ロータリーE-クラブは一般のクラブ(Traditional Club)とその活動に於いて異なるところはありません。
毎週例会を開き、奉仕プロジェクトを実施し、ロータリー財団を支援し、会員同士の親睦を深めます。
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ロータリーに関する資料を集めてみました。参考にしてください。

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第29回例会(通算第75回例会)

例会の開催期間:2016年2月29日正午 ~ 2016年3月 6日正午

例会プログラム

四つのテスト

ロータリーの目的

新「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。

1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)

ロータリーソング

1.奉仕の理想

奉仕の理想に 集いし友よ
御国に捧げん 我等の生業
望むは世界の 久遠の平和
めぐる歯車 いや輝きて
永久に栄えよ
我等のロータリー ロータリー

 

2.それでこそロータリー

どこで会っても やあと言おうよ
見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
遠い時には 手を振り合おうよ
それでこそ ローロー ロータリー

 

3.手に手つないで

手に手つないで つくる友の輪
輪に輪つないで つくる友垣
手に手 輪に輪 ひろがれまわれ
一つ心に おおロータリアン
おおロータリアン

 

4.ありがとうロータリー

富士の高嶺みつめて 地に足を踏みしめ
喜びと誇りを胸に 今もこれからも
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

それぞれのなりわいを それぞれの方法で
歩んできた だから今 新しい道がある
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の喜びに向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

君が代

会長の時間

会長の時間会長 桐明 桂一郎

先週の[会長挨拶]では世界の食糧事情や飢餓の問題を取り上げましたが,3月は「水と衛生月間」です。食糧と同じように、水は人が生きていくためには欠かせない、まさに「命の水」です。日本は世界の平均の2倍もの降水量と完備された水道施設を持ち、水に恵まれた国ですが、世界には「命の水」を求めて大変な苦労を強いられ、それもかなわず死んでいく多くの人たちがいるのです。
 
地球は水の衛星といわれていますが、飲料水として利用できる水はどれくらいでしょうか。実は地球の水の98%は海水です。淡水は2%ですが、その大部分は南極や北極の氷山などで、人や陸上の動植物が利用できる水は0.01%だといわれています。地球上の水を風呂桶一杯とすると、私たちが使えるのはわずか風呂桶の水の一滴にすぎないのです。この一滴を地球上の陸上生物すべてで共用しているのです。
 
世界では今、水道や井戸などの設備や衛生的なトイレを利用できない人が25億人います。中でもアフリカ、中東、東南アジアなどの途上国では毎日、安心して飲める水の確保に難儀している人が約7億5000万人もいるといいます。その結果、水分不足や不衛生な水を飲むことで子供を中心に毎日4900人、年間約180万人が死んでいるのです。
 
もちろん、水は食糧とも密接に関係しています。例えば、小麦などの穀物の栽培には大量の水が必要です。1kgの穀物の生産には1000倍以上の水が必要です。特に、人口増加に伴って食糧増産を迫られた国では乾燥地帯で灌漑農業が行われるようになり、大量の水か使われるようになってきました。中国の黄河が干上がった原因は上流で灌漑用に大量の河川水が汲み取られたためといわれています。また、アメリカやインドでは地下水が枯れ、農業用水が不足するようになり、農地が減り始めているそうです。現在、世界の食糧生産の4割以上を占める灌漑農業が維持できなくなると、深刻な食糧不足が生じます。
 
このため、水をめぐる国際紛争も起きています。国境をまたいで流れる国際河川の場合、上流の国が大量の水を使えば、下流の国の農業は立ち行かなくなります。例えば、インドとパキスタンを流れるインダス川、アメリカとメキシコ間のリオグランデ川ではすでに紛争が起きているそうです。2050年には世界の人口は90億人になるといいます。食糧増産用の水の需要は益々、高まり、水をめぐる国際紛争もさらに拡大するのではないか、と懸念されています。
 
