2018-19年度 会長テーマ
「 Amazing Rotary (びっくりするようなロータリーに) 」
みなさん,こんにちは。
2730ジャパンカレントロータリーEクラブ第23回例会を開催いたします。
1月20日は,二十四節気の「大寒」です。1年で最も寒い時期です。みなさんの周りではインフルエンザが流行っていませんか。私の勤務する小学校では,3クラスがインフルエンザのため学級閉鎖となりました。また,先週の大学院も授業でも12人中,2人がインフルエンザに罹患して欠席でした。
このようにインフルエンザが猛威を奮っているなかで,私が担任するクラスは,インフルエンザ罹患者が一人もいません。その秘訣は,「手洗い」と「十分な換気」と「紅茶うがい」です。うがいだけではなく,飲んでいる子も多いです。
最近,紅茶によるインフルエンザ予防が流行っています。科学的データもあるので紹介します。
インフルエンザ対策によいとされている飲み物や食品成分について,インフルエンザウイルスを無力化(細胞への感染阻止率)する能力を比較してみました。
紅茶 99.6%
緑茶 97.6%
生姜湯 77.1%
乳酸菌飲料 24.1%
データ引用先 バイオメディカル研究所HP
紅茶と緑茶が極めて高いことがわかります。さらに紅茶は,わずか15秒でインフルエンザウイルスを無力化するそうです。
予防接種をしたから大丈夫という方もいらっしゃいます。しかし,予防接種も万能ではありません。ワクチン接種によるインフルエンザ発病率への影響を検証したところ,ワクチンを接種しなかった人に比べ,ワクチンを接種した人の発病率が57.9%低いことが分かりました。もちろんワクチン接種によりインフルエンザの発病や重症化を抑制する一定の効果があると言えます。
データ引用先 厚生労働省HP
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紅茶ポリフェノールが入っていればウイルスをブロックする効果は変わらないので,どんな銘柄,種類でも大丈夫です。ノンカフェインでも大丈夫です。一度使ったティーバッグを再使用して,薄くなった紅茶でも効果が期待できます。紅茶の赤い色素“テアフラビン”といわれているポリフェノールに,そういった効果が強いようです。
私は,紅茶の中でもアールグレイが大好きです。自分で紅茶専門店にリーフを買いに行き,ほぼ毎日飲んでいます。ベルガモットのいい香りが部屋中に漂います。右の写真は,私が最近飲んだ紅茶の一部です。是非,紅茶でインフルエンザ予防を楽しんでみてください。
「ロータリーの良さを伝えよう」
会員増強維持委員長 池 海英
中国で有名な思想である「易経」とは上、止、正、この三文字であり、この三文字はただ少しずつ違って、「上」に縦の一文字を加え「止」に、「止」の上に横の一文字を加えたら「正」になります。
「上」:人間は客観的法則を尊重し、法則に適応するのを前提で、主観能動性を発揮しながら、何事に対しても、努力を絶やさず、向上を求めるべきであります。
「止」:何事にも両面性があって、利のあることには必ず幣もあり、幣のあることには必ず利もあり、すべてのことに利幣両面があり、適切なところで止めるべきでしょう。
「正」:正道の意味として、止の字に加えた横の一文字は制約を意味し、最低の基準線であります。
人生にはいつも茫然とした迷いがあるので、「上」に向かう勇気と「止」の精神状態と知恵が必要であります。もし前進か停止か分からなくて、どちらを選ぶのが妥当か分からない時、素行を正しく振舞うことで、一人前の人間になっていくものであります。
以上は中国の「子龍論道」の「人生の知恵ー易経の三文字:上、止、正!」の文章から引用した易経に関するものです。
「易経」は儒教の「五経」の筆頭に挙げられる儒教の教典であり、著者は伏羲という伝説上の人物とされて、孔子がまとめたものだという説があります。易経は「陰陽思想」を基本として、万物の変化の法則を理解し、人生に応用して、運命をひらく哲学であり、古代中国人の奥深い世界観を表したものです。易経の奥深さをただこの三文字でまとめるのは絶対無理です。でも、人生では適切な時に止めたり前進したりして、能力を思う存分発揮して、自分のやるべき事をやりこなすのが一番肝心なところだと思います。
入会前はロータリークラブとは余裕のある経営者の集まりだと思っておりました。ロータリークラブとは奉仕団体で、いろいろな奉仕活動を国際的にもやっているくらいの認識でした。お誘いいただいたときは、有難いチャンスと思い、こんな自分で大丈夫かなと迷いながら入会いたしました。
ロータリーEクラブに入会させていただいてからもう3年半が過ぎています。 ロータリーに入会して一番良さを感じたのは4つのテストとの出会いです。
