ロータリーE-クラブは一般のクラブ(Traditional Club)とその活動に於いて異なるところはありません。
毎週例会を開き、奉仕プロジェクトを実施し、ロータリー財団を支援し、会員同士の親睦を深めます。
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ロータリーに関する資料を集めてみました。参考にしてください。

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第41回例会(通算第87回例会)

例会の開催期間:2016年6月 6日正午 ~ 2016年6月12日正午

例会プログラム

四つのテスト

ロータリーの目的

新「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。

1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)

ロータリーソング

1.奉仕の理想

奉仕の理想に 集いし友よ
御国に捧げん 我等の生業
望むは世界の 久遠の平和
めぐる歯車 いや輝きて
永久に栄えよ
我等のロータリー ロータリー

 

2.それでこそロータリー

どこで会っても やあと言おうよ
見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
遠い時には 手を振り合おうよ
それでこそ ローロー ロータリー

 

3.手に手つないで

手に手つないで つくる友の輪
輪に輪つないで つくる友垣
手に手 輪に輪 ひろがれまわれ
一つ心に おおロータリアン
おおロータリアン

 

4.ありがとうロータリー

富士の高嶺みつめて 地に足を踏みしめ
喜びと誇りを胸に 今もこれからも
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

それぞれのなりわいを それぞれの方法で
歩んできた だから今 新しい道がある
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の喜びに向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

君が代

会長の時間

会長の時間会長 桐明 桂一郎

「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」。
2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国連会議で、南米・ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領が、こう語りかけた。会場には188ヵ国の首脳や閣僚などがいた。8分間のスピーチだったが、スピーチが終わると、会場は大きな拍手に包まれたという。ムヒカ大統領のスピーチは高い評価を受けたが、大統領を世界的な有名人にしたのは、その質素な生活ぶりだった。
 
ムヒカ大統領は大統領公邸に住まず、首都モンテビデオ郊外の古びた平屋に上院議員の妻と2人で暮らしている。1987年製のフォルクスワーゲンを自ら運転し、公用車に乗った時は決して運転手にドアの開け閉めをさせない。給与のほとんどを寄付し、月千ドルで生活したという。個人資産はワーゲンのマイカーと古びた平屋の自宅、それに農地とトラクター。その暮らしぶりから「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれるようになった。
2015年、5年の大統領の任期を終え、今は国会議員の身分だが、その暮らしぶりは変わらない。今年4月、ムヒカ氏が初来日したのを機に、文芸春秋(6月号)は「日本人への警告」というタイトルで、単独インタビュー記事を中心に特集を組んでいる。
 
まず、質素な生活ということで注目されたことについての質問に、ムヒカ氏はこう答えている。
「多くの人は、大統領は豪華な生活をしないといけないと思い込んでいるのでしょう。けれど、私はそう思わない。大統領も国民の1人にすぎない。私は料理もするし、皿も洗う。買い出しにも行く。毎朝、犬のマヌエラに餌をあげるのも私の役目。私は独立広場のベンチでひとりでマテ茶を飲むが、たくさんの人が話しかけてくる。警備に困るなんていわれても、かまわない。大統領が一握りの金持ちと同じ生活をしていたら、国で何が起こっているかわからなくなる。国民の生活レベルが上がれば、私の生活レベルも上がるだろう。それがいいんだ。人気が欲しくて、こんなことを言っているわけではない。何度も考え抜いた末の結論なんだ」。
 
ムヒカ氏は1935年生まれで、7歳の時に父親を亡くした。家畜の世話や花売りなどで家計を助けながら社会運動に目覚め、独裁政権下でゲリラ運動に参加。約13年間の獄中生活も体験し、ウルグアイの民主化と共に恩赦で釈放された。その後、左派政治団体を結成し、下院議員選挙に当選、2010年に大統領に就任した。ウルグアイには日本人の移住者もいて、日本についても読書などを通じて勉強したそうだ。
 
