ロータリーE-クラブは一般のクラブ(Traditional Club)とその活動に於いて異なるところはありません。
毎週例会を開き、奉仕プロジェクトを実施し、ロータリー財団を支援し、会員同士の親睦を深めます。
ロータリー資料室

ロータリーに関する資料を集めてみました。参考にしてください。

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第7回例会(通算第9回例会)

例会の開催期間:2014年8月25日正午 ~ 2014年8月29日正午
14-15年度RIテーマ ロータリーに輝きを

例会プログラム

四つのテスト

ロータリーの目的

新「ロータリーの目的」
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。

1.知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
2.職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事は全て価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
3.ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
4.奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

付記
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動をおこさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した(ロータリー章典26.020)

ロータリーソング

1.奉仕の理想

奉仕の理想に 集いし友よ
御国に捧げん 我等の生業
望むは世界の 久遠の平和
めぐる歯車 いや輝きて
永久に栄えよ
我等のロータリー ロータリー

 

2.それでこそロータリー

どこで会っても やあと言おうよ
見つけた時にゃ おいと呼ぼうよ
遠い時には 手を振り合おうよ
それでこそ ローロー ロータリー

 

3.手に手つないで

手に手つないで つくる友の輪
輪に輪つないで つくる友垣
手に手 輪に輪 ひろがれまわれ
一つ心に おおロータリアン
おおロータリアン

 

4.ありがとうロータリー

富士の高嶺みつめて 地に足を踏みしめ
喜びと誇りを胸に 今もこれからも
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

それぞれのなりわいを それぞれの方法で
歩んできた だから今 新しい道がある
ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の喜びに向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

ありがとうロータリー
出逢えた奇跡 奉仕の理想に向かって
ありがとうロータリー
分かち合うしあわせ
共に歩もう 未来をみつめて

会長の時間

会長の時間会長 東 岳也 

第9回例会 2014.09.25-2014.09.29  [ 会長挨拶 ]

みなさん、こんにちは。2730ジャパンカレントロータリーEクラブ第9回例会を開催いたします。

まずは、8月19日からの豪雨による、広島土砂災害によって被害に見舞われた方々に対し、哀悼の意を表したいと思います。
第2710地区(広島・山口)の地区、及びクラブ関係HPを確認しましたが、まだ、情報については更新を確認できませんでした。今後ロータリー関係でも動きがあるかと思います、クラブ内でも奉仕プロジェクト委員会、公共イメージ委員会などが中心になって情報収集をし、私たちにでもできることがないか早急に対応していただかねばなりません、よろしくお願いします。

先日、開催されたロータリー財団地区補助金管理セミナーに出席して参りましたが、その際の資料について、クラブ資料室にUPしました。実際の申請に関しては年末以降になりますが、これに関しては財団委員会だけでなく他の委員会も関わり、クラブ全体で計画をしていかなければなりません。是非皆さんも一度目を通して確認をしておいていただくようお願いいたします。

今月は、会員増強月間です。私たちのクラブも委員会は10名の会員増という目標を立てていらっしゃいますが、その際の流れについてまとめてありますロータリーの資料がありましたので同じく資料室にUPしてあります。現在の私たちの会員募集要項は創立会員用の募集要項のままでありますので、会員増強維持委員会を中心にこの資料や、定款・細則に添った新たな募集要項にする必要があります。

認証状伝達式の話し合いも進み、間もなく案内分が関係各位のもとへ発出されます。
創立をし、Eクラブとしての利点を活かしつつ、徐々にではありますがクラブの形を創りつつありますが、まだまだしなければならないことは多く残されています。
その際にはそれぞれの委員会が中心になりながら、全委員会で連携を取りながらクラブとして形を創っていかなければなりませんので、全会員のご協力をお願いします。

第9回例会 2014.09.25-2014.09.29 [ 会長挨拶 ]


幹事・委員会報告

幹事報告幹事 今柳田 幸代 

【ご案内】

●鹿児島東南RCによる「青少年に対しての献血啓発活動」についてご案内いたします。

 日時:2014年9月13日(土)13:00~16:00 ,9月14日(日)13:00~16:00
 場所:アミュプラザ鹿児島
 内容:献血の呼びかけ,チラシ配布,献血協力 等

