2022-23年度の会員卓話テーマは「人生100年。私がしたいこと10」で、皆さんからこれからしたいことをたくさん聞かせていただいています。「したいこと10」を実現するためには、健康な身体と心は不可欠です。
そこで、今週のメインプログラムは『健康』をテーマにして、ロータリーの友12月号の特集「ＲＯＴＡＲＹ　つくるめし」から一部抜粋してお送りいたします。この特集ではRI第2730地区都城中央RC田村様（管理栄養士・専門調理師）の話も掲載されていますので、是非お読みください。
　皆さまの「元気めし」や「健康の秘訣」や「心掛けていること」などをございましたら、コメントでご紹介ください。よろしくお願いいたします。
 

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ロータリーの友12月号　特集　疾病予防と治療月間
 

「ＲＯＴＡＲＹ　つくるめし」

　特集の中から「元気めし」と「〆の一口」を
　ご紹介させていただきます。
 
 



 
 
 
 
 

 
 
誰しも中高年の域にかかると、自分の死に際を漠然とでも想像することがあるものです。人それぞれの死生観はあるでしょうが、一般的にはピンピンコロリが理想ではないでしょうか。死ぬ間際まで自分自身の身の回りのことを自分ででき、周囲とコミュニケーションが取れ、眠るような死で生を全うする。ピンピンコロリのためにも、日々の健康のためにも、毎日の食事を大切にしていただくことが重要です。
さて、日本人の健康意識は高く、また、知識も一般に浸透し、その知識レベルは恐らく国際的にも高い方です。ただ科学は日進月歩で、栄養学の定説も覆されることがあります。また、メディアのセンセーショナルな報道で極論的な思い込みにはまり、むやみに信じてしまうケースも見受けられます。
私たちは、具合が悪くなると薬を処方してもらいますが、袋には「服用」の文字があります。古代は、薬草の成分を布に浸し、それで患部を覆っていたのでその名残の言葉と言われています。私たちの祖先の時代から食べ続けている食材は、いわば、天然の薬にも等しいものと思っていただきたいですし、どの食材も等しく大切であると認識することが大事です。
昨今、悪玉コレステロールや塩分を悪くいわれることがありますが、どちらも栄養としての働きを持っています。決して不要なものではないのです。問題は摂取の偏りです。「赤ワインでがんを抑制するなら毎日飲もう」といった、特定の食品を集中的に摂取するデメリットは報道されないことが多いのです。なぜなら、商業的忖度や、単にその食品の良いところだけを広めたいというコンセプトで報道されることもあるからです。体に異常を来すからには何かしら原因があり、それが食のバランスによるものなら、ある意味たやすく改善できます。幅広い食品を摂取することで、微量でもそれぞれの栄養素が重要な働きをなし、また、ホルモンの原料となり、ストレスや睡眠の改善を施すといった効果を導き出すことができます。
食に「珍しい」「高価」というアイテムを求めることもあるでしょう。悪いことではありませんが、体そのものはそんなに喜んでいないこともあります。一度、ご自身の食生活を振り返ってみましょう。