「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)
2017-18年度 会長テーマ
「例会に積極的に参加し、学びを深める」
~楽しく・感動に出会える例会(場)をみんなで作ろう~
みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第19回(通算第153回)例会を開催いたします。
12月は「疾病予防と治療月間」です。地域社会の医療従事者の能力向上, 伝染病の伝播を食い止め、非伝染病とそれによる合併症を減らすための、疾病予防プログラム、地域社会の医療インフラの改善、疾病の蔓延を防止することを目的とした地域住民への教育と地域動員、疾病またはケガによって引き起こされる身体障害の予防、疾病予防と治療に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月間と設定されています。
「疾病」とは病気の事ですが、よく耳にするのは風邪、インフルエンザ・ノロやO157などがあります。私達がかかる病気の原因の多くが、ウイルスや細菌・寄生虫などの病原体が体に入ることで発症する、いわゆる“感染症”によるものです。
感染症で私が「怖い」と思ったのが、平成26年8月に発生した「デング熱」です。代々木公園での学校の課外授業中に「蚊」に刺された学生3名が「デング熱」を発症し、その後も患者数は増え、その夏は関東地方を中心に4歳~77歳まで108人が発症するというものでした。「デング熱」というものを知らなかったこと、庭の草引きで何匹も蚊に刺されていたこともあり、自分の家族も含め大丈夫なのか不安になりました。また、平成28年7月には、フィリピンでデングウイルスに感染した新潟県の30代女性が、帰国後「デング出血熱」を発症し死亡したとの報道があり、「また感染が広がるのでは」と心配したことを覚えています。
話しは変わって、皆さんは「顧みられない熱帯病」(NTD:Neglected Tropical Diseases)という言葉をご存知でしょうか?熱帯地域に集中して蔓延(まんえん)している寄生虫疾患や細菌による感染症のことを指し、世界の100を超える国々、とくに貧困層を中心に10億人以上が複数の疾病に感染し、有効な診断法や治療薬が少なく、年間約50万人が死亡しています。NTDの多くは先進国ではほとんどみられないため、実態把握が進まず、予防や適切な治療に十分な対策が講じられないままとなっています。こうした熱帯病の予防と撲滅には、国や製薬会社などが連携して包括的な対策を考えていく必要がありますが、医薬品を開発してもその採算性が低いことが予想されるため、治療薬の開発が進みません。このような理由から、Neglected(顧みられない)という表現が使われています。WHO(世界保健機関)では18の疾患群を「顧みられない熱帯病」としており、「デング熱」もこの中に入っています。
日本では、NTD対策を国際社会とともに効果的に進める必要性を早くから認識し、2000年の九州・沖縄サミットにおける「沖縄感染症対策イニシアティブ」、2008年の第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)などで感染症・寄生虫対策の継続を進め、2008年の北海道洞爺湖サミットでは、NTD制圧に向けた支援を盛り込んだ首脳宣言を採択しています。日本政府も、製薬企業、ビル&メリンダ・ゲイツ財団などとの共同出資による官民パートナーシップ、「グローバルヘルス技術振興基金」(GHIT Fund、ジーヒットファンド)を2013年に設立し、NTDを含む新薬開発に着手するなど取り組んでいます。また、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞された大村 智氏の研究で開発された「イベルメクチン」という抗寄生虫薬は、「顧みられない熱帯病」の中のオンコセルカ症(河川盲目症)およびリンパ系フィラリア症に極めて優れた効果を示し、中南米・アフリカにおいて毎年約2億人余りの人々に投与されこれら感染症の撲滅に貢献しています。また、世界中で年間3億人以上の人々が感染しながらそれまで治療薬のなかった疥癬症や沖縄地方や東南アジアの風土病である糞線虫症の治療薬としても威力を発揮しているとのことです。
先日、新聞に「フィリピン、世界初のデング熱ワクチン接種を中止 重症化の可能性」との記事が掲載されています。ワクチンを開発したフランスの製薬会社サノフィが、ワクチン接種によって、より深刻な症状が出る可能性があると警告したためとのこと。
12月は「「疾病予防と治療月間」となっています。豊かで安心して暮らせる日本という国に感謝するとともに、病気に苦しんでいる世界の人々のため、自分に何をできるのかをもう一度考えたいと思います。
Eクラブに関する案内
●2017年12月17日(日)クラブ総会(リアル例会)を開催致します。
場所:地区事務所(都城市 メインホテル内)
12:00~昼食
12:30~13:30 例会(クラブ総会)
例会終了後、クラブ管理運営委員会によるプレゼント交換を行います。
出席予定者:菊地さん、今福さん、桐明さん、戸高さん、西さん、宮本さん、
花里さん、今柳田さん、吉永
※メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
●2017年12月17日(日)リアル理事会を開催致します。
場所:地区事務所 (都城市 メインホテル内)
10:30~11:30
出席予定者:菊地さん、今福さん、桐明さん、西さん、宮本さん、
花里さん、今柳田さん、吉永
※メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
地区及び分区に関する案内
●「鹿児島市内IM」のご案内 !!NEW!!