 

●「地区大会の登録」についてご案内いたします。

 地区大会は、以下の日程で開催されます。登録手続きは、終了いたしました。登録料等の振込については、参加される皆さまへ、メールで連絡いたしますので、お待ちください。
 なお、今後、登録内容の変更等ありましたら、すぐに幹事(今柳田)へご連絡ください。
  
 日時:2014年10月18日(土)~19日(日)  <一部、17日開催のイベント有り>
 場所:鹿屋市中央公民館,文化会館他
 登録締め切り:8月25日(月)
 内容:ガバナー補佐、部門長、クラブ会長・幹事合同協議会,本会議Ⅰ・Ⅱ,地区指導者育成セミナー,RI会長代理御夫妻歓迎晩餐会・ガバナーエレクト激励壮行会,ゴルフ大会,家族親睦プログラム,会員交流大懇親パーティー,フェアウェルパーティー など
 *詳しいタイムスケジュールについては、以下の資料をご覧ください。
 
 
● 「第3回認証状伝達式打合せ会」についてご案内いたします。

 認証状伝達式にむけて第3回目の打合せ会が開催されます。当日は出席者の確認をし、最終確認が行われる予定です。また、ガバナー公式訪問の打ち合わせも行われる予定でありますので、お忙しい日々かと思いますが、ご協力をよろしくお願いいたします。

 なお、第2回認証状伝達式打合せ会の報告は、副幹事の花里さんより皆さまのところへメールで議事録が届きますので、内容の確認をお願いいたします。

 日時:2014年9月23日(火) 10:00~12:00
 場所:地区事務所 (都城メインホテル4F)  (都城市上町8-9  0986-23-3131)

 第3回認証状伝達式打合せ会への出席の可否については、会議室に「第3回認証状伝達式打合せ会」のスレッドを作成していますので、書き込みをお願いいたします。

 
● 「認証状伝達式 ・ チャーターナイト」についてご案内いたします。

 認証状伝達式・チャーターナイトは、クラブにとって1回しかない行事で、チャーターメンバーでないと出席できない行事でもあります。皆さま、お忙しい日々をお送りのことと思いますが、是非、お仕事等のスケジュール調整をしていただき、ご参加下さい。

 日時:2014年10月5日(日)  15:00~16:00 認証伝達式  16:00~17:30 チャーターナイト
 場所:メインホテル (都城市上町8-9 0986-23-3131)

 会員皆様の出席の可否について(前日の準備も含めて)集約させて頂きたいと思います。会議室に「認証状伝達式・チャーターナイトについて」というスレッドを作りました。前日の準備については第3回の打ち合わせ会時に決定をしますので、念のため書き込みをよろしくお願いいたします。なお、スレッドへの書き込みの締め切りは 8月29日(金) とします。

  
「都城RC60周年記念講演及び記念式典等」についてご案内いたします。
 日時:2014年10月25日(土)
     記念講演:14:30~15:30  記念式典:16:00~17:00  祝賀会・閉会式:17:30~19:00
 場所:[記念講演・式典]ウエルネス交流プラザ (都城市蔵原町11街区25号 0986-26-7770)
     [祝賀会・閉会式]メインホテル (都城市上町8-9 0986-23-3135)
 記念講演 講師:陸前高田市長 戸羽 太 氏
 登録料:10000円 (同伴者:8000円)
 登録締め切り:8月31日(日)
 登録料振込締め切り:10月10日(金)
 
●「青少年交換オリエンテーション」についてご案内いたします。
 日時;2014年8月30日(土) 10:30 受付  11:00~12:00 開会  12:30~13:30 昼食会
 場所;ホテルマリックス (宮崎市千草町15-8 0985-28-6161)
 登録料;4000円
 登録締め切り;8月18日(月)
 会議内容;受入を頂く学校関係者の方々、ホストファミリーをお招きし、オリエンテーションを開催。同日13-14年度派遣留学生帰国者による報告スピーチも行う予定。
 留学生;Alan James CLARKSON君(カナダ)、LONGHI Fredrika Cecilia Marikasdotterさん(スウェーデン)、LAURA GISMONDIさん(イタリア)
 
