
・各クラブから最低1名、地区役員へ出向させてほしい
クラブリーダー養成研修委員会の黒木委員長は、ロータリーの活動を通して人を育ててほしい、そのためにその人の世話をしてほしい(その人のことを第一に考えてほしい)と話しました。
活動計画としては、①クラブリーダー研修会は必ず1回は開催する、②入会3年未満の会員の退会率が高いことから入会3年未満の会員を対象に「ロータリーに触れる研修会(仮称)」を開催する、③クラブと地区の懇談会を開催しクラブの問題等を解決に導く、の3つを掲げています。
次年度のクラブの活動のヒントがたくさんあったと感じました。積極的に取り入れ楽しく活動ができればと思います。
● クラブ管理:花里
地区研修協議会に参加して報告いたします。 今回、初めてのオンラインでの地区研修協議会に参加しました。リアルに参加する以上に、各発表者の顔をみながら、話を真剣 に聞くことができるという点では非常によかったのではないかと 思います。 記録をとることができるので、見直すことができ、欠席者へのフォローにもなること。また、アフターコロナ後もオンラインが定着して、わざわざ離島や遠距離のRCが移動しなくても開催できることは、良いことであると感じました。
Zoomの使い方に慣れていない感じで、各分科会もルームに分けて行う方法があるので、それですれば、もっと早く 終えることができたと思います。アフターコロナ有無にかかわらず、研修協議会の貴重な時間に余計な紹介は短縮ないし不要、内容に時間を少しでも振り分けることが大切だと思います。
● 職業奉仕:中村
地区職業奉仕福永委員長(奄美RC)のお話でした。福永委員長のご子息が以前、我がEクラブに在籍していたこともあり、懐かしく思い出しました。
委員長は、職業奉仕は心の奉仕が大事であると言われ、心の奉仕とは、相手が喜ぶこと(4つのテストにプラスワンとして)。職業奉仕は、一つ一つ面倒くさがらず、それぞれの企業(仕事)の味を出し、相手に寄り添い、喜んでもらう事であり、
職業に対する奉仕ではなく、職業を通して社会に奉仕することと言われました。
感想としては、改めて職業に対する奉仕ではなく、職業を通して社会に奉仕することを再確認できたこと。また、他の分科会も視聴出来た事は有意義でした。オンラインにてYouTubeを視聴しながら、クラブ内でのラインでのやり取りは、解らないことを聞いたりすることができ、自分的には楽しく感じました。また、後からYouTubeで視聴できるようにしていただいた事も、重点的に何回か繰り返し視聴することで、ようやく理解をする事ができて助かりました。
今後のオンライン会議の発展が楽しみです。
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社会奉仕:宮本
地区研修協議会に参加しましたが、今回はコロナ禍もあり異例の配信参加となりました。そのため次年度国際RI会長のメッセージ動画も有り次年度の国際RIの目標のコンセプトが分かり易かったように思います。
また、それを踏まえ、井福ガバナーエレクトは21-22年度の地区スローガンを「ロータリーの原点に立ち、誇りと自信を持って行動しよう!」と提示されました。このスローガンの中に有る「誇りと自信を持って行動しよう」とは、ロータリアンである事に常に誇りを持ち、コロナ禍に負けない自信と勇気を持って行動する。というのが正しい理解だと感じました。
我がクラブも創立8周年を迎え、さらなる飛躍を目指すためにも、各委員会と連携を取りながら調整を行い、他のクラブでも参考になる事例や資料があれば積極的に取り入れ、我がクラブの特徴を活かした活動が出来るよう、21-22年度も誇りを持って挑戦したいと思います。
● ロータリー財団:西
ロータリー財団の優先目標:2015年から3年間で取り組むべき優先項目として以下の4項目を採択した。
① 永久にポリオを撲滅する。
② ロータリー財団に対するロータリアンの知識、参加、寄付を向上させる。
③ 財団補助金と7つの重点分野を通じて、ロータリーの人道的奉仕の質と影響を高める。
④ ポリオプラスにおける成果と「世界でよいこと」をしてきた100年の歴史を特に注目し、
財団によるこれまでの実績に対するイメージと認識を高める。
ロータリー財団の寄付を使うプログラム
財団への寄付金を資金とするプログラムは次の4つとなる。
地区補助金・グローバル補助金(7つの重点分野:⒈平和と紛争予防・紛争解決、⒉疫病予防と治療、⒊水と衛生、⒋母子の健康、⒌基本的教育と識字率向上、⒍経済と地域社会の発展、⒎環境の保全)・ポリオプラス・ロータリー平和センター