日 時:2018年1月21日(日)12:00~受付 12:30~開会
場 所:鹿児島市民文化ホール 4階市民ホール
登録締切日:12月14日(木)
※メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
他クラブの行事等に関する案内
●「鹿児島西RC クリスマス家族会」のご案内
日 時:2017年12月20日(水)18:30~
場 所:城山観光ホテル 4F レインボーホール
会 費:5,000円
登録締切日:12月2日(土)
出席予定者:西さん、池さん、松岡さん(家族1名)
●「佐土原RC 創立30周年記念式典」のご案内
日 時:2018年2月25日(日) 10:00~受付
11:00~記念式典 12:10~記念講演 13:00~祝賀会
場 所:シーガイアコンベンションセンター(宮崎市)
登録料:10,000円
登録締切日:2018年1月20日(土)
※メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
●「全国Eクラブフォーラム及び、福山ロータリーEクラブ創立5周年記念式典」のご案内
日 時:2018年3月3日(土)15:30~受付 16:00~21:00 全国Eクラブフォーラム
2018年3月4日(日)13:30~受付 14:00~18:00 創立5周年記念式典
場 所:福山ニューキャッスルホテル(広島県福山市三之丸町8-16)
登録料:10,000円
出席予定者:西さん、今柳田さん、吉永
報告事項はありません。
一生成香・NO38「84歳。やっぱりめでたい。」
職業奉仕委員会 菊地 平
「90歳。何がめでたい」 佐藤愛子がヤケクソで書き上げたエッセイ集には90年間生きた人だけが得られる「人生」がいっぱい詰まっていました。
今月84歳を迎えた私は「やっぱりめでたい」と切り返してのタイトルです。
戦後は既に70年を超えていて、戦後生まれでも70歳を超えたわけですが、戦後の空気を吸って育った人間は、それ以上の年齢になっています。
天皇陛下と同年と言うこともあって、ことさら戦中・戦後を意識してしまいます。
それがこの頃は、いつの間にか後期高齢者と決めつけられて、それもトコロテン式に前期高齢者から後期高齢者となり、時には「老人の医療保険が莫大に膨らみ国民健康保険がパンクしそうだ」と、何か長生きは悪者みたいに言われて、グリム兄弟が200年も前に人間の寿命70歳と書いたことが、嘘のように長生きしております。
200年も前は、日本では「人生50年」と言われ、それが普通だと思ってきた時代もあったのです。それから60歳になると、「還暦」の祝い70歳では「古希」と祝われてきましたのが、最近は寿命が伸び過ぎて、99歳の白寿や百歳の紀壽の祝はめずらしくなくなり「茶壽」と言うのが出来て=茶の文字を分解すると二十と八十八の祝いとなり108歳まで、発明されていて、やっぱりめでたい事になっています。
わがクラブの会員年齢は地区の他クラブ平均よりかなり若いわけですから、あまり「老い」について語る事は如何かとは思いますが、誰だっていつまでも若くはないのですから、お許しください。
「自分の老い」は「他人の老い」とは違うと思うし、未知との遭遇でもあるし、新しい発見がある時は「老い」についてはアマチュアなわけです。ところが今月運転免許切替えに当たっては、つくづく老いを実感しました。
何しろ簡単には更新ができなくなるし、免許期間も短くなって、認知症検査から適正検査、運転技術まで丁寧な指導がされるのです。おまけに会場には同年代ながら、同じジジイや婆さん達ばかりなのです。先方もそう思って見ているのでしょう、同病憐みの眼付きなのです。
極め付きは免許証の写真です。老いはエースカレターのような下り方ではなく下り階段のような、ガクンガクンと老いて行くように思います。
