「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)
2017-18年度 会長テーマ
「例会に積極的に参加し、学びを深める」
~楽しく・感動に出会える例会(場)をみんなで作ろう~
みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第9回(通算第143回)例会を開催いたします。
9月は、前回例会でお話しした「基本的教育と識字率の向上月間」と合わせて、日本国内地区のみの特別行事として「『ロータリーの友』月間」が設定されています。
「ロータリーの友」は国際ロータリー(RI)理事会で承認された日本国内でのロータリー地域雑誌です。RI本部で編集・発行している機関紙「The Rotarian」の中から指定されている記事を日本語に翻訳して掲載し、それ以外では、読者が興味を持ちそうな記事やその地域でロータリー活動の参考になりそうな記事を掲載することができます。世界で31誌(The Rotarian含む)あり、その地域で使われる言語に翻訳して掲載しています。記事だけでなく、名称や表紙にそのお国柄が表れています。「ロータリーの友手引書」等に掲載されていますのでご確認ください。また、「ロータリーの友」の名称について、1957年7月に開催された第2回準備委員会のなかで投票によって決定されました。提案した岐阜ロータリークラブの遠藤健三氏は、“主婦の友(※)からヒントを得た”と述べられています。
(※主婦の友:主婦向けの代表的婦人誌で、1917年~2008年の期間で発刊)
ところで、「ロータリーの友」は表も裏も表紙であることをご存知でしょうか?
『ロータリーの友』は、右開きの表紙と左開きの表紙が1冊に存在し、左開きは横書きの文章、右開きは縦書きの文章で構成されています。横書き文書は、『The Rotarian』の中から世界のローアリアンに向けた内容の記事を日本語訳したものが掲載され、縦書き文書は日本国内のロータリークラブに関連した記事が記載されています。創刊された1853年1月時点では全て横書きでしたが、俳壇、歌壇など日本的な記事は縦書きが読みやすいことから、1972年1月から現在の形式となりました。
さて、ロータリアンの三大義務(会費の納入、例会出席、ロータリー雑誌の購読)でもある「『ロータリーの友』の購読について、どのように取り組まれているでしょうか?
2730ジャパンカレントロータリーEクラブ定款」の第17条1節に「各会員は、会員身分を保持する限りRIの機関雑誌またはRI理事会から本クラブに対し承認ならびに指定されているロータリー地域雑誌を購読しなければならない。」とあります。購入料は会費に含まれていますので、読みたい、読みたくないに関わらず定期的に送付されます。送付された「ロータリーの友」を興味深く読み、これからのご自身のロータリー活動に活かすことが重要です。
私(会長就任後)は、毎月インターネット上の電子媒体で閲覧し、RIが設定している特別行事に関する記事や日本の各地域での取り組みを紹介する「ロータリー アットワーク」を中心に閲覧します。その後、リアル理事会やリアル例会等で2~3ヶ月分の印刷媒体を幹事から受領しますので、“パラパラとめくり”興味があるところを読んで、この「会長あいさつ」の作成等に役立てています。今回の「会長あいさつ」の内容の一部についても、「ロータリーの友 9月号」に掲載されている「ロータリーの友月間~より身近な『友』を目指して~」の記事から一部引用しております。是非、ご一読いただければと思います。
各ロータリークラブでは、「ロータリーの友」の“見どころ”を会報に記載することや例会での輪読会を行うことで「ロータリーの友」の閲覧推進及びロータリーの理解促進に努められているようです。
今年度の当クラブ会長テーマである「例会に積極的に参加し、学びを深める」を実践するため、引き続き会長あいさつの中で記事内容等の紹介を行いたいと考えています。会員の皆さんも、“義務だから読む”ではなく、“ロータリーの理解を深める”ためにご活用いただくようお願い致します。
当クラブではメインプログラムでテーマを決めてクラブ会員による投稿を行っており、これまで「自己紹介」や「私の職業奉仕」と題して行ってきました。
今年度は、新たなテーマとして
「ロータリーに入会して」を始めます。