● 次年度・次々年度にわたる主な地区行事予定が発表されました。

 【国際ロータリー第2730地区主な行事実施予定一覧】
  2014-2015年 田中ガバナー年度/ 2015-2016年 野中ガバナー年度の予定です。

   2014-16 地区行事予定表.xlsx

 


【出席率報告】

第08回例会:2014/08/18~2014/08/22

会員数 出席義務
会員数
出席
会員数
出席免除
会員数
出席率
25 25 21 0 88.00%

第07回例会:2014/08/11~2014/08/15 

会員数 出席義務
会員数
出席
会員数
出席免除
会員数
出席率
25 25 23 0 92.00%

第06回例会:2014/08/04~2014/08/08

会員数 出席義務
会員数
出席
会員数
出席免除
会員数
出席率
25 25 23 0 92.00%

 

【メーキャップ報告】

第6回例会にメーキャップされた方は以下の2名(地区内1名、地区外1名)でした。

山田 賢一さん (鹿児島北RC) 鶴田 哲司さん (京都東RC)

 


【クラブ行事等の報告】

報告事項はありません

 


【地区行事等への参加報告】

報告事項はありません

 


【その他 報告】

● ロータリー資料室に資料の追加をおこないました。
  ■ ロータリー定款等(クラブ役員内)
    →新会員の推薦はいかにするか.pdf
  ■ 地区研修資料等
    →ロータリー財団委員会地区補助金管理セミナー 補助金管理の手引き.pdf
    →ロータリー財団委員会地区補助金管理セミナー 資料.pdf
    →ロータリー財団委員会地区補助金管理セミナー パワーポイント資料.ppt


委員会報告奉仕プロジェクト委員会 
 研修委員会 

奉仕プロジェクト委員会 事業計画
委員長  松元 直美
 
ロータリークラブに入会した理由に、「奉仕を実現し、人々の幸せな笑顔を作りたい」という想いをもったロータリアンは少なくないと思います。
だれもが幸せであってほしいという願いを現実に繋いでくれるのが「ロータリーの奉仕プロジェクト」だと私は思います。
そして、入会してから学ぶことは無限大であり、その中でも「ロータリーの奉仕を学ぶこと」に大きな可能性を感じています。
 
私達の「奉仕プロジェクト」をいよいよ計画・実践するにあたり、まずはロータリーの先輩方から、ロータリーの奉仕を学び、CLPを取り入れた四大奉仕を基軸とするプロジェクトを計画していきたいと思っています。
 
そこで今期は、スポンサークラブをはじめとするロータリークラブの奉仕プロジェクトに積極的に参加をし、私たちにできることを考えていきたいと思います。
職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕を学び、奉仕プロジェクト活動の大きな手段となる財団のことをよく知ることも大切にしていきます。
 
また、常に他の委員会との連携をもちながら活動します。
会員の職業を通した奉仕や地域社会・国際社会におけるニーズについて考え奉仕を組み立て、未来を担う青少年奉仕について等、会員自らが考えていることや学んだことを出し合い、その想いを形にし、会員の意見が反映される奉仕プロジェクトにしたいと考えています。
鹿児島・宮崎以外に居住する会員のみなさんともコミュニケーションを円滑にして、全員が企画に携われるような工夫をしていきたいと思います。積極的な意見をお待ちしております。
 
【委員会事業計画】
1.委員会メンバー 
委員長:松元 直美
委員:宮本 健児,松下 新平,無漏田 幸呼   
 
2.委員会開催方法
開催週(曜日) : 第2週水曜日
開催方法 : Facebook・mail・電話
 
3.年次目標及び計画
①目標
ロータリーの奉仕を学び、「2730ジャパンカレントロータリーEクラブ奉仕プロジェクト」の基礎を作ります。そのために、地区委員・
 
スポンサークラブ・地区内のRC・他地区のEクラブ等に働きかけ、積極的に奉仕を学ぶ機会をもっていきたいと思います。
それを報告し合い、長期的視野で自分達の奉仕プロジェクトを組み立てていきます。
他クラブによる学びを基に、会員がどう感じたか、どう活かしたいかなど意見を酌み交わすことを大事にして残し、企画・立案していきます
感動する気持ちを大切に、会員の想いを共有し、大事なものをみつけていきます。
 