さて、私たちがまずやるべきことは水を求め、苦しんでいる人たちに安心して飲める水を届けることです。一般に、水汲みの仕事は女性や子どもで、しかも1日に5時間も6時間もかけて遠方の水場から運んでこなければならないそうです。もちろん、子どもは学校にも行けません。それでも水が足りず、身近にある不衛生な水を飲み、下痢性の病気などで死ぬ子どもが多いのです。
 
ロータリーは国連の関係機関と共に、「水と衛生」の持続的な改善に取り組んでいます。最近のロータリー・ニュースでは、愛知県内のロータリークラブがアンコールワット遺跡で知られるカンボジア北西部の州で17本の井戸と40ヵ所のトイレを造ったそうです。このように、世界の各クラブがアフリカ、中東、東南アジアなどで、集落や小学校に井戸を掘ったり、家庭排水の処理施設の設置、衛生教育の推進などに取り組んでいます。
 
私たちも世界の水問題の現状を理解すると共に、「水と衛生」プロジェクトにできることから貢献していきましょう。

幹事・委員会報告

幹事報告幹事 今柳田 幸代

【ご案内】
Eクラブに関する案内
【理事会報告】
●退会の報告 ・・・ 武井俊輔会員 2016年2月29日付 退会
 
【幹事からの連絡】
連絡事項はありません。


【今後の計画】
●「ポリオ撲滅キャンペーン 街頭募金活動 in 鹿児島」の開催について
 下記の日程で開催いたします。
 より多くの方にご参加いただきたいと思っています。
 参加できる方は幹事までお知らせください。 よろしくお願いいたします。

 日 時:2016年3月21日(日) 11:00 ~ 15:00
 場 所:鹿児島市天文館 山形屋前

 *参加予定者 ・・・ 中村,松元,今柳田,廣田,西,桐明

●「リアル理事会」の開催について
 理事の皆さまへ  下記の日程で理事会を開催いたします。ご確認ください。
  期日:2016年3月27日(日)12:00~14:00 (昼食を含む)
  場所:ふく福 国分店 
 
 *理事以外の方も、オブザーバーとしての参加は可能です。参加を希望される方は幹事までご連絡ください。
  

地区及び分区に関する案内
●「入会3年未満の会員のための研修会」のご案内 
 日 時:2016年4月2日(土)~3日(日)
      4月2日(土)13:00~ 研修会  18:00~ 懇親会
 会 場:メインホテル (都城市上町8-9 ☎0986-23-3131)
 登録料:研修会 2,000円  懇親会 4,000円 (当日、受付にて徴収)
 宿泊について:希望される方は メインホテル(朝食付き 5,500円)に宿泊できます。
 登録〆切:2016年3月4日(金)


 *参加予定者 菊地さん、吉永さん、西さん、今柳田

●「国際大会」のご案内
 開催日程:2016年5月28日(土)~6月1日(水)
 開催地:韓国 ソウル

 * 池さん、戸高さんの登録を行いました。
 今回の「RIソウル国際大会」は、前回の「大阪国際大会」以来の13年ぶりのアジアでの開催です。期間中、世界のロータリアン4万人、日本からは1万人。そして、当地区からは200名以上の参加要請を受けております。
 国際大会は、世界のロータリーを展望できる格好の機会です。何より、世界200ケ国以上のロータリアンと一同に会します。そして、大会の花となる「開会式(5月28日)」は、お国柄が如何なく発揮され華やかなる大感動の祭典です。そして、当地区では開会式前夜祭として、「2770地区ガバナーナイト(大懇親会)」を開催の予定です。これにあたりまして、当地区ではガバナー事務所が窓口となり、鹿児島・宮崎各県100名、計200名(配偶者・ご家族含む)を募集致しております

 
 
