「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)
2017-18年度 会長テーマ
「例会に積極的に参加し、学びを深める」
~楽しく・感動に出会える例会(場)をみんなで作ろう~
みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第18回(通算第152回)例会を開催いたします。
朝晩は寒くなってきました(今週は少し暖かいようです…)が、毎日「満足度の高い睡眠」を取ることができていますか?今回は睡眠についてお話しいたします。
睡眠は「ノンレム睡眠(脳が眠っている状態)」と「レム睡眠(脳が起きている状態)」を交互に繰り返す事で、心身と脳の疲労を取り除いています。ノンレム睡眠には、脳の休息の度合に応じた段階があり、最も脳が休息出来ている段階を「深睡眠」と言います。「深睡眠」は脳を休息させる為に最も重要な睡眠で、睡眠時間全体に占める割合として約10%と言われています。また、人間は眠り始めの3時間で「深睡眠」に達すると言われており、眠りはじめにどれだけストレスなく「深睡眠」に到達するかが、熟睡感を感じるポイントになるそうです。
通常は、就寝前に体温が上がると身体の表面、特に手足から放熱されて体温が下がり、眠くなります。この就寝前の体温調節が非常に重要なのですが、冷えやストレスの影響で、就寝前の体温調整がうまくできない人が増えています。冷えを感じている人は、手足などの末梢血管の血液のめぐりが悪く、熱が運ばれにくいことが原因です。また、ストレスを感じている人は、交感神経が優位になり、血管が収縮するため、体温調節がうまくできません。健やかな生活を送るためにも、睡眠の質を高めることが大切です。
「満足度の高い睡眠」とは、スムーズな入眠、夜中に起きない、さらに、翌朝の起床時に『よく寝られた!』と感じられることです。
以下に「効果的な快眠対策」の一部をご紹介いたします。
(1)スムーズに入眠するために
体温や寝室の温度・湿度、さらに寝床の中の環境を整えると、眠りやすくなります。
①入浴で体温のリズムを作る
寝る1時間前の入浴で身体を芯から温めリラックスすることで副交感神経が優位になってきます。38~40度のぬるめのお湯に10~20分位ゆっくりとつかりましょう。
②寝室だけでなく寝床の中の温度も大切
冬の寝室では16~19度で、睡眠感がもっとも良くなります。リビングから寝室に入ったときに寒いと感じると、交感神経が興奮して眠気が覚めてしまいます。また、夜中にトイレに行く時も、部屋や廊下が寒いと脳卒中や心臓マヒを起こすこともありますから、注意が必要です。寝床の中は、体温に近い32~34度が最適です。眠る1時間くらい前から、電気毛布や湯たんぽで温めておくと、眠りにつきやすくなります。
③寝る前の強い光は厳禁
夜9時をすぎると睡眠に必要なメラトニンの分泌がはじまりますが、その時間にパソコンやテレビ、スマートフォンなどの強い光を浴びると良い睡眠の妨げになりますので注意しましょう。
④乾き過ぎは禁物
冬はただでさえ空気が乾燥し、エアコンを使うとさらに湿度が下がってしまいます。ノドを傷めたり風邪をひかないためにも、加湿器を使用したり濡れたバスタオルを部屋につるすなどして、湿度が50%~60%になるように調整しましょう。
(2)寒い朝でもスッキリ起きるために
起きやすい環境を作ることで、朝が苦手の方でも、努力をせずに布団から出やすくなります。
①光で体内時計をコントロール
朝は目が覚めたら、すぐに明るい光を浴びましょう。強い光は、最強の目覚まし効果があります。太陽の光を直接浴びるのがベストですが、日の出の時刻が遅い時期は、部屋の照明だけでも全灯にしましょう。
②布団の中での軽い運動
低血圧や低体温の人は、朝、布団を出なくていけないことが分かっていても、体が言うことを聞いてくれません。そんなときは、布団の中で寝転んだまま、まず6~10秒間全身に力を入れ、次に同じく6~10秒間、完全に力を抜きます。(アイソメトリック運動)これを3セットもすれば、血圧と体温が適度に上がってきて、「よし、起きよう!」という気持ちになります。