②年次計画
〇ロータリーの奉仕を学ぶ
スポンサークラブをはじめとするロータリークラブの奉仕プロジェクトに積極的に参加・協力し、ロータリーの奉仕の精神や奉仕プロジェクトの企画・立案のノウハウを学び身につけていきます。そこで参加者が感じたことをまとめ、例会にて報告し意見を出し合うなどして奉仕プロジェクトの立案に役立てます。
 
〇ロータリー経験者会員による奉仕の勉強会。
リアルミーティングによる奉仕意見交換会(ロータリーの奉仕とは・今期の活動報告・次年度の奉仕プロジェクトについて)を行います。
 
〇四大奉仕を学ぶ
地区委員の4奉仕委員会委員長へ依頼をし、それぞれの奉仕委員会の目標や内容、Eクラブとしてそれぞれの奉仕委員会の部門でどのように活躍できる見込みがあるのか卓話を頂きます。またRCにおける奉仕の実践例としての卓話を頂きます。
 
〇日赤献血プロジェクト
 2730地区の献血の状況について卓話を頂き、広くその必要性をアピールします。
他クラブにおける献血活動に参加し、プログラムの立て方を学び、献血の推進を図っていきます。
 
〇ポリオ撲滅活動「世界最大のCM」への参加。
会員は、リアルミーティングの際に写真撮影をします。遠方の方はメール送信等により写真を集め、ポリオ撲滅活動に参加。他クラブにもチャーターナイトや研修会の無理のない時間に呼びかけ写真撮影し、取りまとめて申し込み、広くロータリーのポリオ撲滅をアピールします。
 
〇ボランティアの情報発信
EクラブのHP上で、ボランティア情報発信を行う。RC主催や地域のボランティア募集の情報を随時提供。会員により掲載できるようにします
 
〇常に地域のニーズについて情報を得、会員で協議し、必要と判断したら行動していきます。
 
奉仕プロジェクト委員会 事業計画 
ロータリー3分情報 No.4  「四つのテスト」

                                                                                                                      報告者:研修委員会

  職業倫理について世界で最も広く印刷され引用されている声明文の一つにロータリーの「四つのテスト」というのがあります。これは、1922年にロータリア ンのハーバートJテーラーが当時破産に直面していたシカゴ所在のクラブ・アルミニューム製造会社の管理を引き受けてくれるよう要請された時に創案したもの です。テーラーは恐慌による財政難で泥沼にはまって、もがいている会社を救出する方法を探していました。
 彼 は、従業員全員がその仕事を専門職の生活分野で守るべき24語のコード(規約)を作成しました。この「四つのテスト」が販売、生産、宣伝及び業者と顧客と のすべての関係に対する指針となって、この会社は生存を続けましたが、それはこの単純な哲学に負うものでありました。

 (ロータリーのいろは)