全国ロータリーEクラブフォーラム」のご案内  
 開催日程:2016年5月15日(日) 13:00~18:00
 開催場所:京都ホテルオークラ
 プログラム:13:00-13:30 登録・受付
       13:30-13:50 開会点鐘・開会宣言・国歌と奉仕の理想斉唱・
              来賓紹介および参加クラブ紹介・フォーラム歓迎とご
挨拶
         13:50-14:10 基調講演「Eクラブの経緯と今後の展望」
         14:25-15:00 分科会(3グループ:分科会の進行説明・名刺交換および自己紹介)
            1) クラブ管理・運営部門(例会・クラブ運営等含む)
            2) 会員増強と研修部門
            3) 奉仕活動部門(DDF.WF等の利用と寄付等含む)
         15:15-15:30  分科会の報告(5分×3分科会)
         15:30-15:45  講評・閉会宣言・閉会点鐘
         16:00~17:30  懇親会
            開会挨拶、乾杯
            閉会挨拶・ロータリーソング「手に手つないで」
 登録料:7,000円 (当日、受付にて徴収)
 
登録〆切:2016年2月20日(土)
 
*参加予定者 東さん、吉永さん、今福さん、西さん、今柳田
 
 
他クラブの行事等に関する案内
●「都城中央ロータリークラブ創立30周年記念式典」のご案内  !! NEW !! 
 期 日:2016年5月7日(土) 受付 14:00~  式典 15:00~
               記念事業 16:00~17:20  祝賀会 17:50~
 場 所:都城市総合文化ホール (受付・式典・記念事業)
     霧島ファクトリーガーデン (祝賀会)
 内 容:記念事業 ~ 「食業奉仕びとの物語」 特別ゲスト 川越達也シェフ・池田宜永市長
     祝賀会 ~ 川越達也シェフの料理パフォーマンスを実施予定
 登録料:10,000円
 登録〆切:2016年3月25日(金)


●「大口ロータリークラブ創立40周年記念式典」のご案内
  期 日:2016年3月12日(土) 受付 12:30~  式典 13:30~
                 チャリティ音楽祭 14:40~16:10  祝賀会 16:40~18:30
 会 場:大口ふれあいセンター1階 アトリウム (受付・式典)
       (伊佐市大口里2845-2 ☎:0995-22-1613)
      大口グリーンホテル (祝賀会)  (伊佐市大口里479-1 ☎:0995-22-7211)
  登録料:10,000円
  登録〆切:2016年1月31日(日)
 

●「都城西ロータリークラブ創立40周年記念式典」のご案内 
 期 日:2016年3月12日(土) 受付 14:00~  式典 14:30~15:40
                講演 15:50~16:40  祝宴 17:20~19:20
 会 場:ホテル中山荘 (都城市松元町3-20 ☎:0986-23-3666)
 登録料:10,000円
 登録〆切:2016年1月20日(水)

 *参加予定 桐明さん、菊地さん、吉永さん、東さん、今柳田

●「宮崎中央ロータリークラブ創立30周年記念式典」のご案内
 期 日:2016年4月9日(土) 式典 17:30~  祝賀会 19:00~20:30
 会 場:フェニックス・シーガイアリゾート ワールドコンベンションセンターサミット

 *詳細については、2月に案内が届く予定です。案内が届き次第、案内内容を更新いたします。


●「高鍋RC創立40周年記念式典」のご案内  
  期 日:2016年4月24日(日) 受付 9:00~
                 記念式典 10:00~  記念講演 11:00~
                 祝賀会 12:30~14:30
 会 場:ホテル四季亭 (高鍋町北高鍋5224 ☎0983-23-0043)
  登録料:10,000円
  登録〆切:2016年2月29日(月)
 
【出席報告】
Eクラブ 出席率
第28回例会(通算第74回例会):2016/2/22~2016/2/28
会員数
出席義務
会員数
出 席
会員数
出席免除
会員数
メーキャプ出席
会員数
出席率
25 25 19 0 0 76.00%
第27回例会(通算第73回例会):2016/2/15~2016/2/21
会員数
出席義務
会員数
出 席
会員数
出席免除
会員数
メーキャプ出席
会員数
席率
25
25
23
0 0
92.00%
第26回例会(通算第72回例会):2016/2/8~2016/2/14
会員数
出席義務
会員数
出 席
会員数
出席免除
会員数
メーキャプ出席
会員数
出席率
25 25 21 0 1 88.00%
 