③西郷式起床術
鹿児島の英雄・西郷隆盛も若い頃は朝が苦手で、困っていた西郷さんは、何とかして早起きを身につけたいと決心します。そこで考えついたのが「西郷式起床術」です。朝、目覚めるのと同時に掛け布団を部屋の隅まで蹴飛ばします。「いま何時だろう?」などと考える暇もなく。そして、すぐにトイレへ行きます。こうしているうちに、だんだんと目が覚めていくというやり方です。西郷さんらしい豪快な起床方法ですが、心臓病がある人や高血圧の人、脳卒中を起こしやすい人などは、いきなり起床すると極端に血圧が上がってしまい発作が起こりかねないので、やらない方が賢明です。
寒くなると外で体を動かすことが少なくなり、体調も崩しやすくなります。今回の話しを参考にしていただき、自分の体調に合った「効果的な快眠対策」を続けることで、仕事もプライベートも充実した「寒い冬の時季」をお過ごしいただければ幸いです。
当クラブではメインプログラムでテーマを決めてクラブ会員による投稿を行っており、これまで「自己紹介」や「私の職業奉仕」と題して行ってきました。
今年度は、新たなテーマとして「ロータリーに入会して」を始めます。
ロータリーに入会して感じていること、考えていること、今後のクラブの改善・発展につながる提案など、会員の思いをご紹介するとともに、意見交換の場(例会)となればと思います。
「ロータリーに入会して」
幹事 吉永 由香
私がRCに入会したのは、RACに在籍していたことがきっかけで、Eクラブ発足時に声をかけて頂きました。
RACでの人との出会いや経験は、なにものにも変えがたいものであり、そのような機会を提供してくださったRCに大変感謝しておりました。しかし、RACの立場で見ていたRC。私がロータリアンになることはおこがましく、一会社員である私には時間的にも費用的にもとてもハードルが高く、金銭面での貢献が出来ないことは入会する資格もないと思っておりました。
Eクラブにと声をかけて頂いた際、ネットでの例会であれば仕事に支障をきたすことなく、会費も安いので、これであれば私にも出来るのではないかと思う反面、RACと違い、年齢制限のないRCでこれから先ずっと続けていけるのかという不安はありましたが、EクラブのチャーターメンバーがRACで共に活動したメンバーが多かったことから、続けられるところまでやってみようと思い入会させて頂きました。
RCに入会して、RACと違って自分達で直接何か活動を行うという機会はほとんどありません。認証状伝達式・チャーターナイトの時に一番感じたことですが、何かの行事の時には何度も集まって打ち合わせ行うというのが当たり前になっていた自分にとって、ほとんど直接的な打ち合わせを行わないまま当日を迎えるという不安は今までにないものでした。会員の居住地が離れていることも一因であったと思いますが、RCではこういうものなのかと思った事でもありました。
入会して最初の頃は、例会には参加しているものの、コメントを書くだけで、他の会員のコメントに目を通していませんでした。地区行事に参加した時には出席補填となるので例会に出席しなくても良いかなという気持ちも正直ありましたが、自分が卓話をしたことがきっかけで、苦労して書き上げた原稿を欠席した方が見ていないことが残念で、毎例会、誰かが同じような苦労をして原稿を書いていることを考えると、出席率の問題ではなく、自クラブの例会に出席すべきだという気持ちで例会に臨むようになりました。また、自分の卓話に対して、皆さんがどのような感想を持っているのかが気になってコメントを読むようになり、その後も自分とは違った視点でコメントされていることが勉強になり、他の会員のコメントも読むようになりました。
会費は安いものの会費以外の出費も多く(地区行事や周年行事等)、寄付も目標額を提示され、それを下回ることには罪悪感を感じます。これだけのお金をかけて続ける価値があるのかと考えた時期もありました。それを変えたのは、元RI会長の田中作次様と中村靖治様との出会いでした。入会して最初の年の宮崎県IMでのことで、私にとって元RI会長というのは雲の上の存在でしたが、入会して最初の年にお目にかかりお話を聞くことが出来たこと、また、中村靖治様が同郷出身とのことで、気にかけてくださり「何かあったらいつでも連絡してください。私は由香さんのサポーターですから。」と仰って頂いたことが何よりも励みになりました。