「来日前から、日本人は非常に勤勉で、よく働く人だと思っていた。そして規律を大切にする国民だ。(中略) いま日本は技術大国という印象がある。大国だからこそ今後、先進技術が人々の生活にどのような影響を及ぼしていくのか、そこをじっくり考えてほしい。たとえば、ロボット工学は日進月歩の勢いだ。その技術が大衆化して広まっていった時に、労働者の代わりをロボットがするようになる。ロボットが存在感を増していく時代に、いろんな変革が起こるだろう」。
「私は日本の人にしてみたい質問がたくさんある。人類はどこへ向かおうとしているのか、世界の将来はどこへ向かうのか。日本で起こることは、その後、かならず世界で起こる。だからこそ、日本に問いたい。今、どのような夢を見たいかを考えなければ、将来、私たち人類に明るい未来はやってこないのではないかと。私たちは非常に多くの矛盾をはらんだ時代に生きている。こうした時代にあって、自ら問わねばならないのは『私たちは幸せに生きているのか』ということだ。経済の進歩は、一面では非常に素晴らしい効果をもたらした。150年前と比べ寿命は40年延びた。その一方で、私たちは軍事費に毎分2百万ドルを使っている。また、人類の富の半分を100人ほどの富裕層が持っている。こうした富の不均衡を生み出す社会をつくってしまった」。
 
そして、ムヒカ氏はこう続ける。「誤解しないで欲しいのは、貧しく生きるべきだとか、修道士のような厳格な生活をしろと言っているわけではないということだ。私が言いたいのは、富に執着するあまりに絶望に駆られてしまうような生き方をして欲しくないということ。人生とは、些細なことでも、それが大切な意味をもつことがある。例えば、愛情を育むこと、子供を育てること、友人を持つこと。そういう本当に大切なことに人生という限られた時間を使って欲しいと思う。生きていること自体が奇跡なのだ。この世界が天国になるのも地獄になるのも、私たち次第なのだ」。
 
ムヒカ氏の、こうした発言を読んでいると、「世界一貧しい大統領」どころか、その人間性、人生観において「世界一豊かな大統領」というべきではないかと思えてきました。

 

幹事・委員会報告

幹事報告幹事 今柳田 幸代

【ご案内】
Eクラブに関する案内
【理事会報告】
報告事項はありません。
 
【幹事からの連絡】
●「一年間の活動報告のまとめ」について
 6月19日のリアル例会に向けて、各委員会で活動報告の作成をお願いいたします。
 活動報告の書式は、各委員長あてにメールを送らせていただきますので、ご確認下さい。
 報告書の〆切は 6月10日(金) としたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

●「創立記念例会」の開催について
 以下の日程で創立記念のリアル例会を開催いたしまし。
 早いものでRIの認証を受け、2730ジャパンカレントロータリーEクラブとして活動して2年目が終わろうとしています。1年の活動を振り返り、来年に向けた話を会員みんなで語り合いましょう。
お忙しいと思いますが、スケジュール調整をして、是非ご参加ください。
 
 日 時:2016年6月19日(日) 11:00~12:00
     (例会終了後、可能な方はお残り頂き、皆で昼食を取る予定です。)
 場 所:都城メインホテル4F 地区事務所
 

地区及び分区に関する案内
●「第3期RLI-2730 パートⅢ」のご案内
 日 時:2016年6月26日(日) 9:50~17:00
 場 所:宮崎日本大学高等学校 (宮崎市大字島之内6822-2 tel:0985-39-1121)
 登録料:3,000円
 昼食代:800円

