「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)
2017-18年度 会長テーマ
「例会に積極的に参加し、学びを深める」
~楽しく・感動に出会える例会(場)をみんなで作ろう~
みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第28回(通算第162回)例会を開催いたします。
今冬、大流行となったインフルエンザも2月に入り2週連続で全国の都道府県で減少しています。これからは、気温の上昇に伴ってスギ花粉が飛び始め、今まで症状のなかった人もある日突然にくしゃみ・なみだ目・鼻のムズムズが出てくる「花粉症」の時期となります。今回は花粉症対策等についてお話しさせていただきます。
(1)花粉症の正体
花粉症の正体は、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応で、体の免疫反応が、花粉に過剰に反応することで花粉症の症状がでてきます。
(2) 花粉症の症状がでる理由
体が花粉を外に出そうとするために、「くしゃみ」で吹き飛ばしたり、「鼻水」「涙」で花粉を洗い流そうとしています。
(3)日常生活の中での花粉症対策
①睡眠不足、生活時間が不規則は自律神経が乱れ免疫機能が正常にはたらかなくなりアレルギーを引き起こす原因になります。ストレスもその立派な原因のひとつです。
②前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風が吹いて気温が高くなる日が要注意日となります。テレビやインターネットで気象情報や花粉情報を入手しましょう。
③花粉の飛散の多い日は特に注意が必要です。1日のうち飛散の多い時間帯(午後1時~3時頃)の外出をなるべく控えましょう。
④外出時は花粉対策スタイルに心掛けましょう。マスクやメガネ、花粉対策用のゴーグルは、花粉の時期の必須アイテムです。コートやジャケットもツルツルした素材を選び、髪を束ねる、帽子を被ることも有効です。
⑤衣服などについた花粉は、きちんと外ではらって玄関でシャットアウトし、なるべく室内に持ち込まない工夫と努力を行いましょう。
⑥帰宅後は洗顔やうがいを実施し、体についた花粉はきちんと洗い流しましょう。
⑦花粉の飛散が多いときは、きちんとドアや窓を閉めて、花粉の侵入を防ぐことが大切です。布団や衣類も室内干しにしましょう。
⑧防いでいるつもりでも室内にはかなり花粉が侵入しているので、掃除をこまめに行いましょう。
(4)花粉症に効果のある食べ物(例)
①ブロッコリー・カリフラワー
花粉症の緩和に効果のあるα リノレン酸、アルファリポ酸(αリポ酸)が多く含まれていて皮膚や粘膜の抵抗力を強めます。
②カカオ・チョコレート
カカオポリフェノールが花粉症の原因のひとつとされる活性酸素の過剰な動きを抑えます。
③りんご
りんごに多く含まれる水溶性食物繊維ペクチンにアレルギー症状の原因物質を減らす効果があります。
以上、花粉症対策等についてお話ししましたが、症状がひどい場合は耳鼻咽喉科等の専門医を受診することが大切です。薬の改良も進んでいるとのことですので、早めに薬を処方してもらうことをお勧めします。
季節の変わり目です。体調管理に気を配り、毎日お元気で、職場や地域社会、国際社会での奉仕の実践をお願い致します。
下半期から「私の職業奉仕②」と題して、これまでのEクラブ例会や活動を通じて「私の職業奉仕①」からどのように思いや意識が変化したり気づきがあったのか投稿頂き、会員皆様とさらに共有・意識を深めて頂きたいと思います。
「私の職業奉仕②」
奉仕プロジェクト委員会 藤田 康浩
いささか主題とはずれてしまうかもしれませんが、職業奉仕が地域の発展にも貢献するものであるという主観をもとに、一度地域の現状を考えてみたいと思います。
潜在力を秘めた“成長可能性都市”であるかを示す「ポテンシャルランキング」において、鹿児島市が2位・宮崎市が8位にランクインされました。
また都市の産業創発力を示す「総合ランキング」では鹿児島市が5位にランクインされております。
これは2017年に野村総合研究所が都市の人口規模等を考慮して100都市を選定し、各都市の産業創発力の現状とポテンシャルを図りランキングとしてまとめたものです。
特徴としては、現在の実績だけでなく将来のポテンシャルも評価。統計データだけでなく住民を対象とするwebアンケートを実施し、情緒的な要素を指標化しております。
「風土」「基盤」「環境」の3項目を評価基準に算出されました。
鹿児島市の分析結果がありますので、ご紹介いたします。
総体的に鹿児島市は「暮らしている人にとって魅力のある都市」との分析がなされております。暮らしやすさといった都市の魅力は全国2位であり、また私にとって予想外ながら「よそ者や新しいものを受け入れる風土がある」との評価。確かに近年の中央駅エリアの開発等、都市機能が充実してきており、都市部と桜島を望む雄大な自然のバランスが程よく住みやすさを感じさせるのだと思います。地元志向が高く、経済的豊かさよりコミュニティの一員として、余暇や家族との時間を重視するとのアンケート結果となっております。また、閉鎖的と称されてきた鹿児島商圏も県外資本の流入で、「よそ者」を排除する風潮も希薄になってきているのかもしれません。
ただ一方で、確固たる経済基盤。主要企業の存在が弱く、人材の充実や多様性は100都市平均を下回る結果となっております。
また、30代~40代においては、街に自由な雰囲気を感じにくくなっているようです。上記世代では起業や新たな仕事のチャンスも感じにくくなっており、東京や福岡といった大都市圏と大きくかい離した結果となっております。
これは、密なコミュニティが閉鎖性を高め、新しいことを阻害している結果であり、総じて30代・40代の元気がない都市と言えるのかもしれません。
あくまで上記は評価に基づく分析でありますが、鹿児島のポテンシャルを高め成長するために、以下の提言がなされております。
支援制度だけでなく、イノベーションの機運をたかめることも重要
- ②企業家と地元企業・地域資源をマッチングさせ、ビジネスを生み出す仕組みを創ること
他の都市にはない「イノベーションを実現する都市」を目指し、制度や仕組みを創る
- ③生活・ビジネス環境の魅力を発信し、優秀な人材をひきつけること
- ①②を実現することで、人や産業をひきつける都市となり、継続的な発展を図る
現在私は40代ですが、要は我々世代が現状に安穏とせず、新たな発想で事業を創出することが求めれれているのだと思います。
ロータリアンの皆様は総じて高い意識と高いモチベーションをもって現在の職業に奉仕されているものと存じます。私ども同世代に対し、そういった思いを啓蒙していくこともひとつの職業奉仕の形ではないかと、今回深く考えさせられました。