全国Eクラブフォーラム 参加報告
【報告①】幹事 吉永由香
全国ロータリーEクラブフォーラムは京都に続き2回目の参加でした。
事前に各クラブにアンケートを実施し、それに基づき分科会のテーマが設定されていました。3つのテーマに基づいて各2グループずつ、計6グループに分かれてRLIで使われている小グループによるファシリテーション手法でディスカッションが行われました。
①会員増強方法
・会員増強の具体的な方法
・新入会員オリエンテーション(入会前・入会後)サポート制度について
・既存会員への研修(継続的教育プログラム)について
・退会防止対策、魅力あるクラブや例会作りについて
・地区等主催の各種セミナーの活用
②クラブ運営方法
・Eクラブの管理組織の紹介と工夫について
・ホームページ上での例会運営の成功例・問題点
・クラブのコミュニケーションの充実をどのように図るか(連絡方法、例会、奉仕活動など)
・親睦活動について(ネット上・リアル例会)成功例・失敗例
・ロータリークラブやEクラブの地域社会における認知度向上をいかに図っていくべきか?
・近隣地域またはクラブ外、およびクラブ内会員へ向けた広報活動について
③奉仕活動方法
・ロータリーらしい奉仕とは
・奉仕活動の事例とその成果や失敗について
・今後の奉仕活動
1)職業奉仕
職業奉仕月間における取り組み
2)社会奉仕
社会奉仕活動の取り組み、新規事業と継続事業の見直しなど問題点について
3)青少年奉仕
青少年奉仕月間における取り組み、IAC、RAC、RYLAほかの青少年奉仕プロジェクトへの取り組み
4)国際奉仕
国際奉仕活動への取り組み、海外RCとの友好関係について
・Eクラブ関連の奉仕活動について
・ロータリー財団・米山奨学会について
※募金集め方法や使い方について
・SAAとしての取り組みについて
分科会は2回に分けて行われ、私は②クラブ運営方法、③奉仕活動方法に参加しました。
分科会やその後の懇親会等で情報交換した内容を、箇条書きで報告致します。
・事務局を設置しているクラブと設置していないクラブがあり、設置しているクラブの中には事務所を借りるのではなく在宅でしてもらっている、郵便物等も事務局員宅に送付してもらっているクラブがあった。→幹事の負担が多く、誰でも幹事が出来るようになるには事務局が必要との意見。
・ガバナー月信は完全にWEB版での閲覧としている地区がある。→かなりの経費削減。
・例会は動画より文章の方がネット検索でヒットしやすい。
・動画の場合、編集出来る会員が限られてしまう。
・クラブ運営で一部の会員に負担がかかり、クラブから離れてしまう事例があった。
・Skypeを利用して会員間の交流や、打ち合わせを行っている。
・メールの開封確認作業が煩雑である。→LINEやFBのMessengerを利用しては?
・会員の出席率を手動ではなく、自動で計算出来るようにしている。→「伝助」を利用。
・ほとんどのクラブが出席証明書を手動で作成しており、自動で発行される当クラブのシステムは素晴らしいとのこと。
・メークアップ者で、同じ週に2回メークアップを行う、例会内の文書を完全にコピー&ペーストするだけの人が居る。→どこまで認めるのか。
・インターアクトクラブを設立したクラブがある。
・地区補助金を使う(事業を行う)ことで、寄付をする意義が伝わりやすい。
・何か事業を行う際、クラブ全員でやろうとしても無理であり、限られた会員で行っているのが現状である。
・国際奉仕を行う際、ロータリーショーケースで相手クラブを見つけたり、奨学生に協力をお願いすると良い。
・Eクラブだからこそ、海外のクラブとの交流を深めるべき。
・サポート会員として、定額でメークアップし放題というのを行っているクラブがある。
・出席証明書の発行が不要な人にはタダで例会に参加出来るクラブがある。
・例会の原稿が揃わなかった時の為に、予備の原稿を準備しておく。
・クラブ間で卓話の共有を行っても良いのではないか。
トラディショナルクラブとEクラブの垣根が無くなったとはいえ、主にインターネットで例会を行っているクラブは、抱えている問題は同じような内容であり、会員間の距離的問題が大きいと感じました。
自クラブの良さを知る機会になったとともに、このフォーラムの場だけでなく、自クラブが抱える問題を解決出来るよう他クラブと情報交換を行いっていきたいと思います。
次は2019年5月11日に愛知県で開催されるということですので、ぜひまた参加したいと思います。
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【報告②】会員増強維持委員長 西 孝司
3月3日〜4日で広島県福山市で開催された『福山ロータリークラブ2710創立5周年記念式典』参加して、記念行事で3日は「全国ロータリーEクラブフォーラム」に参加者(吉永幹事・今柳田SAA・花里プログラム委員長)と私で4名参加しました、事前アンケートに基づく分科会(会員増強方法・クラブ運営方法・奉仕発動方法)で話し合いが有り、フォーラムの報告は他3名がされると思いますので、「記念式典・記念例会」と「祝賀会」を主に私が報告させて頂きます。
前回京都市で顔を合わせた方と再開して楽しい時を過ごしました。
『記念式典』
セレモニーで5周年あゆみ(ビデオ紹介)を紹介され、外部招待出席者で福山YMCA学園館長やNPOあいあい広場施設長の話を聞きまして、留学生は以前は中国が多くて現在はベトナムが多く居られるそうです。米山学友3名と米山奨学生1名の祝賀メッセージで「帰国中ベトナム(1名)よりTV電話利用」で(インターネット不具合で事前出来た録画を利用)発表されました。「ロータリー米山記念事業」で世話クラブ・カウンセラーや日本語学校に電子辞書貸与事業などの日頃の努力と継続の繋がりが有るから出来る事を知りました。
清掃活動事業やリングプル贈呈事業で集めたリングプル700㎏で車椅子1台交換出来るが、今集まった物をリサイクル業者にて換金したら1台注文出来るとの報告をあいあい広場施設長より発表が有りました、それに参加者記念品(ブルーベリージャム)も精神障害施設皆さんが準備してくれた物でした。
『記念事業』
「全国ロータリーEクラブフォーラム」を前日開催され、説明せれました。
『メインプログラム』(Eクラブ例会のデモンストレーション)
参加者できる方もスマホやパッドで確認する、動画を多く利用しているクラブで帰宅してから再確認しようと思います。
(他のEクラブのHPを拝見しては良いのでは!)
