研修リーダー　東　岳也

私の職業奉仕

ロータリー財団委員長　　市來　学

私は平成3年に土木会社としてイムズを起業しました。特殊土木を中心に営業させていただき、9年後に有限会社として法人化し、平成24年に有限会社SUISMに商号変更を行い現在に至っております。
港湾工事から地下土木、水路に関わる特殊工事を経て現在は浄化槽のメンテナンス工事を中心に行い、商号変更と同時に美容事業部を立ち上げ現在まで営業させていただいております。
浄化槽のメンテナンス工事では主に不具合、破損を起こした浄化槽を補修する作業を行っております。浄化槽が何らかの原因で破損いたしますと汚水の浄化がきちんと行われないまま河川へ流出してしまったり、亀裂から土壌へ浸透してしまい土壌汚染や地下水の汚染を引き起こしてしまいます。我々が補修をすることでこれを食い止める事が出来るため微力ではございますが、自然環境を守る事に寄与できているのではないかと思っております。

浄化槽は日本独自で開発されたもので、とでも有効な汚水浄化装置です。メーカーによる海外への普及、技術者による技術移転なども行われておりますが、私の訪れたアジアの国々は都市部でもトイレの水は地下に掘った穴に側壁だけを作り底は土のままにしておき地下に浸透させており何年かして汚泥がいっぱいになった時に引き抜くようにしている家が多く、その近くに浅く掘った井戸の水を生活用水にしている家も多いため　水質はとてもよくないものと思われます。洗い物やシャワーなどの生活排水はそのまま河川に流している所がとても多く、日本でも以前私たちが目にしていた、泡が浮き　汚く濁り、そして悪臭を放つどぶ川が現在でも当たり前に存在しております。特に地方や農村部など垂れ流し状態です。
その汚い水で行水を行ったり、洗い物をしたり家畜の飲み水にしている地域もあります。
しかしそれが当たり前と思っているため、その水が体にとてもよくないという概念が薄いようです。

以前は主にインドネシア、ベトナム、現在美容事業等でタイを始め周辺国にご縁があるので浄化槽を提案した事があります。養鶏、養豚、ナマズの養殖業者などに声をかけていただき説明等いたしました。業者の方は比較的排水に対しての意識は高くODAなどを活用し糞尿でバイオガスなどに変えることはしておりましたが、その後の処理までは費用が掛かるのでできないとの見解でした。一般の方々は費用をかけてまで なぜ自分だけ汚水を綺麗にしなければならないか、というのが概ねの意見でした。まず、行政が取り組みを行わないとなかなか前に進まないかんじです。日本も補助金を設けることで普及を進めてきた経緯があります。やはり何よりも行政及び人々の意識改革からしなければならないというのが実状でした。以前より現地でも安くで作れる簡易型浄化槽の仕組みは当社でも考えております。高度処理とはいきませんが十分に汚水を浄化できます。時間はかかるかもしれませんが、少しでも環境を良いものに変えていけるよう今後の私の活動の中で提案できる機会を探っていこうと思います。

また美容事業においては、美と健康を第一に考え、安心安全にご使用、また食して頂ける商品作りに専念いたしております。原材料にこだわり、由来までしっかり調べ皆様に自信を持ってお薦めできるようにする事が私のポリシーです。自然由来の原材料を使用し経皮毒を心配せずデリケートなお肌も洗っていただけるボディーソープ、安心して食していただき体の内側からきれいになって頂けるよう1本のスティックに素晴らしい成分を詰め込んだオールインワンのゼリー、この2つを現在当社で作り卸および販売させていただいております。美と健康をケアできる商品づくりにこれからも邁進していきます。
また3年ほど前より海外事業にも力を入れさせていただいております。少し前ですが 海外で素材を探しておりましたら、現代人を救う最強の素材と出会うことができました。現段階では素材をまだ公表できる状況にございませんが、輸入と商品化のためにこつこつと準備を進めているところです。必ずやこの商材が日常使っていただくことで皆様の健康を下支えしてくれる事に自信を持っております。

人はやはり健康であることが一番大事なことだと思います。やりたい事、しなければならない事があっても体を悪くしてしまえばとても難しいことになってしまいます。
私が関わっていく商材により皆様の健康、そして美しさの一助になれば職業奉仕と言えるのではないかと個人的に解釈している次第です。

海外、国内を飛び回っていることが多く、ロータリークラブの行事、自クラブの行事にも参加できないことが多く皆様にご迷惑をおかけして申し訳ないと思っております。
遠くにおりましても、4つのテストを頭におき職業奉仕ができるよう心掛けていく所存です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
 

 

第36回例会（通算第126回例会）にメークアップされた方は、以下の７名（地区内５名、地区外２名）でした。