『財団資金推進委員会』
基本方針:趣旨をよく理解していただき、クラブを通じて地区の奉仕活動や人道的活動を支援する。
そこで2730RECとして、
① 寄付金を地区目標(年次寄付一人150ドル)に近づける。
② ポール・ハリス・フェローを2名以上達成。
目標に進める。
地区補助金で社会奉仕(青少年育成「プロバスケット無料観戦事業」)などとポリオ撲滅運動で「街頭募金活動(2730REC広報活動とロータリー認知度向上)」にクラブ会員全員の知恵と努力を今後も結集して、地区行事にも協力していきたい。
● 米山記念奨学委員会:池
■ 部門長
・1967 年7月 には文部省の許可を得て設立された財団は、今年で設立54年になる。
・米山記念奨学会は、奨学会として全国一の奨学会となっておる。
・現在寄付金の減少により奨学生の採用が減った。
・当地区では一人あたりの寄付額が、昨年度6月末現在では 34 地区中 27 位で、
一人当たりの寄付額は 9,800 円の 30 位である。
■ 米山寄付推進委員会
・当奨学会は、国際奨学事業としては民間最大の奨学団体である。
・米山記念奨学事業は、ロータリーの目指す「平和と国際理解の推進」そのものである。
・全ロータリアンから毎年いただく寄付で支えられている。
・事務費や会合費などの管理費支出は、資産の運用益で賄っている。
・2019 ~ 2020 年度の寄付金収入は 13 億 3, 632 万円で、奨学金・補助費・事業部門
人件費などの事業費は 25 億 818 万円であった。
・来年 4 月からの奨学生採用枠はさらに 30 人増の 855 人とし、今後も寄付状況に応じて
採用数を増やす予定である。
【寄付の種類】
・普通寄付金…全RCが定期的に行う寄付。→地区目標 1人5,000円/年(義務)
・特別寄付金…個人・法人・クラブから任意で行う寄付。→地区目標 1人10,000円/年
※継続的な寄付をしてもらいたい。
■ 米山奨学選考委員会
・奨学生については、指定校の選定、選考会により書類を審査し、面接をして厳正に評価
して優秀な学生を選んで参る。
・これまでに129カ国22,000名以上の奨学生を支援してきた。(当地区では300名以上)
■ 米山学友委員会
・学友(奨学期間を終了した元米山奨学生)と現役奨学生によって組織されている。
・活動として、学友会の定期的な活動を支援し、学友生と現役奨学生の学友会への参加を
促し交流を支援する。ロータリークラブの様々な活動への参加を促す。
■ 2021- 22年度 地区目標:
・出席、親睦、寄付が原点
・米山記念奨学会の趣旨もご理解戴きたい。
・卓話の必要があればお申し付けたい。
・昨年度はコロナウイルス蔓延のため米山セミナーを開催することができなかったが、
本年度は ZOOM を用いての開催も検討したい。
・各 RC 周年事業として、クラブより米山への寄付 (例 30 周年事業として 30 万円)
・年度目標 一人あたりの寄付額、普通寄付 5,000 円、特別寄付 10,000 円の
合計 15,000 円を、全クラブ達成をお願いしたい。
・各クラブで寄付献金袋の有効活用
l 人 1 日 10 円で 10 円× 365 日×地区全体 2, 400 人 = 8, 760, 000(年額)
■ 活動計画
7月初旬 指定校選定と学校説明会
9月初旬 次年度奨学生採用枠決定
9月~10月(予定) 米山セミナー (予定・鹿児島県北部グループ)
10月中旬 指定校からの学内選考後の申請
12月初旬 面接官委嘱と書類選考
1月 16 日(土) 地区米山奨学生選考会(メインホテルナカムラ)
2月初旬 2021 年度奨学生決定と学校への通知
2月 13 日(土)(予定) 2020 年度奨学生終了式(場所未定)
4月 17 日(土)(予定) 2021 年度奨学生とカウンセラーのオリエンテーション
5月は青少年奉仕月間です。青少年を育成するとともに、その縁からロータリークラブに入会してもらいたい。それは、当地区も当クラブも抱いている想いです。そこで今回のメインプログラムはMy Rotaryより、青少年プログラム参加者から成るロータリークラブについての投稿をご紹介したいと思います。
青少年プログラム参加者から成るロータリークラブ
寄稿者:マーティ・ピーク・ヘルマン
(第7780[米国メーン州の一部とニューハンプシャー州]地区会員増強委員長)