メーキャップ報告
第28回例会(通算第74回例会)にメーキャップされた方は、以下の3名(地区内2名、地区外1名)でした。
中野 寿康さん   (鹿児島RC) 佐藤 理さん   (倉敷RC)
島津 久友さん   (都城RC)  

 
【Eクラブ行事等の報告】
報告事項はありません。
 
【その他 報告】
●「宮崎県南部・西部分区 ライラ」に参加しました。
 2016年2月28日(日)にメインホテル(都城市)で開催されましたライラに吉永さんが参加されました。また、研修生として小牧さんの会社から1名参加くださいました。研修内容等については、後日報告いたします。

●「鹿児島西RC 系統クラブ・拡大学習会」に参加しました。
 2016年2月28日(日)にエルセルモ鹿児島(鹿児島市)で開催されした学習会に桐明さん、西さん、松岡さん、松元さん、池さん、今柳田の6名で参加いたしました。2770地区の中村靖治パストガバナーの講演があり、とても充実した時間を過ごすことができました。詳しい内容については、後日報告いたします。
 

委員会報告「地区クラブ研修委員会セミナーの報告」   SAA 小牧 正英

地区クラブ研修委員会研修会プログラム 報告
SAA 小牧 正英
日  時:2016年2月21日(日)
会  場:メインホテルナカムラ
参加者数:84名
 
1.講演<三木 明 PG>
●「クラブの活性化と元気なクラブの作り方」
・奉仕とは「心から湧き上がってくるもの」である。
・RCとは「奉仕の心」を磨く人生の道場である。
・五年後を見据えたクラブの計画が必要である。
・マイロータリーのリソースを活用すべきである。
・他クラブの例会を訪問し、知見を広め活用できる仕組みを取り入れるべきである。
・ウェブを活用した交流を推進すべきである。
・入会歴の浅いメンバーのフォローを行うべきである。 
・入りて学び、出でて奉仕せよ。Enter to learn and go forth to serve
 
2.グループディスカッション
●クラブ活性化のために
(1)CLPに対するクラブの取り組みは
(2)クラブ研修リーダーが選任されているか
(3)親睦委員会の活動事例
(4)出席率向上策は
(5)例会プログラムで留意している事項
(6)SAAが取り組んでいる留意点
(7)入会歴の浅い会員に対するインフォメーション
(8)CLPとDLPの関係についての問題点
 
3.意見発表
上記8項目の中から、重点討議して発表。
 
以下は当グループでの重点討議内容
(3)親睦委員会の活動事例
・家族同伴でのクリスマス、花見、夜会例会等を企画。
・会長は挨拶のみで、会員が会長の時間を交代で担当。
・例会の席を血液型、誕生日、くじ引き等で決定。
・出席率と併せて、メーキャップ歴も紹介。
・パストガバナーを招いての卓話例会。
・将棋七段との対戦例会。
 
(7)入会歴の浅い会員に対するインフォメーション
・アドバイザーが、都度ロータリー用語の意味を説明する。
・なるべく早く役員を経験させる。
・前に出る場面を作ることで、顔を覚えてもらう。
・紹介者が責任をもってフォローする。
・新入会員ならではの新しい意見や目線を尊重する。
・楽しさを感じてもらえる雰囲気を作る。
 
(8)CLPとDLPの関係についての問題点
・小委員会との連携がとれていない。
・小委員会の委員長に負担がかかりすぎる。
・一人で何役もこなさなければならないので負担が大きい。
・昔のやり方を踏襲して現在に至っている。
・馴れるまでに時間がかかる。
・委員会配属は三年計画が必要。
・PETSまでにクラブ内で討議決定しておきたいが間に合わない。
 

