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ロータリー財団月間について

ロータリー財団委員長    市來 学

 
今月はロータリー財団月間ですので、ロータリー財団についてより理解を深めて頂けるよう歴史等綴らせていただきます。

ロータリー財団の父と呼ばれるのは6人目のRI会長、アーチ・フランクです。
「ロータリーが基金を作り全世界的な規模で慈善、教育、その他社会奉仕の分野で、何か良いことをしようではないか」
と1917年アトランタ国際大会で提案し、数ヶ月後にこの新しく誕生した基金に米貨26ドル50セントの最初の寄付金が寄せられ、この基金がやがてロータリー財団に発展して行きます。
そして、アーチ・フランクは
「われわれはこの財団を今日明日の時点では無く、何年、何世代の尺度で見つめるべきである。なぜなら、ロータリーは幾世紀にも渡る運動だからである」
と述べています。アーチ・フランクはロータリーを不滅にする手段として基金を構想しました。それについてこう述べています。
「ロータリー財団は、レンガや石の記念碑を建てるものではない。たとえ、大理石に文字を刻んだとしても、やがては崩れてしまうだろう。真鍮を使ったとしても、いつかは汚れてしまうだろう。だが、心の中にその精神を刻むなら、そしてロータリー精神と、神を恐れ同胞を愛する気持ちを吹き込むならば、我々が刻んだものは永遠に輝き続け、文明の続く限り、ロータリーを不滅のものとするだろう。」と。

ロータリー財団の正式名称は、国際ロータリーのロータリー財団です。ロータリーの奉仕の理念を信奉する点では国際ロータリーもロータリー財団も一体のもので、「ロータリークラブは、場所を問わず一つの基本的理念を持っている。それは奉仕の理念で、他の人々を思いやり、他の人々の役に立つことである」と書かれています。

財団の発展に少し触れると、1947年1月27日にポール・ハリスがイリノイ州シカゴの自宅で亡くなった。70カ国以上30万人以上のロータリアンがロータリーの創始者の死を悼んだ。しかし、ポール・ハリスの死は財団の転換点になった。ポールの逝去で寄付が国際ロータリーに相次いで寄せらせた。財団はポール・ハリス記念基金をもうけ、ポールに敬意を表したいロータリアンに対して財団寄付をお願いした。その反響は素晴らしいものだった。翌年の7月までに、米貨130万ドル以上が寄付された。1947年には最初の財団プログラムが実現された。それは、高等研究奨学金と呼ばれるもので、これが最初のプログラムで後にロータリー国際親善奨学金、未来の夢計画の奨学金へと発展し続けていく。
財団の発展はプログラムを開発した時に始まった。世界中のロータリアンの心を捉えたプログラムだったのだ。どのプログラムもロータリーの理念を掲げ、育むものばかりだ。

更に、1957年にロータリー財団は財団の活動に寄付した人々への感謝を示す手段として、ポール・ハリスフェローの認証を開始した。と資料に書かれております。
また、1965年になると新たに、研究グループ交換(GSE)、技術研修のための補助金、マッチング・グラントの3つのプログラムが開始されました。
1978年には大規模な人道的取り組みを可能とする、保健・飢餓追放・人間性尊重(3-H)補助金プログラムを創設し、この3-H補助金プロジェクト第1号として、フィリピンの600万人の子供たちにポリオの予防接種が実施されました。
1985年には、ポリオプラス・プログラム、1987年には、ロータリー平和フェローシップが、創設され、2013年には、未来の夢計画として世界中のロータリアンがグローバルなニーズに応えることができる様、新しい補助金モデル(地区補助金、グローバル補助金、パッケージ・グラント)が導入されました。

1917年に26ドル50セントの寄付から始まったロータリー財団は、今や10億ドル以上の寄付を受ける程の大きな財団に成長しております。
ロータリー財団はこうして多くの方に支えられ、人道的分野や教育面での支援活動を続けています。

今回は、ロータリー財団の歴史について少し書かせてもらいました。
現在行われているロータリー財団の活動にもご理解いただき、可能であれば皆様からのご寄付を宜しくお願い申し上げます。


　2730ジャパンカレントロータリーＥクラブ会員用　 ロータリー財団寄付口座　
ａ ゆうちょ銀行から振込みする場合（「ゆうちょダイレクト」の利用で振込手数料が無料）

銀行名	ゆうちょ銀行
記　　号	１７３９０
口座番号	２１５７４０５１
口座名義	２７３０ロータリーＥクラブ　財団

ｂ 他金融機関から振込みする場合

銀行名	ゆうちょ銀行
記　　号	七三八（読み　ナナサンハチ）
店　　番	７３８
預金種目	普通預金
口座番号	２１５７４０５

当クラブではメインプログラムでテーマを決めてクラブ会員による投稿を行っており、これまで「自己紹介」や「私の職業奉仕」と題して行ってきました。

会員増強維持副委員長　池　海英

 

第14回例会（通算第148回例会）にメークアップされた方は、以下の８名（地区内５名、地区外３名）でした。