 *参加予定;戸高さん
 
他クラブの行事等に関する案内
ご案内する行事はありません。
 
 
【出席報告】
Eクラブ 出席率
第40回例会(通算第86回例会):2016/5/30~2016/6/5
会員数
出席義務
会員数
出 席
会員数
出席免除
会員数
メーキャプ出席
会員数
出席率
22 22 21 0 0 95.45%
第39回例会(通算第85回例会):2016/5/23~2016/5/29
会員数
出席義務
会員数
出 席
会員数
出席免除
会員数
メーキャプ出席
会員数
席率
22
22
22
0 0
100%
第38回例会(通算第84回例会):2016/5/16~2016/5/22
会員数
出席義務
会員数
出 席
会員数
出席免除
会員数
メーキャプ出席
会員数
出席率
22 22 22 0 0 100%
 
 
メーキャップ報告
第40回例会(通算第86回例会)にメーキャップされた方は、以下の8名(地区内5名、地区外3名)でした。
田中 義信さん  (奄美RC) 吉川 栄一さん   (熊本江南RC)
池井 正廣さん  (小林中央RC) 北岡 修一さん   (東京新都心RC)
片山 俊之さん  (延岡東RC) 佐藤 理さん    (倉敷RC)
中原 雄一郎さん (鹿屋RC)  
土井 篤さん   (延岡RC)  

 
【Eクラブ行事等の報告】
報告事項はありません。

 
【その他 報告】
報告事項はありません。


 

委員会報告2016-17年度地区研修・協議会 報告

2016-17年度 地区研修・協議会 報告


前回に引き続き、分科会の報告を記載いたします。

【第4分科会 奉仕プロジェクト部門】
参加報告及び所感
次期クラブ奉仕委員長 中村 泉
 分科会では、アドバイザー田中俊實PG、部門長山田忠滋氏が進行されました。
最初に参加された方の1分間スピーチ行い、主にCLP導入状況、クラブの奉仕プロジェクト状況の報告がなされました。地域の清掃作業、青少年交流、就職模擬面接等、各クラブ積極的に活動されている事を感じました。
 次に来期に向けての参考に、献血参加の動画を紹介されました。鹿児島の献血需給率の低迷、低年齢層の献血不参加の為、血液不足時の連絡体制を要請されました。
 来期に向けて、クラブ内の活動の充実と各クラブ間の交流を大事にしたいと思います。


地区研修・協議会に参加して
2016-2017年度 研修リーダー 東岳也
 2016年5月22日指宿市で開催された地区研修・協議会に参加してきました。午前中の本会議では各部門からそれぞれ部門長が方針等に説明され、私たちのクラブからも次年度職業奉仕部門アドバイザーとなる菊池パストガバナーからも話をいただきました。
 午後の分科会では、当初第2分科会の管理部門に参加予定でありましたが、前日に奉仕プロジェクト部門長からパワーポイント、プロジェクター等の手伝いをとのことで依頼があり、中村次年度委員長と一緒に第4分科会に参加をしました。分科会では参加者の自己紹介に併せ、各クラブの主な奉仕プロジェクトが参加され、高校生・大学生の就職面接、青少年ソフトボール大会、身障者バスケットボール大会、クラブ独自の友好クラブとの交換留学生、ロータリアンの職業内容を取り入れた授業、青少年との清掃活動などが報告されていた。その他、奉仕プロジェクトのCLP導入の流れについて部門長から指名がありましたので、私から、特に少人数のクラブでは1つのプロジェクトを実施するには単独の委員会で行うのは困難であり、CLPを取り入れ、それぞれの部門が関わることでプロジェクトの実施が容易になりまたクラブが活性化するのではと話をさせていただき、当クラブのポリオ撲滅のための募金活動については中村次期委員長に紹介していただきました。
 どのクラブも行っている奉仕プロジェクトについては、各クラブとも長年に渡りこれまで地域で活動してきた地域のニーズに即した活動がなされ、特定の地域を持たない私たちのクラブでは困難な要素が多いかもしれませんが、少しずつ形にしていき、私たちのクラブらしい活動に育てていければと感じたところであります。

