●「第3000地区（インド）健全な精神に向けての私たちの使命プロジェクト」について
　地区として地区財団活動資金（ＤＤＦ）を活用したプロジェクトを実施することになったとの報告がありました。詳細については資料をご覧ください。
　なお、このプロジェクトにはＥクラブの戸高会員が深く関わられております。Ｅクラブとしてもプロジェクトについて知り、協力していきましょう。
　［資料］①Mission Mental Health 150831　②ＭＭＨ説明文　③概要図 

　2015年10月31日（土）に第3000地区のガバナーノミニーが宮崎にいらっしゃいました。空港での出迎えに戸高さん、菊地さん、宮本さん、松元さん、今柳田が参加しました。
　「Ｅクラブ行事等の報告」のコーナーで戸高さんからの報告を掲載いたしました。ご覧ください。

米山月間に寄せて

ＲＩ２７３０地区　ロ－タリ－米山記念奨学会
部門長　達富　脩（延岡東ＲＣ）

【米山記念奨学会事業とは】
　米山奨学会の事業は外国人留学生の単なる学資援助という救貧型の事業ではなく、彼等を将来日本と彼等の国、更には他の国々との理解と友好親善平和の架け橋となり得る人材に育成することを目的とした人材投資事業であります。そして私たちロータリアンは米山奨学生をそのような人材に育て上げる義務があるということであります。この意味合いにおいて本事業は単なる一地区だけのものではなく日本国内の他地区合同の国際奉仕活動なのであります。　
　また、この事業は日本のロ－タリ－固有のものでありロ－タリ－財団とは直接関係はなく、国際ロ－タリ－のＤＬＰ部門にも組み入れられておらず、従がってＲＩ関連の資料の中にも含まれておりません。このようなことから日本のロ－タリアンでさえも多くは米山奨学会はＲＩの付足し部門であるかのような錯覚に陥っているように思えてなりません
 
【人材育成について】　

　次に人材の獲得の手段として米山奨学生の募集と選考があります。これは各地区で米山奨学会の指定校に在学する外国人留学生を対象に毎年募集を行い、その中から将来性のある優秀な学生を厳正な選考試験により定数採用することになっております。実はここが一番大事なところであります。“奨学金が将来生きるかどうか”がこの選考試験に懸っているのでありまして実に重要な米山奨学会部門の業務であります。
　そして、更に大事なことは合格した奨学生のお世話を地区内各分区のガバナ－補佐に世話クラブを選定していただき、その世話クラブの会長にカウンセラ－を選任していただき、以後世話クラブを中心として奨学生のお世話に当たっていただくことになるのであります。
　そして学友会組織を通して奨学生および奨学生ＯＢとも帰国後も交流を維持し親交を図らなければなりません。奨学金のやり放し、貰い放しではいけないのであります。地区内でも直接米山奨学生に関わりのないロ－タリアンの多くはは至って無関心なように思えます。如何にしてこれらのを会員に関心を持っていいたくかが私たち米山奨学会部門にとりましての今後の大きな課題でもあります。

【米山奨学会の寄付について】
　以上米山記念奨学会事業の趣旨を説明いたしましたが、この事業を行うには当然資金が必要であります。その資金はみなさま方の善意に基づく浄財の拠出に依存するより外はありません。事業の趣旨がご理解いただければ、資金協力はいただけるものと期待しております。一方、地区内でも直接米山奨学生に関わりのないロ－タリアンは至って無関心なように思えます。当然米山奨学会への寄付についても消極的になり勝ちであります　
　さて、寄付ということになりますと、みなさんは纏った金額１万円、５万円、１０万円とかを一度に寄付するものとお考えになると思います。もちろん、そのようにしていただけるならばそれは大いに結構なことでありますが、実はそのように多額のものでなくても無理のない範囲での小額積立の継続で充分なのであります。例えば一人１日１円で年間３６５円になります。１０円では３６５０円、１００円では３万６５００円になります。当地区の一人当りの目標寄付額１万５０００円をはるかに凌ぐ額になります。単純計算では当地区会員数２３００名として年間で８３９５万円になります。当地区の前年間実績は２４２０万円ですからこれも遥かに超える額になるのであります。１日１００円はみなさんにとって多額でしょうか？　ロ－タリアンならこれくらいの金額はできないことはないと思います。
　みなさんの日常金銭消費の中では当然つり銭は発生するはずです。そのつり銭の一部でもよいのです。その積み重ねが年間で可なりの驚くべき額になるはずです。みなさん、思い切ってやってみませんか？　米山貯金箱を作るのです。そして夜，床に就く前につり銭の一部を入れるのです。　“今日一日の無事を感謝しながら”　この姿は実にロ－タリアンにふさわしい姿であります。余談ではありますが、このような精神状態の中からは“退会”ということばは決して思い浮かぶことはないでしょう。　　
　寄付をするにあたって、先ず大事なことは“寄付をしよう”という気持ちを持つことです。この気持ちさえあれば寄付の問題は解決するのです。寄付をしようと思う気持ちの無い人はいくらお金があっても１円もしないからです。更に望むべくは、”米山功労者になろう“と決心していただくことです。何事に於いても目標を持つことはたいへん大事なことであります。その目標を持って実践していただければ実に効果的な実績となるでしょう。　　
　ロ－タリ－アンにとって寄付は“奉仕の灯”であります。オリンピックの聖火が大会終了まで灯し続けられるように、ロ－タリアンもロ－タリアンであり続ける限り続けるのです。　　
 

一円は一円にして一円に非ず。　継続は力なり。
消すな。絶やすな。　”奉仕の灯”