なかには、毎月「老い」の定期積立貯金が一気に満期を迎えたかと心配になるほどのお年寄りもいて、運転免許証返納もできない事情ある高齢者の交通事故が多いはずだと納得した次第です。
私達の老いはどう変遷したかと言いますと、
40歳JC(青年会議所)を卒業した時は21名・JC8年会として、毎月飲み会と二次会をやっていました。60歳頃には隔月飲み会だけ、70歳になった頃からランチ会に、その頃から会員が次々と、天国へ入会してしまい半減して、80歳になったら、生存者8名となって皆ランチ会も出て来られなくなってしまいました。皆が病気や認知症・脳梗塞・がん再発・加齢黄斑変性症・特老ホームへなどなど、菊地だけがJCシニアクラブからのFAXやり取りが出来る状況で今も世話人となっています。有り難いことですが、持病はあります。金欠病というものです.そう言うと、いやいや私もです、と皆異口同音に言いますが、私のは、慢性疾患というべきものです。
今月は私にとって、めでたい事が3件ありました。
1つは、次男が8月広島北RCに入会出来て、11月第一例会でイニシエイションスピーチがうまくいったと、スピーチ内容の報告がありましたが、広島北RCは76名で伝統的に修正出席率100%を長年維持しているクラブです。
2つ目は、今月の家族・会食会を待っていたかのように、孫から、「ひ孫誕生予告」のサプライズでした。来年4月には単なるジジイからひい爺ちゃんと格上げになるという嬉しい予定です。
3つ目は、第12回プラスワン会が指宿で開催されたことです。
ここで、プラスワン会について、述べてみます。
2005~6年度ガバナーの時、地区方針として「プラスワン運動」を提唱いたしました。月信から一部抜粋してみます。地区協議会・演説の分です。
「ロータリー2世紀」は101年目を迎えるわけで、これを「100年プラス1年」とし「プラスワン運動」を提唱いたします。一人が100歩行くことよりも100人が一歩行く事を意味します。それはクラブの活動のすべてについてです。
クラブ奉仕であり、国際奉仕、社会奉仕、職業奉仕、新世代、R財団、米山そしてなによりも「会員の意識」にプラスワンであります。100年の歴史の評価に耐えうる言葉とするためにも「会員の意識」の先鋭化を望みます。
鐘は鳴らさなければ、鐘とは言えません。
歌は歌わなければ、歌ではありません。
愛は与えなければ、愛とは言えません。
同じように、ロータリアンとは、バッチを胸に付けただけではロータリアンとは言えません~~~~
~~~~各リーダーの方々は、私をはじめ、その「職分における名誉と同時に責務を伴う世話人」として、与えられた期間を、限りある期間として共に悔いなく努めて参りましょう。そして、リーダーとして「志高く」「使命感を持って」「100年の歴史に耐えうる努力を」共にいたしましょう。
人は自分の運命を変えることはできないといわれます。しかし自分の人生は変える事はできるのです。ロータリーがみなさんの人生を変えたように、今度は皆さんがロータリーを変える番なのです。~~と、訴えたのでした。
~~その一年間があって、時のガバナー補佐10人の心は一つになり、ガバナー目標推進に心を砕いていただき、「超我の奉仕」の賜物として成功年度となりました。
そのメンバーが毎年持ち回りで、夫婦同伴での一泊懇親会、翌日はエキスカーションでの親睦を楽しみ、勉強にもなります。今年度は11月11日~12日に指宿RC・前地区幹事の堀之内さんが第12回目のホストをされたのでした。
前にもお話しましたが、私がロータリーを退会している6年の間も、欠かす事なく続けられてきたのでした。
浪人となった老人(私)をズット同じ仲間として、処遇していただいたわけですが、13回目も奄美と決まり「プラスワン会は菊地PGが生ある限り続ける」とまで言われ84歳・誕生月に何よりのプレゼントをしていただきました。
目出度い事を追加します。
プラスワン会・川原さんが次年度ガバナーに就任されます。そして地区目標に同じ「プラスワン」を使いたい、次年度はロータリー財団101年目で100プラスワン~~としたいとの申し出があって「プラスワン」の復活です。快く了解をいたしました。