ロータリーの4つのテストである「真実かどうか、みんなに公平か、好意と友情を深めるか、みんなのためになるかどうか」は、まさに易経の進むか止まるかの選択の基準に一番ふさわしいなと、段々思うようになりました。
会員の皆様が、私利私欲の為ではなく、4つのテストに基づき職業奉仕、社会奉仕を真剣に考えて行っておられるからこそ、ロータリーの100年の歴史があるでしょう。また、他人への奉仕だけではなく、個人の仕事と私生活でも、4つのテストに基づけば、前進、発展させることができて、人生が充実するだろうと思います。
東洋でも西洋でも、古代でも近代でも、正しい生き方を教えてくれる哲学のたどり着く先は、同じだと感じるようになりました。
また、現在は社会奉仕への思いとはほど遠く、積極的な活動はなかなかできず、週1回の例会に参加するのがやっとですが、メインプログラムと会員皆様のコメントで、貴重な勉強ができて、入会できたことに感謝しております。
今後、ロータリーの哲学をもっと身につけて、これからどう生きていくかの選択にできるだけ選択に迷いがないように、精進して参りたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。
「ロータリーの良さを伝えよう」
会計 今柳田幸代
私にとってロータリーとの出会いは、ローターアクトでした。同世代の人たちが仕事以外でこんなにも一生懸命、社会のために、人のために、自分のために活動しているということは、平凡に生きていた私にとって衝撃でした。28~31歳までの4年間という短い期間でしたが、クラブ会長や地区役員、全国大会実行委員など、多くの役割を経験させていただきました。その中で、多くの人と出会い、学び、私なりに成長することができたと感謝しています。
ローターアクトを卒業して10数年、仕事中心の生活を送っていたましたが、アクト時代にお世話になっていたロータリアンから声をかけていただき、ロータリーとの二度目の出会いがあり、ロータリーに入会しました。不安な気持ちでスタートしましたが、早いもので5年目になります。今回の原稿をまとめるにあたり、改めて自分にとってのロータリーについて考えてみました。
私にとってのロータリーの良さは、これまで皆さんが伝えてきてくださったことと重なりますが、なんといっても「人との出会い」と「生き方、人としての在り方を学べること」です。
「人との出会い」は、大きく二つあります。一つはクラブ会員との出会いです。ローターアクト時代から知っている方はもちろん、ロータリー入会によって出会った方とも、年齢やこれまでの経験、立場を超えて、語り合える関係を築かせていただけている環境は、とてもありがたく、多くの気付きと学びをいただいています。二つ目はロータリーの様々な行事への参加を通して知り合うことできた方々との出会いです。ロータリーに入会していなかったら絶対に出会うことも話すこともなかっただろう方々との出会いは貴重で、感動と感謝しかありません。
「生き方、人としての在り方を学べる」とは、地区大会での講演、研修会、セミナー、IM、RLIなど、本当に多くの学びの場が提供されているということと出会った方々の経験を聞かせていただける機会があるということです。しかし、学ぶためには自分から機会を得るために行動することが求められます。つまり、参加しないとこの良さは感じることができないということです。私は入会から2年、クラブ幹事という役割をいただきました。とても責任ある役割で、自分にできるのだろうか、大変だなと感じ、この役割の依頼があった時は少し躊躇しました。しかし、「ロータリーは「はい」か「yes」しかない」の言葉通り、「君がしないと」と押してくださる方がいらしたことで役割を引き受けることになり、様々な場面に出向く機会をいただけたのです。もし、幹事という役割がなかったら、ここまでロータリーを楽しむことはできていなかったかもしれません。「行動した先には必ず得るものがある」という経験は私の人生、生き方に大きな影響を与えてくれています。
ながくなっていましましたが、私は教員という職業柄、異業種の方々と出会える機会が少なく「井の中の蛙」になりやすい環境といわれるのですが、例会やクラブ会員との交流、様々な行事への参加、多くのロータリアンとの交流を通して、社会のこと、職業のことなど、多くのことを知る機会があるおかげで、広い視野をもって考え、謙虚に学ぶ姿勢を保つことができていると感じています。
本当に、ロータリアンになれて良かったと、このチャンスをおおいに生かしていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。