メークアップされた方にSAAより「お礼メール」を送られているそうで、多くメークアップされているロータリアン3名が感想を述べられてましたのを聞き、どのクラブも出来る訳でないので事務局への出席証明書だけでなく、個人に「お礼メール」をテキスト化した文でも良いので、送る事も参加者を増やす方法と思いました。
『祝賀会』
同席テーブルが愛知RECと2720 OK RECのメンバーで次回フォーラムを愛知が開催するので多くの参加を依頼されました。
親睦を深めたロータリアンに鹿児島出身で郷里に深い理解を持っておられる事に喜びを感じました。
それに全国に友が出来て情報交換が出来る事でクラブ運営に良い事と思います、それに来年5月に「全国ロータリーEクラブフォーラム」を愛知ロータリーEクラブで開催予定です。
私の個人FBとRI2730地区FB交流会でも報告しています。
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下半期から「私の職業奉仕②」と題して、これまでのEクラブ例会や活動を通じて「私の職業奉仕①」からどのように思いや意識が変化したり気づきがあったのか投稿頂き、会員皆様とさらに共有・意識を深めて頂きたいと思います。
「私の職業奉仕②」
会員増強維持委員長 西 幸司
「私の職業奉仕①」を読み直して、現在までの職業奉仕を振り返って見ます。
自営業「企画NHN」も3年目を迎えて主収入源『駐車場・便利屋(幼稚園園児バス運転手など)・フォトサービスなど』ですが、体調を崩して病院入院通院で約1年ぐらいは営業活動が出来ずに過ぎてしまいました。
非常勤職員ですので少し部外者の目で見ながら、幼稚園の雑務(園庭・駐車場管理など)業務を受けています、認定こども園幼稚園移行の新園舎建替工事関係で園児バス運転業務に加え、引っ越し作業など色んな作業を運転手グループで雑務をこなしてます。
『教会・幼稚園の歴史と言える「銀杏の大木」で、幼稚園歌の歌詞にも出てくる「イチョウの木」』を伐採後の利用法を色んな案を提供し、理事会で新園舎披露会での記念品「カットプレート(まな板)」が決まり、「教会・幼稚園」関係者に歴史繋ぐ事が出来ました、この事も以前勤務していた職場管理で身に付けた工程管理での判断力と思います。
幼稚園業務に加えて保育園業務が増え、「認定こども園幼稚園への業務移行」で、小規模職場でも職員も増えて、常務内容も増えて部門別の連携にも問題が色々出て来ています、園児への「安全第一」(目配り)の補助したり、勤務時間帯が変わる(シフト勤務)で多くの職員が働き始めて連帯感を持つ雰囲気作りに努力してます、職員間の気持ちに余裕を持って貰うに「車のブレーキに遊び」が有る様に、運転手グループ立場で笑いの有る楽しい職場になる様に対応している。
それと自然の季節の変化を伝える生物の変化(春の花が咲き、動物の動きなど)を園児を始め教職員に伝える事や「大河ドラマ『西郷どん』」で鹿児島弁の解説する事など雑学を提供してます。
ロータリーで「例会や行事・セミナー」などで身に付けたもので、公共イメージ向上でボーイスカウト活動で認知度向上させる「新聞社や広報誌など」に情報を提供して記事にして貰う。
- 【南日本新聞】 2017/2/23の記事(ボーイスカウトが練習の成果披露)
BS鹿児島地区B-P祭(2/19)を日置市(伊集院小学校)行事を誘致して、育成母体が伊集院RCである事を強調して日置市支局長に取材をお願いしてカラー写真で日置第1団のBS隊スカウト2名が写ってました。
- 【南日本新聞】 2017/8/20の記事(電気のない宿泊 災害備え体験)
BS日置第1団(スカウト・指導者・保護者)で伊集院町平古公民会子供会に指導手伝いで日置市で初めての模擬災害避難所生活体験を実施すると日置支局長に取材を依頼して、台風接近で延期され8/12に開催しました。
- 【スカウティング】 2017/10/27に届いたBS広報誌に上記②『電気のない宿泊、災害備え体験』でテント設営の写真と新聞記事が投稿して記事に成りました。
