「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)
2017-18年度 会長テーマ
「例会に積極的に参加し、学びを深める」
~楽しく・感動に出会える例会(場)をみんなで作ろう~
みなさん、こんにちは。
2730ジャパンカレント第41回(通算第175回)例会を開催いたします。
第10回例会の会長の時間では「『怒る』と『叱る』の違い」についてお話しさせていただきましたが、今回は褒める(ポジティブ発言)と叱る(ネガティブ発言)の使い分け(比率)の法則である「ゴッドマン率」についてお話しさせていただきます。
【ゴッドマン率】
「ゴットマン率」とは、ポジティブな言葉とネガティブな言葉の数を比率化して人間関係の破綻を予測する法則であり、仕事にも日常生活にも役立つ人間関係の法則として知られています。
ワシントン大学の名誉教授(心理学)であるジョン・ゴッドマンは、700組の新婚夫婦の15分間会話を観察して、ポジティブな発言とネガティブな発言の割合が5:1なら10年後、94%の確度で離婚しないことを発見しました。つまり、ポジティブな発言が5に対して、ネガティブな発言が1くらいの割合で人間関係を保ち続ければ、破滅にならないという意味です。この割合は、相手との関係によって決まっていて、長い研究の結果、それぞれの関係において、以下のような割合を発見しています。
<ポジティブとネガティブの割合>
区 分 |
褒める |
叱る |
親と子供 |
3 |
1 |
ボスと部下 |
4 |
1 |
パートナー |
5 |
1 |
友達 |
8 |
1 |
店員とお客 |
20 |
1 |
親と成長した子供 |
100 |
1 |
子供がまだ小さい時は3回褒めて1回叱る程度で関係は良好ですが、子供が大きくなると、100回褒めて1回叱るくらいにしないと関係が悪化していきます。
店員とお客様との関係では、20回褒めて、1回お客様に悪い点を指摘するくらいなら問題ないということです。つまり、20回くらい来ていただいている常連客になれば、1回くらいは、ネガティブな会話があっても大丈夫ということになります。初対面のお客様に対し問題点を指摘するような事があると、正論だったとしても次からその店には来なくなるでしょう。
ボスと部下の関係では、仕事上のつながりという関係なので、ポジティブとネガティブの割合が4:1くらいなら大丈夫ですが、いつも叱っているようでは、人間関係が崩れてくることを意味しています。
友達の場合は、「8:1」だそうです。この割合から、人間関係を保つのがむずかしいことがわかります。たとえば、ちょっとした言動が原因で、それまで仲の良かった友達と疎遠になってしまったという経験があると思います。友人間でネガティブな言動をすると、あっという間に関係が冷えてしまいます。
日ごろ新入社員を指導する際に、悪いところばかり目について口うるさく注意していましたが、最近はこの「ゴットマン率」を参考にしながら(極力)できたことを褒めるようにしています。いつも叱ってばかりの人や、批判ばかりしている人は、すぐに人間関係が悪くなるので注意が必要です。
ロータリアンの皆様も自分自身を振り返り、「ゴッドマン率」が保てているかどうかを自己診断してはいかがでしょうか。
Eクラブに関する案内
■リアル理事会開催のご案内
日 時:2018年6月17日(日)10:30~11:30
場 所:メインホテル4F(地区事務所)
出席予定者:菊地さん、今福さん、桐明さん、松岡さん、西さん、宮本さん、
中村さん、花里さん、今柳田さん、廣田さん、吉永
■クラブ設立記念例会(リアル例会)のご案内
日 時:2018年6月17日(日)12:00~13:30
場 所:メインホテル4F(地区事務所)
出席予定者:菊地さん、今福さん、桐明さん、松岡さん、西さん、宮本さん、
中村さん、東さん、花里さん、今柳田さん、廣田さん、吉永
メールとFacebookで案内しておりますので、出欠をご連絡ください。
地区及び分区に関する案内
他クラブの行事等に関する案内
●「宮崎アカデミーロータリークラブ認証状伝達式」のご案内
日 時:2018年7月29日(日)
12:30~受付、13:30~認証状伝達式、15:00~記念講演会、16:30~記念祝賀会
場 所:ニューウェルシティ宮崎(宮崎市宮崎駅東1-2-8)
登録料:10,000円
登録締切日:6月23日(土)
※メールをお送りしておりますので、ご確認ください。
【Eクラブ行事等の報告】
報告事項はありません。
【その他 報告】
●2018年6月10日(日)、都城市で開催された「公共イメージ向上セミナー」に
西さんが出席しました。
地区研修・協議会 分科会報告
米山記念奨学会部門報告
次年度 研修委員長 吉永由香
■部門長より
・米山記念奨学会は、日本のみのロータリアンで運営されている奨学団体。
・日本と世界を結ぶ親善大使になって、自国の発展に寄与するような優秀な人材を育成する事を目的としている。
・この奨学金は卒業しても返済する必要がない。