【広報・公共イメージ部門分科会】
次期広報・公共イメージ部門委員長 松岡 高史
1 地区ホームページの活用
  2730地区のホームページを会員に見るよう依頼する。  http://www.ri2730.org/
  会員を勧誘するときや,新入会員にロータリーを説明するときにとても便利。
2 facebookの活用 <2730地区Facebook研究会>
  情報交換を行っている。 (
宮崎北RC 管理人:安達氏)
  地区内の各クラブの情報が盛りだくさんである。
3 他クラブのホームページを参考にする
  鹿児島RCのホームページがよくできている。
4 感想
  広報・公共イメージ部門の役割は非常に大きいと思う。特に,Eクラブはネット上で行っているクラブなので,イベントを開催するのが難しい。よって,他クラブのイベントに参加したことをFBで発信したり,他クラブと連携してイベントを開催し,発信したりするなどの工夫が必要だと思った。自クラブだけという小さな枠で捉えるのではなく,地区全体として捉える必要があると感じた。

【財務委員会部門】
次年度会計 廣田みき
〇 2015-16年度 地区活動資金収支予算実績対比表の説明
〇 財務目録一覧に基づき説明
〇 分担金について
  ・ 7月1日現在のMyRotary登録会員数。(変更がある場合は6/30までに変更)
  ・ 地区関係費、前期納付締切7月10日、後期納付締切1月10日
〇 地区活動資金収支予算実績対比表について
  ・ 地区活動費、地区委員会費支出について、分かりやすい表示に変更
    (備考欄へ詳細を記入する)
〇 送金明細書、申請書、各種報告書等の書式データが準備されていなかったので後日配布。

【ロータリー財団】
次期ロータリー財団委員会 戸高豊文 
 新年度はロータリー財団部門の地区委員を拝命していますので、分科会の冒頭に20分ほど時間をいただいて「ロータリー財団って何?」というテーマでパワーポイントを使ってお話をしました。ロータリー財団の略号は「TRF」ですが、なぜ最初に「T」から始まるのか?みなさんはもうご存知でしょうから省略します。その後、アーチ・クランフ(TRFの提唱者)の生い立ちなどを話しました。アーチ・クランフはロータリーに入ってわずか5年で世界の会長までになりました。苦労された人生と人柄が他のロータリアンの信任を得たのでしょう。私が強調したかったのは世界の若いロータリアンの中にはこのアーチ・クランフのようになりたいと毎日「寝てもさめてもロータリー」という人たちがたくさんいるということです。
ーーー
ロータリーの資金モデルについても話しました。

1)TRFの資金は3年間投資し、その益金で運営するので96%程度がプロジェクトに使用され、極めて効率が良い。
2)年次寄付の50%はDDFとして地区で使える資金となる。
3)他の国と協力して実施するグローバル補助金事業にはTRFより同額が寄贈される。つまり2倍になる。
さらに今回の南インド、3000地区とのグローバル補助金についてお話しました。
ーーー
TRFの部門はいわばロータリーの表の顔です。しかしアーチ・クランフの生涯を見てみると隠れた部分・・質素倹約、精進、奉仕の精神などの方がよほど大切なことがわかります。今年からロータリーは大きく変わるかもしれません。その時に「夢を与えてくれる」のがTRFだろうと思います。人は知らないことには批判的になりやすいものです。ですからこれからも機会あるごとに広報(アドボカシー)をおこなっていきたいと思います。
 