そして次年度地区大会・講演者の一人として、プラスワン会の笹山姶良市長を予定しているとの発表もありました。笹山市長は鹿児島県中部分区のガバナー補佐をしていただき、任期終了と同時に、加治木町長の選挙に初挑戦見事当選された方で、現在は姶良市長としてマスコミにも良く取り上げられています。
~~という事などで、84歳やっぱりめでたい~とした次第です。
長くなりますが、人間の寿命について、グリム兄弟の話をご覧ください。
メルヘンのグリム兄弟・ Web上から転載 寿命
神様が世界を創って、それぞれの生き物の寿命を定めようとしました。すると、ロバがやってきて、「神様、私はどのくらい生きますか?」と尋ねました。「30年だ。」と神様は答えました。「それで満足か?」「ああ、神様」とロバは答えました。「それは長いですね。私の骨の折れる毎日を考えてください。朝から晩まで重い荷物を運び、他の人たちがパンを食べれるように粉ひき小屋までなん袋も穀物を引きずっていき、ぶたれたり蹴られたりする他は何も励ましてもらったり元気づけてもらったりしないのです。この長い年月を少し減らしてください。」すると神様はロバを可哀そうに思い、18年減らしてあげました。
ロバはホッとして去り、犬が現れました。「お前はどれくらい生きたいかね?」と神様は犬に言いました。「ロバには30年が多すぎたのだが、お前はそれでいいだろう。」「神様」と犬は答えました。「それが神様の思し召しですか?私がどれだけ走らないといけないかお考えください。私の足はそんなに長くもちません。それにいったん声が出なくなり吠えられなかったり、歯が無くなってかみつけなくなれば、私に残るのはすみからすみへ走って行き唸るだけです。」神様は犬の言うことをもっともだとわかり、12年寿命を減らしてあげました。
すると猿が来ました。「お前はきっと喜んで30年生きるだろうな。」と神様は猿に言いました。「お前はロバや犬のように働かなくていいし、いつも楽しくやってるからな。」「ああ、神様」と猿は答えました。「そんな風に見えるかもしれませんが、全然違います。キビがゆが降ってきても、スプーンがありません。私はいつも楽しいいたずらをしたり、いろいろ変な顔をして人々を笑わせなくてはならないのです。りんごをもらってかじってみると、まあ、酸っぱいこと。どれだけ喜劇のかげに悲劇ありなことか。30年もとてももちません。」神様は恵み深く、10年減らしてあげました。
最後に人間が現れました。人間は楽しそうで健康で元気いっぱいでした。そして寿命を決めてくださるよう神様にお願いしました。「お前は30年生かそう。」と神様は言いました。「それで十分かね?」「何て短いんでしょう。」と人間は叫びました。「私が家を建て、火を自分のかまどで燃やし、木を植え花が咲き実を結ぶとき、私は死ななくてはなりません。ああ、神様、私の寿命を延ばしてください。」「それではロバの18年をそれに足そう。」と神様は言いました。「それでも十分じゃありません。」と人間は答えました。「犬の12年もお前にやろう。」「まだ少なすぎます。」「ええと、それでは」と神様は言いました。「猿の12年もやろう。だがそれ以上はだめだぞ。」
人間は去っていきましたが満足していませんでした。それで人間は70年生きるのです。最初の30年は人間の年月ですぐ終わり、そのときは健康で明るく、楽しく働き、自分の人生を楽しみます。次にロバの18年が続き、このときは次から次へと重荷を背負い、他の人に食べさせる穀物を運ばなくてはなりません。そしてなぐられたり蹴られたりするのが、一生懸命務めたことの報いです。それから犬の12年が来ます。そのときはすみにいて、うなり、もう噛む歯がありません。これが終わると、猿の10年でおしまいになります。そのとき人間は頭が弱って愚かになり、ばかげたことをして、子供たちの笑い者になります。