1.奉仕の理想
奉仕の理想に 集いし友よ
御国に捧げん 我等の生業
望むは世界の 久遠の平和
めぐる歯車 いや輝きて
永久に栄えよ
我等のロータリー ロータリー
2.それでこそロータリー
どこで会っても やあと言おうよ
見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
遠い時には 手を振り合おうよ
それでこそ ローロー ロータリー
3.手に手つないで
手に手つないで つくる友の輪
輪に輪つないで つくる友垣
手に手 輪に輪 ひろがれまわれ
一つ心に おおロータリアン
おおロータリアン
4.ありがとうロータリー
富士の高嶺みつめて 地に足を踏みしめ
喜びと誇りを胸に 今もこれからも
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて
それぞれのなりわいを それぞれの方法で
歩んできた だから今 新しい道がある
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の喜びに向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて
先日、報道された経団連の声明は大いに納得させられた。
文部科学省は今年6月、全国86校の国立大学に人文社会科学系の学部・大学院の廃止、あるいは社会的要請の高い分野への転換などの組織の見直しを求めた。つまり、理工系は国益に直接つながる技術革新や産業振興に寄与しているが、文学部や社会学部など人文系は、その成果が見えにくい。だから、人文系より理工系の方に力を入れ、実社会に即戦力のある人材を送り出し、経済成長につなげよ、ということだろう。この通知は国立大学の間に、反発や困惑を生み、中には人文系の定員を減らして理工系の定員を増やそうとする大学もあった。
これに対し、経団連は9月9日、「産業界が求める人材像は、その対極にある」と、文科省の通知に真っ向から反対する声明を出したのだ。報道によると、経団連はまず声明の中で「大学、大学院では、留学など様々な体験活動を通じ、文化や社会の多様性を理解することが重要」と指摘した上で、文系と理系にまたがる「分野横断型の発想」により、様々な課題を解決できる人材が求められている、と主張している。さらに、国立大学の改革は国主導ではなく、学長のリーダーシップで進めるべきであるとも主張、政府は大学の主体的な取り組みを最大限、尊重するよう注文を付けている。
経団連がこうした声明を出した背景には、文科省の通知が文系つぶしと受け止められ、そこには「即戦力を求める産業界の意向がある」との見方が広がったことへの懸念があったようだ。榊原定征会長も記者団に「経済界は即戦力だけを期待しているのではないことを、改めて発信したかった」と語っている。日本学術会議も「人文・社会科学の軽視は大学教育全体を、底の浅いものにしかねない」と、反対声明を出していた。
こうした反発の高まりに対し、文科省は火消しに追われているようだ。下村博文・文科相も「人文・社会学科を軽んじているのではなく、すぐ役立つ実学のみを重視しているのでもない」と、弁明している。もちろん、大学が必要に応じて組織の見直しをやるのは当然だろう。例えば、、我が国には110の活火山がある火山大国だが、火山の研究者は大学で47名、国の研究機関で34名の計81名にすぎない。さらに、大学の博士課程で現在火山の研究をしている学生は5名で、関係者の間では「火山学者は絶滅危惧種」とささやかれているそうだ。
最近、全国で火山の噴火が相次いでいるだけに、こんな報道に出会うと不安を覚える人も多いのではなかろうか。文科省も5年間で160名に倍増させる計画だそうだが、それこそ火山大国に不可欠な実学として大学や気象庁とも協議して実現してほしいものだ。
「一生成香」No22 「CLPって何?」
研修リーダー 菊地 平
9月13日(日)13:00~16:55・都城・メインホテルにて、地区クラブ研修会が開催されて、総員95名、Eクラブからは今柳田幹事と小牧会長エレクトに菊地が出席して参りました。
内容は「DLP地区リーダーシップ・プランについて」と「CLPクラブリーダーシップ・プランについて」各45分、さらにグループ別ディスカッションが行われました。
~~そこで、私の理解の範囲での解説をと思った次第です。
CLPは2004年11月RI理事会で承認されて、大きく踏み出したのでしたが、現在の地区組織図を見て判りますように、『職業奉仕』『社会奉仕』『青少年奉仕』『国際奉仕』が奉仕部門内の委員会となったために、地区研修協議会には委員長の出番がなくなりました。CLPが発表された時、当時のグレンエステスRI会長エレクトの「世界最大のNGOであるロータリー」という発言から、4大奉仕が隠れてしまいました。
『職業奉仕こそロータリー』と言う、多くの職業奉仕・信者のロータリアンにはCLPの思想が我慢ならなかったために、大型クラブでも大きな反発があり、さらに悪いことには『決議23-34』が手続き要覧から削除されるという騒動が持ち上がりました。これこそ人生哲学としてのロータリーの真髄と誓ってきたロータリアンには大ショックの事件となりました。
その後日本のガバナー会や役員の相当な運動によって、「決議23-34」は復権いたしましたのでほっとしているところです。特にビチャイラタクル元RI会長を初め日本の理事・理事経験者の方がたの功績です。CLPは地区でもクラブでも理解に温度差があってスタートが足踏みして、今でも、そのための研修をしなければならない有様です。