メインプログラム

一生成香 No29 「お金の使い方に関連して」研修リーダー 菊地 平

一生成香 No29 「お金の使い方に関連して」
研修リーダー 菊地 平
 
 コーナーに追い詰められ、雨あられのパンチを浴びてなお、舛添要一都知事は首の皮一枚でつながった。さすがではないか。そんじょそこらの政治家なら、とっくに諦めてしかるべき窮地である。恥も外聞もかなぐり捨て、都知事の椅子にしがみつく彼を称えよ。~~
(週間新潮の見出し記事で、褒め殺し文が続きます)
~我が国の借金は、優に一千兆円を超え、国民一人当たりの負担額は、800万円以上にのぼる始末である。
 だからこそ、政治家にとって、何よりも重要な資質は、たとえ一見、非常識に見えたとしても。自分のカネだけはきっちり守る金銭感覚をおいてほかにあるまい。 舛添氏の場合、その資質を余すところなく備えているのである。~と続いてさらに~~
~それだけではない。類稀なる政治家としての資質は、政治資金の使い道に鮮明にあらわれている。13年と14年の正月にホテルに支払われた約37万円は会議費用ではなく、家族旅行のためのものではないかと指摘されたのはご存知の通りだ。すると、舛添氏は記者会見で、家族と宿泊していたホテルの部屋を利用し、総選挙の総括、参院選や都知事選への対応のために、事務所関係者と会議を行っていたと明かした。
 つまり、家族サービスと政治活動を一緒にこなしていたのだ。~~
と続くのですが、公金という感覚は無く、「他人のカネを自分のために」使っていたわけです。
 
さて、お金の使い方について、お話しします。
シカゴ大学、ミルトン・フリードマン教授(ノーベル賞・経済学)はお金の使い方は4通りしかないと言っています。
  節 約 効 率
1、 自分のお金を 自分のために使う
2、 自分のお金を 人のために使う ×
3、 人のお金を  自分のために使う  ×
4、 人のお金を  人のために使う  × ×
この4通りについて考えてみます。
1、まず自分のお金を、自分のために使う時は~~~節約も効率も考える
2、自分のお金を、人のために使う時は~~~~~~節約も少し考えるが、効率は余り考えない
3、では、人のお金を、自分のために使うときは~~効率は少し考えるが、節約の気持ちは起こらない
4、最後に人のお金を人のために使う時は~~~~節約も効率の事も考えない
政治の世界は、人のお金を、人のために使うわけですから、よほど監視の必要があるということでしょう。また、人のため人のための美名のもとで、自分勝手な解釈での流用はないか?無駄は無いか?節約は?効率は?との問いかけは何時も必要でしょう。
 
 私の尊敬するPGに佐藤千寿さんがいました。1991年の地区大会が延岡で開催された時RI会長代理でお見えになり、その後3回地区で講演されています。私は2008年1月延岡に講演に見えたとき空港からの往復をエイドさせていただいたご縁でご本人自身の著書を10冊頂戴しました。中国古典に造詣の深い方です。
その佐藤PGが、元タイ国外務大臣を経験しRI会長もされたビチャイ・ラタクルさんのお話をよくされていていました。
実は私は、ガバナーエレクトとして国際協議会に出席した時、ラタクルさんの感動的なスピーチに合って、心が震えたのを何時でも思い出すことができます。~~そのスピーチの一部分を佐藤千寿さんの著書から引用して述べてみます。
 
~~紳士淑女のみなさん、こんなやりかたで仕事をすべきでしょうか?金儲けだけが人生の目的でしょうか?
敢えて申しあげます。――お金、富、財産、社会的地位――これらについて考え直してみる必要がありませんか?こういうものにそれなりの存在意義と価値があることは申すまでもありません。ただ残念ながら今日、人々はこれが最高至上のものであるかの如く言いつのり狂奔しています。
私は率直に申しあげたい~~富は善性に伴ってこそ価値あるものでなければなりません。私達は正直と誠実を貫いて成功した人々を改めて評価し直すことが必要なのです。
私がタイの大学に基金を寄付し、ことによると爵位を受け、そしてロータリー・クラブの会員だからとて、それで私がロータリアンなのではありません。
 たとえ私がロータリー財団に10万ドル寄付して大口寄付者になろうと、百回以上ポール・ハリス・フェローになろうと~~然しそれによって私がロータリアンになれるというものではありません。
 ロータリアンになるためには、自分の家庭で、自分の職場で、自分の天職に於いて、いかなる時も誠実、公正に礼儀正しく振舞うばかりでなく、さらに一層道徳的に高い境地にまで向上してゆかなければならないのです。
~~(ラタクルさんは執拗にRI元会長を内部告発したのです)