- 【スカウティング】 2018/3/1の届いたBS広報誌に『島津斉彬の言葉「子どもは国の宝」』で1/15に大河ドラマ「西郷どん」放映されている、西郷どんの史跡やゆかりのハイキングの写真と同日にロータリー鹿児島市内分区のIMセミナーの基調公演(鹿児島西RC 古木様)の『「日本の若者達へ」なぜ今リーダーが必要なのか』で話されました、その中で本の紹介が有りまして是非ボーイスカウト指導者にも参考に成ると思い、案内しましたら掲載せれました。
- 【BS保護者の皆さんへ】 2018/2/17のBS「世界スカウトの日」のB–P祭で団内保護者の皆さんと共有して子供達の成長を見守る為に、スカウト運動の創始者であるベーデンパウエル卿が、スカウト向けと指導者向けに最後の言葉を残した事を確認して貰う書類の中に、Eクラブメンバーの例会卓話に「2020年から新しい学習指導要領のもとで教育が多く変わる事」について案内に利用させて頂きました。
ロータリーで学んだ事を仕事だけでなく、趣味の組織運営でも活用する事も職業奉仕で地域の社会奉仕に繋がっていると思い、今後も「四つのテスト」を頭に置き、ロータリーアンとして「親睦と奉仕」を学び勉強して行きます。
ロータリアンとしての誇りと責任(4)
ロータリー財団委員会 戸高豊文
3月13日は、皆さん、どのような日かご存知でしょうか?
世界中でごく一部の方しか知らない記念日です。しかしその人たちは1968年から現在まで、それはちょうど50年間ですが、世界に大きな影響を与えてきた人たちです。
1968年3月13日に最初のローターアクトクラブがアメリカで生まれました。3月13日はローターアクトクラブの誕生日です。
1968年とはどんな年だったでしょう。ベトナム戦争は泥沼に入り込み、キング牧師が暗殺され、アメリカのアポロ計画により宇宙での競争も激しくなった年です。
考えてみればいつの世も平穏なことはなく、不安や焦燥に駆られるばかりです。しかし、どんな時にも若者は夢と希望を失わずに「より良い世界」のために少ない時間と資金をやりくりして尽くしてきました。
その時の支えになったのはロータリーの「4つのテスト」でした。アメリカでは今でも高校生や大学生を対象に「4つのテスト・スピーチコンテスト」を行っているロータリークラブがあります。青少年の時期に「あなたの思考、言葉、行動は真実であるか?」という哲学的な問いを自分自身に問い続けることは、その後の人生に大きな希望となるでしょう。「真実とは希望」なのかもしれません。
国際ロータリーのHPにはインドのバンガロール市のローターアクトの初期の活動が書いてありました。バンガロールといえば現在ではインドのシリコンバレーと言われる頭脳集団の集う人口1000万人を超える大都市になりましたが、当時はまだローカルな街だったでしょう。1968年にローターアクトを立ち上げた現在のロータリアンは「私たちは小さい時から(ロータリアンである親と一緒に)ロータリークラブのイベントに参加していました。家族でピクニックやコンサートに参加していたのです」と述べています。インドでは世代を超えてロータリーに関わっている家族がたくさんいます。私たちがグローバル補助金で支援している南インド、3000地区のガバナー、ゴパーラクリシュナンさんの紹介文には「ロータリーという巣に集う小鳥の家族のような家庭」と書かれていて感銘を受けたことがあります。
インドの国章は最初にインドを統一したアショカ王が立てた鉄柱の上部にあった、獅子が四方を見ている図柄ですが、その下には Truth Alone Triumphs(真実のみが勝利する)と書かれています。2300年前に書かれた言葉です。このように「真実とは何か?」の問いをロータリアンの家族の間で老いも若きも、で共有できることは素晴らしいことだなあと羨ましくも思います。
「真実とは何か?」という問いは決して「正直なビジネスをしないと利益はついてこないよ」という表面的な警告の言葉ではありません。初期のローターアクトの皆さんがベトナム戦争の残虐さが目立つ時期、キング牧師の暗殺された時期に、ローターアクトは「真実の旗」を持って立ち上がったのです。
そんな青少年を育てていくことに、私たちはいったいどんな努力を払っているのでしょうか。ロータリアンそのものが日々の生活に追われてそれどころじゃない・・いや、1968年のロータリアンはもっと厳しい生活の中であっても、若者たちに目を向けてきたのです。日本でもインドでも・・。