メインプログラム

南インド・3000地区におけるグローバル補助金の現地視察の報告戸高 豊文

南インド・3000地区におけるグローバル補助金の現地視察の報告
戸高 豊文
 
【現地視察の概要】
名 称:「ミッション メンタル ヘルス」の現地視察
日 程:平成28年2月5日〜10日
参加者:会員(野中ガバナー含め)10名、会員外2名、インド在住関係2名 計14名
訪問地:南インド、タミルナドゥ州、マドライ市及びトリティ市
内 容:「ミッション メンタル ヘルス」プロジェクトに関する施設訪問と3000地区の地区行事への参加
支援額:3000地区DDF411,147ドル+2730地区DDF30,000ドル+WF541,147ドル=82,294ドル
支援期間:平成27年12月〜平成28年11月
 
【日程等 詳細】
2月5日(金) 
午後5時頃、宮崎・鹿児島を出発。機内泊
2月6日(土)
 午後2時半頃、マドライ市に到着。ホームスティ先で休憩後、ガバナー事務所で自己紹介及び夕食。2730地区についてスライドを使って説明。ホームスティ2泊。
2月7日(日)
 
協力団体6の本部(プロジェクト管理センター)を訪問。理事長のDr.C.Ramasubramanianさんより、団体設立の経緯、事業内容、今後の展開などについて説明を受ける。その後、精神障がい者の皆さんの職業訓練施設であるビスケット工場や子ども達の通う特殊学級を見学。2階ではテレビを使った遠隔診療装置について障がい者から説明を受ける。その後、施設内の布製品の販売所を訪問。また職業訓練のための家畜の飼育管理の授業風景、さらに現在建設中の急性期の患者さんのための施設を見学。昼食は施設内の食堂で、特別に日本人向けに準備された料理をいただきました。
 昼食後、約1時間半かけてトリティ市に移動。今回のプロジェクトで4ヶ所設立する「精神福祉相談センター」の開所式に参加。テレビを使った遠隔診療室、精神福祉相談室、待合室などの部屋をそれぞれテープカットする。またホールで式典が行われ、2730地区では野中ガバナーがお祝いの挨拶をしました。また日本から持参したボールペンを手渡しました。その後、3000地区主催のリーダーシップセミナーに参加。バナー交換などを行い、夕食後、マドゥライ市に戻る。

2月8日(月)
 ホテルにチェクイン後、マドゥライ郊外のナサム村でのメンタルヘルス・キャンプに参加。これは町から遠くまた高額な診察料の支払いが困難な患者やその家族のために無料で診療を行っているメンタル ヘルス プロジェクトの最前線。評判を聞きつけて遠くの村から精神障がい者、知的障がい者など大勢の患者が来ていました。「多くの患者が治療を必要としているのに、環境が整っていない」と話されていました。遠隔装置付きの巡回バスも来ていました。その後、障がい者の皆さんが作成した製品を販売するショップに立ち寄りました。午後からマドゥライ市の宮殿や寺院を観光後、お別れの会に参加しました
2月9日(火)
 午前中は自由時間。午後3時半に出発。機内泊。
10日午後4時頃羽田に到着。