私の地区で33人の新会員から成る新しいクラブ「ニューボイス(New Voices)」が設立されたのは、2019年6月15日のことです。このクラブのユニークな点は、会員が全員、
ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)の経験者(年齢18~30歳)だということです。
メンバーたちがRYLAと出会ったのは高校2年生のとき。以来、RYLA元参加者向けの地区RYLA ResetプログラムやRYLA workdaysなどを通じて活発に活動を続け、RYLAリーダーシップの機会にフルに参加してきました。メンバーの共通点は、若者の成長という意味で多くを与えてくれるRYLAへの愛着、そしてロータリーへの愛着です。しかし、高校卒業を目前にロータリーの活動をやめてしまう人も少なくありませんでした。
ジェフリー・カドレットRI理事(左)とニューボイス・ロータリークラブ会員たち
第7780地区のRYLA責任者でスカボロー・ロータリークラブ会長のフィル・ジョルダーノさんは、次のように話します。「RYLA参加者が
インターアクトに移行するというのは、当地区ではわりとうまく行っています。高校を卒業し大学に入学したら、地元の
ローターアクトクラブを見つけるか、キャンパスにローターアクトクラブがない場合は自分たちで設立することを奨励しています。しかし、大学を卒業してキャリアを始める頃になると、ロータリーから離れていってしまうのです」
若者のパイプライン
ニューボイス・クラブの設立の際にジェフリー・カドレットRI理事が私に言ったように、これは北米でよく見られる課題です。カドレット理事はこう話します。「RYLA、青少年交換、インターアクト、ローターアクトなど、若者が活動を続けられる素晴らしいパイプラインがロータリーにはある。このようなパイプラインはほかの団体がうらやむものだが、まだ完全に生かしきれていない。ニューボイス・クラブはまさにこのパイプラインを生かした成功例であり、ロータリープログラムに参加した学友がロータリアンになれることを示している」
2019年初め、ジョルダーノさんと私は、2016年規定審議会で採択された変更について深く考え始めました。この変更により、若者のリーダーシップ養成に力を入れ、例会はほとんどオンラインで行い、若者向けイベントを年に3~4回実施するという独自のクラブを設立できるようになったのです。
RYLA担当チームに早速連絡したジョルダーノさんは、新クラブ設立への関心があるかどうかを見極めた上で、設立への準備を手助けしました。まず、若者たちがミッションステートメントを自ら作成しました。ステートメントは次の通りです。「第7780ニューボイスは、あらゆる地域、能力、年齢の人が参加できる新しい種類のロータリークラブであり、若者のリーダーシップ養成と奉仕活動への情熱を分ちあう人たちのクラブである。私たちの目標は、できるだけ多くの人にロータリーの伝統的モデルを体験してもらうことである」
新しいタイプのクラブ
ニューボイスはまさに新しいタイプのクラブです。時間的制約、学校での活動、仕事上の制約などで毎週または週2回の食事例会への出席は約束できない一方で、ロータリーの活動に高い関心を抱いている人を対象としているからです。現在のロータリーの枠組みでこれと最も類似しているのはパスポートクラブでしょう。ニューボイスのロータリアンは、勉強や仕事で忙しく例会に出席できないときは、地域内のほかのロータリークラブでの奉仕活動やファンドレイジングに参加して「メークアップ」することが期待されています。
カドレット理事やバレリー・ウェイファー理事エレクトをはじめとするゾーンのリーダーも、この新しいタイプのクラブを積極的に支援してくださり、今後も支援体制を強化していくことを約束してくださっています。カドレット理事は、バリー・ラシン2018‐19年度RI会長がこのタイプのクラブを歓迎すると語ったビデオを持参してくれました。理事はまた、このモデルは今後大きく成長する可能性を秘めており、世界中どこでも模範とすることができると話しました。必要なのは、既存のロータリー青少年プログラムを強化すること。そのためには、少なくとも数年前までの参加者データベースにアクセスできるようにすることが大切なポイントです。さらに、真っ白なキャンバスに絵を描くように、新しいロータリークラブをつくるために新会員を導き、プロセスを後押しできる経験豊かなメンターが必要となります。