「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)
2017-18年度 会長テーマ
「例会に積極的に参加し、学びを深める」
~楽しく・感動に出会える例会(場)をみんなで作ろう~
みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第37回(通算第171回)例会を開催いたします。
5月は、若い人々の育成を支援するすべてのロータリー活動に焦点を当てる「青少年奉仕月間」です。ロータリークラブは、この月間中、クラブのニュースレターやその他の広報資料に「各ロータリアンは青少年の模範」のスローガンを利用するよう奨励されています。
新世代のためのプログラムには、 インターアクト(ロータリークラブにより提唱された、12歳から18歳までの青少年または高校生のための社会奉仕クラブ)、ローターアクト(18歳から30歳までの青年男女のための、 ロータリークラブが提唱する奉仕クラブ)、ロータリー青少年指導者養成プログラム〈RYLA〉(年齢14~30歳の若者が集まり、リーダーシップスキルと人格を養いながら、ロータリーについて学ぶ集中研修プログラム)等があります。
これまでに、第16回例会(通算第150回)でインターアクト、第30回例会(通算第164回)でローターアクトについてお話しさせていただきましたので、今回は、ロータリーの青少年指導者養成プログラム「RYLA」についてご紹介します。
1 RYLAの始まり
RYLAは、1959年にビクトリア王女の訪問を記念して地元青年たちによって行われた祭行事として、オーストラリアのクイーンズランドで初めて実施されました。以来、青少年の可能性を信じるロータリアンによって続けられ、次世代のリーダーとなる青少年が、自己を発見し、スキルを身につける機会となりました。1971年に国際ロータリーによって正式に採用されたこの活気あふれるプログラムは、現在、世界中のロータリークラブと地区によって実施されています。
2 RYLAの目的
年齢14~30歳の若者を対象に、スキルと人格を養いながら、奉仕、高い道徳的基準、平和といったロータリーの価値観について学ぶ機会を提供することを目的としています。
3 主な実施内容
セミナー、キャンプ、ワークショップなどの形式が多く、期間は2~10日間で、ロータリアンによる主催の下、クラブ、地区、多地区合同のいずれかで行われます。地元のロータリークラブが参加者を推薦し、多くの場合、その参加費用を負担します。選ばれた若者たちは、RYLAでさまざまな事柄を学び、多くの人々と接し、地域社会で積極的に活動するリーダーと出会い、貴重な情報とキャリアのスキルを学びながら、自信を育んでいきます。
2730地区では分区ごとに開催されており、4月21日~22日に鹿児島北部・西部分区と宮崎西部・南部分区で、4月28日に鹿児島市内分区でRYLAが開催され、当Eクラブ会員も参加されています。
皆さんの居住地区でも開催されると思いますので、機会があれば参加していただき、次世代育成にご尽力いただくようお願い致します。
開催日:2018年4月21日(土)~22日(日)
場 所:都城市高城町ふれあいセンター
参加者:(研修生)27名
【日程】
4月21日(土)
13:30~ 開会式
14:00~ アフォメーション講座
(大野成浩講師から「ナポレオン・ヒルの成功哲学」、「成功するためのルール」を学ぶ)
16:00~ 美味いもの創り争奪戦
18:30~ 実食、審査、投票、結果発表、表彰、講評
19:30~ 後片付け、翌日のスケジュール発表
20:00~ 自由時間
22:00 就寝
4月22日(日)
6:00~ 起床
7:00~ 朝食
8:00~ 講演「未来を拓くドリームマップ」
8:40~ 「私のドリームマップ」作成、発表
11:00~ 記念撮影(集合写真)
11:15~ 閉会式
【内容】
■アフォメーション講座
アフォメーションとは肯定的な断言をする事。「~したい」「こうなれば良いな」という願望を「~なっている。」と断定して繰り返し唱える事で、潜在意識に働きかける。
脳の機能として意識的な思考(顕在意識)は全体の10%、残りの90%は潜在意識である。
潜在意識=自己イメージ=今までの自分の経験や体験の集合意識。ここに間違った情報があれば、間違った判断をしていく。書き換え可能。
創造的潜在意識:自己イメージ通りになるように働くイメージ(潜在意識を元にオートマチックに働く)。潜在意識に入れるだけで、その情報を取り入れようと脳が働いてくれる。今まで気づかなかったチャンスに気づく(アンテナを張る)。例えば、街中で自分の誕生日のナンバープレートの車が居たら自分は気づくが周りは気づかない。
自己イメージをポジティブなものにする為に、根拠は要らない。ワードピクチャーエモション(言葉・映像・感情)で上書きする。自分がこうなりたいというのをドキドキワクワクしながらイメージする。
脳は善悪の判断が出来ない。他人の悪口を言ったとしても、自分のことと勘違いしてしまう。(主語が分からない。)謙遜も脳が勘違いしてしまう。
アフォメーションの仕方:人と比較してはいけない。但し、目標とする人をイメージするのは良い。肯定的に作る。(例:失敗しない→成功する。私は病気にならない→私は健康である。「失敗」や「病気」というワードでマイナスのイメージを持ってしまう。)
■ドリームマップの作り方・活用の仕方
