鹿児島城西RC30周年記念式典・祝賀会に出席して
例会プログラム委員長 花里 隆二
日時 : 2016年9月3日(土) 13時30分~21時00分
以下の4パートの構成で、姉妹盟約を締結し山形中央ロータリークラブも25名の参加があり、台風の中でも総参加者約180名、鹿児島城西プロバスクラ20周年、鹿児島城西地域社会共同隊(RCC Can)15周年と30周年記念事業の発表も合わせて盛大に開催されました。
私も鹿児島城西地域社会共同隊(RCC Can)の隊長として5年間やりましたので、感慨無量でございました。
以下に簡単に出席報告を致します。
1.市民講座「糖尿病にならないための生活習慣と糖尿病の治療について」
(東京医科大学 小田原 雅人 教授)
・糖尿病のカロリー量は、過去から現在にかけて変わっていないが、運動量が減っていることによるもの。特に、車の保有台数が増加等であるかなくなっている。
・糖尿病は慢性合併症、血管障害を誘発するリスクが高く、心筋梗塞・脳卒中が発生するリスクが正常な人の3倍ある。
・糖尿病予備軍というものがあるが、これは糖尿病になっていないということで安心してはいけない。糖尿病に近いことを示すものであり、心筋梗塞・脳卒中が発生するリスクが正常な人の2倍ある。
・運動習慣:週2回以上でかつ30分以上の有酸素運動が効果的である。これに筋力トレーニングのようなレジスタンス運動を取り入れると効果はさらに高まる。
・食事も大切で糖質は適切にとり、食物繊維を含む食品を野菜・おかず・ごはんの順番で食べるのが効果的、三角食べは血糖値を上がる。
・生活習慣の改善・運動としては早歩きが良い、心臓病予防として魚(EPA・DHA)をリスク食べると効果あり。アメリカでの大規模実験で、魚を週5回以上たべたところリスクが3割減ったという結果もあるが、バランスが大切です。
・喫煙も血管合併症のリスクを増加させるもので1本吸うだけでも冠動脈が縮み、コ
レステロールをあげる原因、血栓がつまり心筋梗塞を誘発するリスクがある。
・食事予防としては、腹八分目、食品の種類は多く、ゆっくりよく噛んで食べ、朝、昼、夜は規則正しくすることで食事量は減る。
・糖尿病は、すべての種類のいずれかのがんになるリスクは1.2倍ある。また、骨租粗鬆症、認知症、歯周病にもかかるリスクが高くなる。
2.鹿児島城西RC30周年記念式典
30周年記念事業の一環として、赤十字鹿児島支部に献血輸血車1台の寄贈、
鹿児島城西地域社会共同隊のイベント「親子で触れ合う江口浜地引網」事業の実施
報告、記念講演として、「『陶房雑談』」(十五代 沈 壽官)が行われました。
3.「『陶房雑談』」(十五代 沈 壽官)
・沈 壽官は、初代豊臣秀吉時代の418年前に朝鮮出兵の際に韓国から連行された焼き物技術者の朝鮮人を陶工といいます。朝鮮出兵後に朝鮮通信使というのがいて、朝鮮から日本に連行された朝鮮人は40000人とされたが、その人たちが朝鮮に返す役目を負っていたが、全員帰国することはできず、残ることになったが、薩摩焼や萩焼などは、陶工たちは、朝鮮と日本の風土や文化を融合させてつくった
・陶工たちは、いろんな土地へ分散していった。鹿児島では、薩摩焼は、帖佐と市来に地区に分かれた。帖佐の人たちは、日本の名前をもらって陶工として活動日し本人化していったが、市来の沈 壽官という朝鮮名や朝鮮語も残った。これは、薩摩藩が外交政策として、オランダ・中国・英語・朝鮮語を通訳士をもっていたこと。琉球王国も植民地化し、外交に精通していたことから市来では朝鮮語や朝鮮名が残す陶工とした政策をといっていたというもの。幕府に対しては閉鎖的な立場をとり、薩摩に隠密を出しても帰ってこないといわれるほどの存在感をはなっていた薩摩藩でした。
・薩摩焼は、外国からもってきた焼物ではなく、薩摩藩が集成館事業で、富国強兵殖産興業を自ら推進する中で、最初だけ参考書としてもってきたが、あとは、自分たちでアレンジさせることで覚えていき自分たちのものにしていった耐火レンガや溶鉱炉も焼物をする中で自分たちでつくったもの