                                                                  
南インド、国際ロータリー3000地区を訪問して感じたこと。
 
「人が人であることの本質」それは2000年以上も前から哲学という学問の重要問題でした。人類が求め続けている「人としての本質」とは、果たして何でしょうか?
今回、南インドの3000地区と私たち2730地区の「ミッション メンタル ヘルス」プロジェクトに最初から関わらせていただき、この重要な問題について考えさせられました。
3000地区を訪ねて最初の夜、20名程度の地区の役員と協力団体である精神福祉NGOのM.S.チェラムス・トラスト&リサーチ・フアンデーションのラマスブラマニアン精神科医が参加してお互いの紹介と食事会が行われました。その時、3000地区のティーナチャンドラン・ガバナーがこの「ミッション メンタル ヘルス」の経緯を語りました。それは次のようなことでした。
「私は2年ほど前からインドの精神障がい者の生活環境が悲惨であり改善をしなければならないと感じていました。しかしどうすればいいのかわかりませんでした。ある日、空港でM.S.チェラムス・トラストのラマスブラマニアン精神科医と偶然出会ったのです。それはまったくの偶然でした。私は自分の思いを語りました。お互いに話していく内にだんだんと具体的な方策が浮かんできたのです。私はアメリカやヨーロッパを除く、アジアを中心にしたロータリークラブのガバナーにこの「ミッション メンタル ヘルス」の支援をお願いするメールを送りました。しかし、返事はまったく来なかったのです。そして2015年1月のサン・ディエゴでの国際協議会に参加しました。そこでもいろいろなガバナーエレクトに話しましたが、まったく反応はありませんでした。最後の日、たくさんの人が集まる会議に出席しました。正直、日本人や韓国人は英語があまり得意でないことを知っていましたので、期待はしていませんでしたが、近くに日本人らしい方がおられたので挨拶をすると、とても気さくにお話ししていただきました。私はこの方なら思いを語ることができると考え、二人並んで写真を撮りました。そして帰国後すぐに「ミッション メンタル ヘルス」の計画書と写真を添えて、野中玄雄ガバナーの送ったのです。なぜなら写真を添えることで私のことを思い出してもらおうと思ったのです。このように野中玄雄ガバナーとの出会いもまったく偶然でした」
このように話された時のティーナチャンドラン・ガバナーのお顔はとてもうれしそうでした。ふたりのガバナーエレクトの偶然の出会いからちょうど1年後、こうしてインドを訪問することになったのです。
翌日はMSチェラムス・トラスト&リサーチ・フアンデーションの施設を訪問しました。ここでも最初にラマスブラマニアン精神科医がこの施設を設立した経緯を話されました。
「私は最初、外科医を目指していたのです。しかし、私の弟が精神疾患になりました。そこで私は父から『弟のために精神科医を目指したらどうか』と勧められたのです。私は精神科医になり、そしてこのNGOを設立しました。私は父親の思いを受け継ぐためにこのNGOに父親の名前を付けました。M.S.チェラムスとは父親の名前なのです」
それからラマスブラマニアン精神科医は長い時間をかけて自分の思い、これからの構想などを語りました。
人はいろいろなことを感じ、そして思います。それっきり忘れてしまうものもありますが、中には長い年月にわたって思いを募らせていることもあります。
そして、その思いを実現するために一歩、いや半歩だけでも踏み出した時にこそ、偶然が必然になるのかもしれません。
フッサールという哲学者は「人とは受肉した志向性である」という言葉を残しました。受肉とは肉体のことです。志向性とはいわゆる「前に進もうとする意思」のことでしょう。この言葉の意味は「やってみよう」と思い、そして実際に「やってみる」ことでしょう。
今回の「ミッション メンタル ヘルス」は「思いと偶然の賜物」です。その結果、多くの人たちが恩恵を受け、さらなる希望へとつながっていきます。

私たちの小さな一歩は、まだ見ぬ宇宙への一歩なのです。
一歩前へ。
 


今週の例会の質問と課題

今週の例会の質問と課題は・・・

例会の質問

【あなたは次の内容をご存知ですか?】

「2730 ジャパンカレントロータリーEクラブ定款」

第19条 改正
第1節 改正の方法
本条第2節に規定されている場合を除き、本定款は、規定審議会によってのみ改正できる。その方式については、RI細則の改正について同細則で定めているものと同じとする。

例会の課題(感想)

Q1)「メインプログラム」についてご意見・ご感想をお書き下さい/

Q2) 例会に参加された感想や会長挨拶・委員会報告等についてのご意見・ご感想など、ご自由にお書きください。/


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