10年来、地区はRIの意向に添ってCLPを理解するように各種セミナーを開催し、その普及に躍起となってきました。その根には、1、RIがロータリークラブをNGOだとしようとした事、2、会員の激減から弱小クラブの活性化を図ったこと、3、ロータリーの世界の認知度がそれほど大きくは無く、公共イメージUPを図る必要があった事、などがあったと思います。
その目的を人道的なボランテア活動だと考えれば、会員数が激減したクラブには存在価値はありません。ボランティア組織なら、何よりもマンパワーが優先しますから、会員数が少ないクラブには積極的な活動は望めません。弱小クラブを何とかボランティア組織として自立できるように、最小限度の管理組織を想定したものが、RIの提唱したCLPなのです。「機能を喪失しかかっているクラブ」を「人道的奉仕をするボランティア組織」として長らえるためのプランだともいえます。
本来クラブの委員会や組織はクラブがその自治権に基づいて独自に定めることができますから、地区ガバナーや地区役員が強制すべきものではありません。
しかし、日本ではお上のお達しは遵守しようという、風土があります。また、そのほうがお互いやり易いということもあります。従って、大型クラブは独自の組織でもいいわけですが、弱小クラブはこの際クラブの体に合わせた、CLP推奨組織であるべきでしょう。組織作りはどのクラブでも既に済ませているはずなのですが? 何しろ、10年前から地区はCLP研修委員会を地区に作って推奨してきましたから、クラブの中でもCLP委員会を組織したところも、出て参りました。
クラブは5大奉仕部門の扱いに定款とCLPの矛盾に当惑しながらの作業だったと思います。例えば地区では3年委員と言う継続性を提唱していながら、一方では、細則は毎年見直すべし~ということなどの矛盾。定款の中での5大奉仕と細則での扱いの矛盾はそのままにしてある事も不思議です。そこで多くのクラブは、奉仕プロジェクト委員会を作って、CLPの趣旨を生かすことで、地区DLPとの整合性を保持していると思いますが、それで良しとしましょう。
私はこの6年間地区を見ていませんでしたので、あまり断定はできませんが、研修会参加クラブによっては、戸惑いがあったかもしれません。CLPの活動によっての受益者は外部の方ですから、自分自身が受益者となる「職業奉仕」は奉仕プロジェクトのラインから外す方が良いと思います。
ではEクラブの現状とCLPについて考えてみましょう。まず、CLPの目指すところは
①、クラブ奉仕の機能再検討
②、実践奉仕のやり甲斐の共有
③、個々の寄進(財団・米山)がロータリーマジックを生む
④、社会に認知されたクラブの公共イメージ作り
⑤、変えてはならないものに対する勇気も必要
ということです。現在、地区内の弱小クラブと言われる会員20名以下のクラブが13クラブあります。みな少ない会員でありながら、一生懸命なクラブ運営をされていて、その事は、Eクラブにとっては参考にしなくてはなりません。限られた人数と予算の中で、どう奉仕プロジェクトが機能するかを実践してきましたのが、鹿児島での献血活動・山形屋前でのポリオ募金活動・宮崎イオン内でのポリオ募金活動でした。上の②、③,④、を満足させるものでCLPの実践そのものだったと思います。
幸いEクラブは開設準備委員会の深尾委員長・川平副委員長によって標準クラブ定款・細則を元に発足したのです、とにかくやってみよう~の活動がCLPそのものと言って良いと自負しています。
宮崎での募金活動には、福岡から鹿児島から参加されてのことで、委員会の壁を横断してのことですから、今後とも委員会横断の奉仕プロジェクトがCLP実践と捉えると判りやすいのではないでしょうか。
また、クラブの5大奉仕委員会の内いずれかの委員会が奉仕活動を提案=この指とまれ!と声かけたら、委員会の組織に関わらず、その活動に参加奉仕するクラブでありたいと思います。その事が地区奉仕プロジェクト委員会の意図するところだと思いますし、その事で奉仕活動が満足できたら、CLPのプランは体感できたということではないでしょうか?
最後に、広報と「公共イメージ」の強化はCLPでは地区とクラブにも組織されるようになり、2011年以来大きく取りあげられるようになりました。それまでは、聖書に「汝ら右手でなしたることを、左手に教うるなかれ」とありますように、ロータリーは陰徳を積むことを大事にして参りましたが。~~折角取り組んで来た奉仕活動を、もっと大きく広報しよう~ということなのです。その事が地域から受け入れられ、会員増強やクラブ活性化に繋がっていくからで、メディアをもっと活用しようと言うことで~これ見よがしの他の奉仕団体を意識してのものになっていったのではないでしょうか。
アメリカの神学者ラインホールド・ニーバーが言うように「神よ、変えることの出来るものについては、それを変えるだけの勇気を我らに与え給え。変えることの出来ないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与え給え。そして変えることの出来るものと、変えることが出来ないものとを識別する智恵を与え給え。」~と。CLPは既に実施段階になっていることを付け加えたいと思います。