・ロータリアンの中からカウンセラーを選び、日本についての説明をしたり、日本独特の文化や行事に参加したりする。
・奨学金は振り込みではなく、毎月1回例会にて渡し、クラブ会員との交流を深める。
・20年前は1000名の奨学生を選定していたが、寄付の減少により、前年度は750名であった。
・ロータリアンの寄付だけで成り立っている。
■米山寄付推進委員会
【寄付の種類】
・普通寄付金…全RCが定期的に行う寄付。→地区目標 1人5,000円/年(義務)
・特別寄付金…個人・法人・クラブから任意で行う寄付。→地区目標 1人10,000円/年
※寄付は6月末までとなっているが、出来るだけ年度初めに寄付をしてもらいたい。
・事務費や会合費などの管理費は、資産の運用益で賄っている。
・寄付に対する各種表彰制度や税制上の優遇措置がある。
■米山奨学生委員会
・これまでに123カ国18,800名以上の奨学生を支援してきた。(当地区では250名以上)
・地区で奨学生を何名採用できるかは、3年前の寄付金の額により全国比で決まる。
【活動計画】
※米山記念奨学会の年度は、学校に合わせて4月~3月。
① 7月初旬 指定校選定と学校説明会(2019年度)
② 9月初旬 奨学生枠決定
③ 9月~10月 地区米山セミナー
④11月中旬 指定校からの学内選考後の申請
⑤12月初旬 面接官委嘱と書類選考
⑥12月下旬~ 書類選考
⑦ 1月初旬 面接選考会
⑧ 2月初旬 2019年度奨学生決定と通知
⑨ 2月下旬 2018年度奨学生修了式
⑩ 4月中旬 2019年度奨学生とカウンセラーのオリエンテーション
■米山学友委員会
・これまで、奨学生期間が終了したらそれきり音信不通となり所在も就職先も解らないという状況だった。奨学生期間が終了した後も繋がりを持ち、ロータリアンになってもらいたい。交流会や学習会にも参加してもらいたい。そういう思いで学友会を発足させた。
【まとめ】
・米山記念奨学会の最大の目的は、寄付を促すこと。
・寄付は金額の問題ではなく、気持ちを持つことが大事!
・寄付を促す為には、会員の皆さんに奨学生の話を聞いてもらったり、奨学生のその後の様子を知ってもらうことが重要。
→各クラブ、奨学生による卓話を推進してもらいたい。
→奨学生のその後の状況をまとめたDVDを作成しているので、例会で流してもらいたい。
下半期から「私の職業奉仕②」と題して、これまでのEクラブ例会や活動を通じて「私の職業奉仕①」からどのように思いや意識が変化したり気づきがあったのか投稿頂き、会員皆様とさらに共有・意識を深めて頂きたいと思います。
私の職業奉仕②
幹事 吉永由香
私の職業分類は牛乳・乳製品の製造業です。前回の「私の職業奉仕」では、長年担当していた物流業務での内容を主にお話しました。
今回は、現在の営業事務視点でお話をさせて頂きます。
私は、本社内にあります飲料課で営業事務をしております。主な業務内容は、得意先向けの案内文書の作成、新商品の採用状況等の情報収集、データ管理、請求や入金業務などを行っております。
飲料課は課長と私の2名体制の為、部下はおりません。また、同じフロアに20名おりますが、私より年下の社員は3名しかおりません。20年以上勤めていて、いつまでも下っ端というのは、稀な環境だと思います。
通常、お局様と言われるベテランの域におりますが、自分のやり方・言い方がどうだったかを省みながら仕事に取り組むのは、このような環境のお陰だと有難く思っております。
さて、仕事について業務内容は先に述べた通りですが、営業事務としての役割は、上司(営業担当者)が安心して自分の仕事に専念出来るよう、必要な情報をすぐ提供出来るよう、サポートをすることです。上司は商談、出張、打ち合わせ等で不在になりがちですが、不在の時に得意先、事業所、関係部署から問い合わせがあった場合に代わりに対応する。上司に判断を仰がなければならない案件は、可能な範囲で情報を集めておき、上司がすぐ判断できるよう準備をしておく。
その中で重要になるのが、情報共有と、勝手に判断しないことです。上司の代わりに対応するということは、情報共有・意思の疎通がなければ出来ませんし、自分が判断して良いことかどうかの見極めは重要です。
仕事とは別になりますが、労働組合の書記次長も務めております。弊社は24時間、365日工場が稼働しており、支店・営業所は各主要都市にある為、部署によって労働環境は全く異なります。全員が不満なく働ける環境を作ることは難しいことですが、少しでも改善出来るよう、組合員の声に耳を傾け取り組まなければならないと思っております。
職業奉仕について、IMや職業奉仕セミナーで久保田様や福永様のお話をお聞きした時、とてもすばらしいと感動したのですが、いざ自分の仕事に当てはめた時に、果たして自分が何をすれば良いのかイメージが出来ませんでした。そんな時に職業奉仕セミナーで「読解力」を高めることが重要だというお話がありました。相手が何を求めているのか、それを読み解く力。
末端消費者だけでなく、仕事で関わる人が今何を求めているのか、それに対して自分に何が出来るか・何をすべきかを考えながら、日々の仕事に取り組んでいきたいと思います。