目から鱗が落ちたのは、大重ガバナー年度での職業奉仕についてでした。社会奉仕と職業奉仕の違いについてはなんとなく理解しているつもりでしたが、昨年のガバナー公式訪問で大重ガバナーから職業奉仕について詳しくお話しがあり、職業に奉仕することがRCの金看板であること、そして、これは経営者かどうかということではなく、一会社員である私でも取り組める、取り組むべきことであり、それまで自分の中で引っかかっていた金銭面での貢献があまり出来なくても、職業に奉仕すること、またRCはそれを学ぶ機会でもあるということが、RCでの存在意義を感じる瞬間でもありました。
Eクラブは会員が各地に居住している為、基本的にはメールや電話でやり取りをし、会議を行う時には中間地点で集まるというのは、RACで地区役員をしていた感覚に似ていると思います。また、クラブで会計と幹事を務めてきましたが、RAC時代に地区会計、地区幹事をした経験が大変役に立っております。
RAC経験者がRCに入会することは、RCについての知識を多少なりとも持っており、RACでの経験を活かしながら活動していけるという点で良いと思います。
クラブの歴史が浅く、手探りで進める部分も多々ありますが、クラブ内に菊地さんという大きな柱が居てくださったことが、何よりも恵まれていることだと感じています。
ロータリーに入会して良かったと思っている今のこの気持ちを持ち続ける為にも、常に学ぶ気持ちで取り組んでいきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
「ロータリーに入会して」
SAA 今柳田 幸代
私とロータリーの出会いは、20代後半にローターアクトに入会した時です。その時のロータリーに対するイメージは、経営者の集まり、雲の上の方々という感じでした。
アクト活動をする中で、親クラブのロータリアンの方々から職業に関する話、社会人(職業人)としての在り方、奉仕することなど、本当に幅広く多くのことを学ばせていただきました。そして、アクターである私たちのことを考えて、時には厳しい指導してくださることもありました。その度にハッとさせられ、自分の未熟さを感じ、しっかりと自分に向き合い、行動することを学びました。この経験は、私自身の生き方をも変えてきたように思います。4年弱というとても短い期間でしたが、クラブ会長、地区役員、全国大会実行委員まで行うなど、本当に凝縮された4年間でしたので、悔いなく卒業したという思いでした。
そのような充実した数年間を過ごし卒業した後、教員であった私は、特にほかの活動をすることなく、普通に過ごしていました。その生活に不満はありませんでしたが、職場では将来の目標や生き方などを語り合うような機会は少なく、時々開催されていたアクトのOG・OB会は、当時指導してくださっていたロータリアンの方々も同席してくださっており、同窓会のような楽しさとそれぞれの現状を報告しあいながら異業種の学びを頂ける貴重な機会となっていました。そのOG・OB会で、Eクラブというweb上で例会を行うロータリークラブを作ることができるようになったこと、世界にはいくつか実際に活動しているEクラブがあることなどを教えていただいていました。でもその時はまさか自分がEクラブのチャーターメンバーになるなんて思ってもいませんでした。
しかし、その時はやってきました。大迫ガバナー年度のアクトの地区大会に参加させていただいた時、Eクラブ発足のお話を伺い、お誘いいただき、他のアクトOG・OBと一緒に入会することになりました。正直に言うと、迷いがなかったわけではありません。ロータリーは経営者の集まりで、地域のリーダーとして活躍されている方々がいらっしゃる場であるのに、教員の立場の私が同じ場に立って良いのだろうか、アクトは年齢制限があったけれどもロータリーは一生のこと、本当に続けられるのだろうかなど、不安に思うことはたくさんありました。しかし、アクト時代に「与えられたチャンスを活かせるかは自分次第、自分がどんな人生を送りたいか、自分が気付かない可能性を見出してくれるのは自分ではなく他人、そこで行動できるかどうかが人生を変える」と教えてくださったロータリアンの言葉を思い出し、とにかくやれるところまでやってみようと決めて、入会しました。鹿児島弁のことわざ「泣こかい 跳ぼかい 泣くよか ひっ跳べ(泣こうか、跳ぼうか、泣いて迷うより飛んでしまえ)」の思いでした。
