みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第35回(通算第169回)例会を開催いたします。
4月は「母子の健康月間」であり、第33回例会(通算第167回例会)でお話しさせていただきました。ロータリーにおいて様々な取り組みを行う中で、私たちロータリアンの健康管理についても重要であると考えます。私は毎年、会社が行う「人間ドック」を受診しますが、受診するだけでなく、事前の対策を行っています。今回は「私の健康管理(メタボリックシンドロームにならないために)」についてお話しさせていただきます。
(1)メタボリックシンドロームとは?
日本では、ウエスト周囲径(へその高さの腹囲)が男性85cm女性90cmを超え、かつ、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3項目のうち2項目に該当するとメタボリックシンドロームと診断されます。
ウエスト周囲径
(内臓脂肪の蓄積) |
男性85cm以上 女性90cm以上
(内臓脂肪面積 男女ともに100㎝2以上に相当) |
+ 上記に加え以下のうちの2項目以上(1項目は予備群) |
1.高血圧 |
収縮期血圧130mmHg以上
かつ/または拡張期血圧85mmHg以上 |
2.高血糖 |
空腹時血糖110mg/dl以上 かつ/または
空腹時血糖を測定できない場合はHbA1c5.5%以上 |
3.脂質代謝異常 |
高トリクリセライド血症(中性脂肪)150mg/dl以上
かつ/または低HDLコレステロール血症 40mg/dl以下 |
(2)メタボリックシンドロームに診断されるとは?
診断基準を超える状態では、心筋梗塞や脳梗塞の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。つまり、それぞれの病気の診断基準を満たさない“予備群”や“軽症”の状態であっても、それらが2つ3つと複数重なっている場合は、動脈硬化の進行予防という観点から“すでに手を打たなければならない状態”として捉える、ということがメタボリックシンドロームの考え方となっています。
(3)なぜウエスト周囲径は一律?
私は身長約180cmですが、ウエスト周囲径の基準に身長は関係ありません。少し疑問に思うところですが、その理由については次のとおりです。
・内臓脂肪面積が100cm2超えると、高血糖・脂質異常・高血圧の合併率が高くなると言われています。正確に調べるためにはCT検査が必要ですが、測定に時間が掛かってしまいます。CTによる内臓脂肪面積100cm2に相当するウエスト周囲径は男性84.4cm/女性92.5cmという結果が出たことから、男性85cm/女性90cmが診断基準となりました。
(4)私の健康管理について
①過去の反省
7年前に「人間ドック」結果からメタボリックシンドロームと診断され、健康保険組合から1年間「保健指導」が実施されました。3~4ヶ月に1回の頻度で連絡があり、運動や食生活など指導していただくのですが、対応を面倒と思う反面、親切・丁寧にご対応いただく保健師の方に申し訳なく思い、脱メタボリックシンドロームを掲げました。
②「人間ドック」前の対策
体重を減らすことを目標(70㎏)に、「人間ドック」の3か月前から運動(基本は早歩き)を開始し、2か月前から食事の量を1割程度減らし、1ヶ月前からお酒をほとんど飲まないようにしました。その結果、翌年以降はメタボリックシンドロームと診断されることがなくなりました。
(昨年実績:体重76㎏⇒69㎏、ウエスト89cm⇒84cm)
なお、「人間ドック」の事前対策ではなく“常日頃から運動を心掛ければ良いのに…”と思われるかもしれません。私は、“日頃は体調管理に注意しつつ好きなこと(食べたり飲んだりなど)をやって、1年のうち3カ月間だけは健康を重点的に意識する(健全な状態に戻ることを確認する!)”ことで、ストレスを溜めないようにしたいと考えています。
③今年度の取り組み状況
今年度の「人間ドック」は7月23日で計画しており、現在、体重76㎏、ウエスト89cmです。寮に居住しており簡単な運動器具がありますので、意識しながら少しずつ運動を始めました。今年も目標体重の達成を目指して邁進します。
今回の会長あいさつは、私個人の話しが多く申し訳なく思います。ただ、仕事やロータリークラブの活動を通じて社会に奉仕するためには、健康が第一だと考えます。食事(栄養)や運動、生活習慣など充分に気を配っていただき、健康で明るく過ごされるようお願い致します。
◎例会に参加された皆様の「私の健康管理」について、例会の感想に記入していただければ幸いです。