そこで、佐藤千寿PGは追記しています。
 RI会長には世界各地を夫妻で旅行する公務支弁のため、RI本部名義のクレジット・カードが渡される。それに加えて会長ノミニー、会長エレクト、更に会長職完了後、それぞれ謝金が贈呈されるが、その額は総計22万ドルにもなる。
ところが、キング(元RI会長)の場合、会長就任早々その謝金を先取りした上、在任中のカード支払に86000ドルもの私的流用があったという。そこで任期満了後一切のRI役職から外された。
~人生には金よりも地位よりも貴いものがある、と言うことを今更改めてラタクルから説かれる様になったのが今のロータリーなのだ。『春秋左伝』には~
「上の為す所は民の帰する所なり」とあるがRI会長が独善・貪欲に堕ちれば、地区ガバナーもそういう風潮に染まる。孔子は「君子の徳は風 小人の徳は草」という。驕るなかれ、貪るなかれ。それを憂えるからだろう、ラタクルはガバナーエレクトに対して「片時も自制心を失うな」と呼びかけたのである。
 
実はその後、規定審議会においてRI会長ノミニー、会長エレクト、会長に対する謝金は0ドルとなって、今に至っています。報酬ある役員は事務総長だけです。
 
ラタクルさんは協議会でこう結びました。
同僚ロータリアンの皆さん、皆さんはこの協議会で沢山のことを学ばれるでしょう。クラブを指導し、良い地区を更に一層良くするために、沢山の楽しい想い出と稔り多い経験を携えてお帰りになるものと信じます。
 あなた方がその任務を遂行するにあたり、ロータリーには二つの要石がある、と言うことをもう一度強調させて下さい――昔から、またこれから先もずっと変わらず――それは親睦と職業奉仕です。万一これを忘れたら、ロータリーは必ず衰退し信望を失います。
一年365日というあなたの人生の貴重な時間―-これを捧げる価値がロータリーにあるでしょうか?
あります――もしあなたの統率力の及ぶ所、毎日、毎週、毎月―人々を鼓舞し、耳を傾け、悪しきを正し、向上、奮起、共感、――癒し抱きしめ施し―と道を照らして行けるなら~
そうなれば地区のロータリアンのみんながこう言うでしょう~~「有難うございました。あなたはただガバナーというだけでなく、私の手本です。あなたは私の人生を動かし、ロータリーの何たるかを教えてくれました」
この時こそ皆さんにとって最善の時です。行きつく先の祝福です。
皆さんの旅は本当に、この行く先目指して旅立つ巡礼となりましょう。
ロータリー・栄光・誓約・躍動する次の百年に向かう旅――
                 願わくば旅路恙なく~~~~。と。
 
会長、敬愛する我が友、次期ガバナー、紳士淑女のみなさん‐―はっと息を呑む様な時があるものですが、私にとって、ただ今現在がまさにそうです。
~~その発言で始まったラタクルさんの講演は、ガバナーを務めて10年を経過した今も新鮮に響きます。心してロータリアンでありたいと思います。

 


今週の例会の質問と課題

今週の例会の質問と課題は・・・

例会の質問

【あなたは次の内容をご存知ですか?】

「2730 ジャパンカレントロータリーEクラブ細則」

第4条 役員の任務
第8節 理事会メンバーは、指定されたその他の任務を務めることがある。

例会の課題(感想)

Q1)「メインプログラム」についてご意見・ご感想をお書き下さい/

Q2) 例会に参加された感想や会長挨拶・委員会報告等についてのご意見・ご感想など、ご自由にお書きください。/


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