・日本人ほど焼物が好きな国はない、MY茶碗があるのは日本だけ。他の国はない日本は多くの天災にあっているので、つくりあげたものも一瞬にしてなくなる無常観をもっているので、割れる焼物に対して命を重ねてしまうのではないかと思う。焼物はその社会・風土を生み出したもの・うつりかわりでできたものです。
・朝鮮は日本と違って先祖代々受けついできたものは否定する慣習があり、トップが変わればすべてが変わるので、韓国では、次のトップが変わりそうなときは、あえて仕事はしない。なぜなら、次のトップがかわったときに、前のトップ側の人間であったことがわかると、やめさせられることがあるためです。それだけ違う民族。
・朝鮮民族とかいいますけど、最終的にはもとは中国人であったりしてルーツがある。この民族というものが紛争を起こしていることがある。
・司馬遼太郎先生は、本来偉人を書く歴史家だが、14代沈 壽官だけは、生きている本人を題材に本にしている。その縁あって、私の仲人をしていただいた。司馬先生に民族って何ですが?と聞いたところ、さばつなもので文化の共有個体にすぎない。肌も違えど種族ではない。司馬先生は、「自分は1個の人類と思って仕立てあげてきた。朝鮮人・日本人なんてさしたることではない」と言っておられた。韓国でもどこでもいいので友人をつくってほしい。個人と個人とのつながりは細い糸でありますが、それがいくつにもなって社会になってほしい。日本の心をまもりつつ他国への思いやりをもつことが大切ではないかと考えます。
4.鹿児島城西RC30周年記念祝賀会
クラシック・ジャズのコンサート、山形中央ロータリークラブの方による踊り披露」
鹿児島城西ロータリークラブもおはら節で、一緒に踊り交流を深めました。
(最後に)
可能な限り記録しましたが、一部聞き違えており間違った記述かもしれませんが、参考程度にとどめてご覧いただきますと幸甚です。
《鹿児島城西ロータリークラブ創立30周年記念式典》参加報告
会員増強推進委員長 西 幸司
《十五代 沈 壽官『陶房雑談』》を拝聴して居住地で有る、日置市を代表する薩摩焼の歴史などを知らなかった事に気付きました。(詳しい内容は「沈家のあゆみ」HPをご覧下さい。)
異国よりその時代の宝として(製陶、樟脳製造、養蜂、土木測量、医学、刺繍、瓦製造、木綿栽培等)の技術者が連れてこられ、薩摩の地に根を張って歴史を聞き、異国での生活を始めた祖先の皆さんのご苦労が有ったと思います。
その中で島津藩の海外交易や地場産業発展に対する方策は素晴らしく、明治維新の人材や技術力を持てたので、その力が現在の地域再生にも政策として民官の力を合わせ薩摩(鹿児島)発展に期待したい。
沈家の十四代 沈 壽官存命中のまま、長男 一輝が十五代を襲名し、『壽官』を名乗るのに、悩まれた中で韓国との歴史流れを話され、国際交流は相手知る事で、例として韓国大統領や企業のトップが変わると方針がガラッと変わる、韓国ドラマで机椅子が有る無でその時の王朝が解るそうです。
それと世界の中でマイ茶碗を持っている国民は日本だけで国際結婚された嫁さんは、この茶碗が誰の物かを覚えるので苦労するそうです、それだけ陶器に価値を見出している国民は他に無いそうです。
その理由として考えられる事は、天災(地震、火山爆発、津波、台風など)で突然身の回りの社会が崩れさって行く経験の積み重ね出来た物の考え方であろう。
色んな宗教で自殺は禁じられている中で、切腹と言う自殺が有る、災害での避難所での配給品を揉めないで列を作り「ありがとう」を言う事に海外の人が驚くそうです。
国際交流には、国家、民族、人種などでなく、個人が一人でも多くの海外の方と友達を作る事が世界平和に繋がるそうです、ロータリー精神でしょう。
式典に参加して、記念事業を行う為には準備が必要と思いました、3年前からスタートしたとの事で、逆に我々も創立5周年記念を考える時は始まっているのでは、身の丈に合った物で良いので検討しないと思います。
事業を行うには色んな準備が必要です、個人負担(人力、資金力など)を減らす為にも是非会員増強に、もっと力を入れたいと思います。