ロータリーに入会して感じていること、考えていること、今後のクラブの改善・発展につながる提案など、会員の思いをご紹介するとともに、意見交換の場(例会)となればと思います。
「ロータリーに入会して」⑤
会計 廣田みき
ロータリークラブに入会させて頂き4年が経ちました。
30歳までローターアクトクラブで8年活動させて頂き、ロータリー活動の一つである、青少年奉仕の素晴らしさ、青少年奉仕活動に対するロータリアンの情熱を感じ、ロータリーに魅力を感じておりましたが、私がロータリーに入会することが出来るとは思っていませんでした。
Eクラブ立上げのお話をお聞きし、ご推薦を頂きましたが、当初はロータリー活動が出来ることが嬉しい反面、続けることが出来るだろうかと喜びと不安が交ざり、少し複雑な気持ちを持っていたことを思い出します。
ですが、せっかくご推薦頂き、ローターアクト活動を共にした仲間や先輩方も一緒でしたので、この機会を活かしたいと思い、無理せず、長く続くように参加していこうと開き直りました。
入会当初は、Eクラブの長所である24時間例会参加可能なことは、毎週の習慣にすることが正直負担でした。それでも例会、リアル例会、活動、地区行事などに参加することで気持ちは変化していきました。
例会での皆様のコメントは様々な角度からの感想や発想、私自身に当てはまることなど、とても刺激的で例会に参加することが楽しみになっていきました。年に数回しかお会いできませんが、毎週コメントを拝見しているからか、あまり違和感なく、スムーズにお話が出来ると感じています。
「私の職業奉仕」がテーマの時には、職業に対する考え方、姿勢を学ぶことが出来、日々の業務に当てはめ実践し、考え方の幅が広がりました。ロータリーの活動はこのように日々に活きてくるのだろうと感じるようになりました。
私の長年の課題である、謙虚に学ぶ姿勢を、忘れずに例会に参加することで気づきを頂ける大切な時間を大事にしていきたいと思います。
これからも私自身、ロータリーを楽しみ、学び、継続することで、会員増強へも貢献出来るよう、青少年奉仕を経験した多くのロータリーファミリーに繋げていくことも意識しながら活動していきたいと思います。今後も宜しくお願い致します。
「ロータリーに入会して」⑥
奉仕プロジェクト委員会副委員長 藤田 康浩
今年の2月に入会させていただき、現在7か月が経過いたしました。
ロータリーについて多くを語るには経験不足・不勉強の身ではありますが、毎週の例会にて多くの「学びと気づき」を頂いております。
入会の動機は、以前在籍していた鹿児島青年会議所にて同期入会でした小牧前会長からのお誘いです。急な転勤で鹿児島から福岡へ生活拠点を移したばかりの時期で、多少の鹿児島への望郷の念に背中を押された思いです。
ただ、ここ数年、地域社会への私的な貢献ができていなかったことへの空虚感もあり、近い将来でロータリーに入会しようかと検討をしている時期でもありました。
そういった私の状況を察してなのか、小牧前会長の「Eクラブ」へのお誘いはまさに時を得たお誘いであったと感じております。
ここ数年、業界や社風といった狭い範疇で活動していた私にとって、半年余りの毎週の例会で皆様の寄稿を拝見することは、いかに近視眼的に物事を考えていたかを痛感することとなりました。皆様長年ロータリーで活動され、日常の生活の中に社会奉仕が溶け込んでいるように感じております。不勉強な私にとって、一読しただけではなかなか理解できないことも多々ありますが、皆様のご経験からくる多様なアプローチは、大いに学びと気づきを頂くものとなっており、形而上的な考え方を支えていただいております。
最近おろそかになっていた、地域や社会への奉仕という認識が、改めて芽生え始めております。
「行動を変えるには考え方をかえる。考え方を変えるにはより多くの知識を得る」
恐らく、今後の私の日常が無意識ながらも、奉仕の精神に根差したものになるものと期待しております。
今はただ、先輩方の奉仕の姿を拝聴することしかできておりませんが、ロータリーの精神をしっかり学び、私なりの奉仕の姿をお伝えできるように精進したいと思います。
現時点ではリアルな例会が実現できずにおります。物理的な問題もありますが、まだまだ腰が引けているのかもしれません。機会を得て皆様と直接お会いすることが次の一歩と思っております。
ロータリアンとして力不足の身ではありますが、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。