実際に入会した後は、クラブ幹事3期、SAAを2期とクラブの運営に直接関わる役割を頂きました。クラブ幹事を務めていた時は、毎週の例会を滞ることなく運営すること、地区からの連絡をもれなくクラブ会員へ伝えること、ガバナー事務所や地区の委員会等への報告を期限内に間違いなく行うことなど、本当に必死にやっていました。初めのころは大変なことを始めてしまったなと少し後悔する気持ちもありました。しかし、例会でメーキャップしてくださったロータリアンの皆様のコメントを読ませていただく中で、自分たちがやっていることを評価してくださり、応援してくださる方々がいるということがわかり、背中を押していただいた感じでした。特にクラブとしてスタートした1年目は宮崎県西部分区のガバナー補佐、各クラブの会長・幹事をはじめとするロータリアンの皆様が地区の行事等でお会いする度に声をかけてくださり、いつも気にかけてくださって、初めてで緊張している私を支えてくださいました。また、準備委員会の時からお世話になっていた鹿児島西RCの深尾様や川平様、大迫パストガバナーや田中パストガバナー、安満パストガバナー、山下パストガバナーを始めとする地区役員の皆様からも多くの声をかけていただき、いろいろな場でEクラブについて紹介させていただく機会を設けていただきました。「ロータリーの友情」という言葉をよく聞きますが、本当に実感しました。そして、今でも温かい言葉をかけていただいています。本当に感謝しています。
大変だったけど、時間と労力をかけただけのメリットを実感できた1年でした。ありがたいことに私は役割を頂いたことでロータリーの会にたくさん参加することができ、たくさんのロータリアンに顔を覚えていただき、声をかけていただけるようになり、多くのことを学ぶことができました。幹事1年目に参加したRLIの学習会も私にとってロータリーを知るとても良い学習の場でした。初めてだからこそ、どうどうと恥をかけたというところもありました。今でも思い出すと恥ずかしいですが、DLの皆さまはどの分科会でも温かく話を聴いてくださり、同席したロータリアンの皆さまもEクラブに興味を持ってくださり、メーキャップまでしてくださった方もいらっしゃいました。ロータリアンの皆さまの温かさ、謙虚さや誠実さを感じた時間でもありました。
人との出会いでは、田中作次元RI会長と中村靖治パストガバナーとの出会いもとても大きな出来事でした。宮崎県のIMで講演を聴き、感動し、ロータリーに入会しなければこのようなすごい方々の話を聴くこともできなかったし、話をさせていただくこともできなかったのですから、ご縁を頂いたことに感謝しかありません。一緒に出席していた吉永会員と講演後に熱く語り合ったことを今でも覚えています。未熟な私たちに、「こうしてロータリアンとして存在していることに意味がある」と言っていただけたことは、まだ何も知らず、何もできずにいる自分がロータリーの会員としていろいろな場に出ていくことに良いのだろうかと感じていた時だったので、本当に心強いお言葉でした。
そして、Eクラブで菊地さんをはじめとするEクラブの会員の皆さまと出会えたこと、これは私の人生にとって宝物のような出会いです。本当に大切にしていきたいと思っています。
スタートするときに幹事挨拶で「入会して良かったと思ってもらえるクラブに」と言った言葉がクラブ会員みんなの力で形になってきているのを実感します。本当にありがたいなと思っています。
このような感じで5年目に突入しています。
今振り返って思うことは、『Eクラブに入会して本当に良かった』ということです。この思いを持ち続け、さらに学びを深め、自分自身を高めていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。