①写真やイラストがたくさん載っているあらゆる種類の雑誌やインターネットの写真等から「いいな~、羨ましいな~」「自分もあんな風になりたいな~」と思えるような写真を切り抜き(又はコピーして)なるべくたくさん集める。
②大きな紙(A2位)の中心に達成感溢れる自分の写真を貼る。
③自分の写真のまわりに切り抜いた(コピーした)写真を分野毎に貼っていく。写真は自由に拡大・縮小する。※写真に数値や期日等、具体的に書き込んでも良い。
④完成したら、自分の部屋など毎日見る場所に掲示する。
⑤それを毎日眺めながら達成した時の自分の姿を思い浮かべる。
※自分がなりたい姿を思い描くだけで気持ちがその方向に向かい、自然と努力をするようになる。
⑥1つ2つのことが達成出来たら、その写真を剥がし、新しい写真を貼っていくと良い。
夢を描く(視覚化する)➡夢を毎日眺める➡夢を信じ実現できた自分を思い描く➡夢を語る➡夢に向かって行動を起こす➡夢が近づいてくる
【感想】
今回のRYLAは1泊2日の研修だった。夕食は自分達で献立を立て、買い出しをするところから始まり、一緒に調理。他のグループの料理も試食しコスパ・見た目・味等で投票し1位のグループを決定。その後、バンガローでの宿泊。
1日目の講演と2日目のドリームマップ作りは内容が連動しており、研修生もイメージしやすかったと思う。
研修生に話を聞いたところ、1泊2日ということで、最初は抵抗があったが、参加してみたら他の参加者と仲良くなれたので良かったとのこと。
研修生は自分達で食事の準備や後片付けをしたり、知らない人と同じバンガローに寝泊まりするのは大変な部分もあったと思うが、参加者同士が仲良くなるきっかけになったと思う。
ホストクラブの都城中央RCの皆さんも研修生目線でサポートしており、朝食の準備等朝早くから動かれていた。
みんな素晴らしいドリームマップが出来ており、若いうちにこういう研修を受けられるのはとても良いと思った。
下半期から「私の職業奉仕②」と題して、これまでのEクラブ例会や活動を通じて「私の職業奉仕①」からどのように思いや意識が変化したり気づきがあったのか投稿頂き、会員皆様とさらに共有・意識を深めて頂きたいと思います。
私の職業奉仕②
直前会長 小牧正英
前回の職業奉仕に関する寄稿以降、会社が一つ増えておりますのでその会社の視点で書かせて頂きたいと思います。
昨年五月、Bリーグに所属するプロバスケットボールチーム「鹿児島レブナイズ」を引き継ぐため、運営会社を設立いたしました。バスケットボールには無縁、ルールすら知らない、バスケットボールの試合を見たこともない中でのスタートではありましたが、この町からプロスポーツの灯を消してはいけないということだけでの決断でした。
今までにも多様な業種に展開はしてきましたが、各業界には学べる術がありました。保険業をするにしても、美容業をするにしても、その業種を営んでいる知り合いを探して教えてもらうことが出来ました。しかし今回はそうはいきません。日本全国見回しても、プロスポーツ球団の運営会社はあまりにも分母となる数が少なすぎました。
自分の知識と、全運営会社からのレクチャーのみで一年間経営を行ってまいりましたが、業界特有の常識に惑わされることも多く、未だに飲み込めないことも多々あるのが実情といったところです。
その中の最たる部分が異常な売上構成比率です。ケーキ屋さんであれば「ケーキ」という商品を提供し、「代金」という対価をいただきます。美容室であれば「カット」というサービスを提供し、「代金」という対価をいただきます。これをプロバスケットボールチームにあてはめると「試合観戦」というサービスを提供し、「チケット代」という対価をいただくはずなのですが、このチケット代で運営が賄えていないチームが殆どです。会場に企業看板をだしていただく、ユニフォームに企業ロゴを印刷させていただくというスポンサー料があって、初めて成立する形となっています。事実、売上の50%以上をスポンサー料で占めているというチームが九割を超えています。
このスポンサー料を全否定するわけではありませんが、現時点のBリーグにおいては寄付以外の何物でもありません。プロ野球の読売ジャイアンツのような球団なら、東京ドームに観戦に来られるお客様、テレビを通じて広告を目にする方もいらっしゃるでしょうから、スポンサー広告という物に意味があると思います。しかしテレビ放映もない、観客数も数百人規模のチームでは、広告としての対価としては不適切でしかありません。
「地元のチームだから応援するよ」
「母校の後輩が選手で頑張ってるから応援するよ」
そう言ってスポンサードしてくださる地域の方々がいらっしゃるから、我がチームは一年間戦うことが出来るのです。
このような状態の会社でも、出来る社会奉仕はあるはずだと考え、小さなことですが得意分野を中心に取り組んでおります。
各地地方の小中学校に出向き、子供達とバスケットボールを通じて触れ合う。
夏祭りの時期には選手手分けして夏祭りに参加し、一緒に踊り、一緒に神輿を担ぐ。
夢を諦めないことの大切さを、小学校の課外授業として話をさせてもらう。
鹿児島に一つしかないチームだからこそという部分に特化して、フロントスタッフ、選手ともに奉仕を意識してもらうように心がけております。
この例会の次の週で、今シーズン62試合全てが終了します。来シーズンは成績も上げ、可能な奉仕の形も増やせるよう、上を向いて頑張ってまいります。