そこで
【年度活動計画】
優れた資質のロータリークラブ会員を勧誘し、維持するためには、会員増強計画を段階に沿って実行される必要が有ります。
1. 特定する 2. 紹介する 3. 正式に入会を勧める 4. 入会させる
5. 情報を与え、指導する 6. 参加させる 7. 教育する
そこで「⒈特定する」が、第一歩です。
地元の地域社会においてロータリークラブに入会する資格を備えている人を探し出しましょう。
【ステップ② 新会員発掘】
⒈(アプローチ管理表使用)
新会員アプローチリストと新会員フォローカードを見本として自分の使いやすいやり方で実施しましょう。
ステップ①も皆さんの協力で例会出席率も前年度と比べて平均値も上回り、地区内でも上位にランクインしています。
今後も宜しくお願いします。
2016年規定審議会報告会 出席報告
研修リーダー 東 岳也
2016年8月27日(土) 13:00-15:00
都城メインホテルナカムラ
出席者 地区研修委員会副委員長 菊池 平,会長 小牧 正英,
幹事 吉永 由香,研修リーダー 東 岳也
13:00 開会
開会挨拶 第3ゾーン・ロータリーコーディネーター パストガバナー 安満 良明
規定審議会報告 規定審議会代表委員 パストガバナー 秦 喜八郎
14:00 質疑・意見交換 ディスカッションリーダー パストガバナー 田中 俊實
閉会挨拶 地区研修委員会副委員長 パストガバナー 菊池 平
15:00 閉会
地区内3か所で開催された2016年規定審議会報告会のうち、都城の会場に小牧会長、吉永幹事と一緒に参加をして参りましたので報告します。
規定審議会とは、3年に1度開催され、ロータリーの組織規定に変更を加える制定案などが審議・投票が行われます。当地区では、規定審議会後、これまで地区大会時に報告会等があったかと記憶しておりますが、今回は報告会として別の場が設けられ、規定審議会の様子や主な変更点の説明がありました。
今回の規定審議会は、2016年4月10~15日にアメリカのイリノイ州シカゴで開催され、世界に534地区あるうち533地区が参加をして開催されました。
規定審議会の様子については、ロータリーの友6月号16ページ~、8月号48ページ~に掲載されていますので会員の皆様はすでにご承知だと思います。
今回の報告会では、採択にいたった制定案のうち、以下の主なものについ審議会に出席した秦代表委員から報告がありました。
16- 21 クラブ例会と出席に柔軟性を認める件
16- 38 会員身分と職業分類に柔軟性を認める件
16- 99 人頭分担金を増額する件
16-113 決議審議会について規定する件
16-117 規定審議会に出席する代表議員の選出手続きを改正する件
報告後、田中ディスカッションリーダーの進行で参加者52名からそれぞれ感想、意見を聞き、その後質疑応答が行われました。ディスカッションの中の意見で特に印象に残ったものとしては、「入会金があって、月4回例会を行うクラブ」と「入会金がなくて月2回の例会のクラブ」が近隣にあると、会員増強にも影響が出るので、同じ地域のクラブとの調整も必要なのではないか、またRIの人頭分担金を増額に関する件について詳細な投資収益の悪化の数字が示されない中で反対の意見も会の中で出されましたが、(提案は1ドルずつの増であったが、RI副会長にから4ドル増に変更提案)規定審議会後の反対表明が5%に満たなかったため、そのまま決定されたとの回答もありました。
会の終了時には菊池地区研修委員会副委員長から、前回の宮崎会場と比較して活発な意見が出されていたことが報告され会を閉じました。
今回審議された規定審議会の採択結果、報告された概略については、一覧表にまとめました。
項目も多いですが、そのうちクラブ定款・細則に関するものについては、会長から理事会に変更案が提示され、理事会で承認を受けたものについて遅くとも12月に行われるクラブ総会の10日以上前に会員の皆様へ提案がなされ、会時にクラブ定款・細則について採決が行われます。
▶今回の規定審議会で審査された項目一覧