メインプログラム

会員自己紹介 No.7 「公共イメージ委員長 桐明 桂一郎」 
桐明 桂一郎 

会員自己紹介 No.7 「公共イメージ委員長 桐明 桂一郎」
公共イメージ委員長 桐明 桂一郎
 
職業を通じて社会に奉仕、貢献する。職業奉仕はロータリーの土台とされている。しかし、問題は、その職業であろう。出来れば、子どものころから憧れ、夢見ていた、例えばサッカー選手とか宇宙飛行士になれれば一番、幸せかも知れないが、これは容易ではない。次は、自分に向いている、やりがいのある職業に出会えるかどうかだ。若いころ、就職や職業選択をめぐって迷い、悩んだ経験をした方も多いはずだ。
 私は福岡県筑後地方の小さな農村で生まれました。敗戦の時、国民小学校3年生でした。戦中戦後の混乱期で勉強どころではありません。当時、村では中学を卒業すると、長男は家業を継がされました。私も農家の長男として、家業を継ぐことになっていましたが、もう少し勉強したいという気持ちがあって父親に頼んで高校に進学させてもらいました。といっても、昼間の高校ではなく、夜間の定時制高校です。
 文豪、夏目漱石を知ったのも、その頃でした。最初に読んだ「坊っちゃん」をきっかけに、すっかり漱石文学の虜になっていました。4年間の定時制の卒業時期が近づくに連れ、もっと上の学校に行って文学の勉強をしたいという願望が膨らんできました。もちろん、父親は大反対でしたが、孫に甘かった祖父や祖母が応援してくれ、父親も最後は大学進学を認めてくれました。
 卒業の年、九州大学を受験しましたが、まともな受験勉強をしていないのですから、当然のことながら不合格でした。ここで引き下がる訳にはいきません。「今度、ダメだったらあきらめる」と、父親を説得し、1年間の猶予をもらいました。この間、昼間の農作業も免除です。長い人生の中で、この1年間ほど勉強したことはありません。毎日、朝から夜中まで受験勉強に没頭しました。そして、昭和32年春、九州大学に入学を果たしました。専門はもちろん、漱石と同じ英文学を目指しました。
 貧乏学生でしたが、学生生活は大いに楽しみました。仲間と同人雑誌を作り、小説まがいの作品を書いては作家気分を満喫し、覚えたての麻雀に熱中したり、時には飲み友達と夜の歓楽街に繰り出し、馬鹿騒ぎをする。家庭教師の掛け持ちなどアルバイトにも精を出していましたので、どうしても学業の方がおろそかになる。学期末の試験が近づくと、友人のノートを借り、にわか勉強でどうにかしのぐという有様でした。しかし、卒業論文の方はどう頑張っても間に合わず、留年となりました。
 留年生活が始まって間もないころ、福岡市内にあった夕刊専門の新聞社に就職していた大学の先輩から「どうせ暇だろうから、アルバイトしないか」と、誘われました。お金も欲しいし、喜んでOKです。
 アルバイトといえばデスクや記者さんの使い走り、原稿運びぐらいだろうと思っていたが、この新聞社は違った。しばらくすると、デスクが「明日から西福岡署に詰めてくれ」という。それまで警察の取材はもちろん、交通事故の記事一本、書いたこともない。そんなアルバイトに警察署をまかせようというのだから、こちらの方が不安になりました。
 一応、警察担当の先輩から取材の仕方や記事の書き方などの指導を受け、「アルバイト記者」の活動がスタートしました。活動といっても、毎朝、刑事課や交通課などの課長席を、「何かありませんか」と、御用聞きみたいに回るのだが、返事は大抵「何もないよ」に決まっていました。夕刊各紙が届く夕方ごろになると、デスクから呼び出しの電話が掛かり、「夕刊見たか。抜かれとるぞ」と、怒鳴られる。普通、こんなしんどいアルバイトはやめたいと思うところだが、それが不思議なことに「俺も特ダネを抜いてやるぞ」と、逆にファイトが湧いてきます。そのうち、署員とも親しくなり、時には特ダネのお返しが出来るようになりました。
 新聞記者の面白さ、やりがいといえば、まず第一に自分がどんな仕事をしたかが毎日の紙面で決着がつくことでしょう。また、同じ情報、ネタにしても、その記者の取材力や視点の持ち方によって記事の深みや説得力にも差が出てきます。同じ現場で取材していたのに、他紙の記事を見て「やられた」と悔しい思いをすることもあります。それに、最も大事なのは取材相手と信頼関係がないと本物の取材はできないということです。信頼できる情報源をどれだけ持てるか、記者の大きな勝負どころです。1年足らずの記者体験でしたが、新聞記者という職業にだんだん魅力を感じるようになっていました。そして、卒業すると迷わず、その新聞社に入社しました。
 入社翌年の昭和38年4月、三井三池炭鉱で有名な福岡県大牟田市の支局に異動。その年の11月9日、三川鉱で炭塵爆発事故が起きます。458人の死者と多数の一酸化炭素中毒患者を出す未曾有の大事故でした。新人記者の私は、遺体が次々に運び出されてくる三川鉱の坑口に張り付き、遺体の数を記録し、詰めかける遺族を取材するよう命じられました。一週間余り、ほとんど不眠不休の状態でしたが、坑口で遺体にすがりつき、泣きくずれる遺族たちの姿が今も目に焼き付いています。この体験は、私にとって、その後の長い記者活動の原点になったように思います。
 それから7年後、夕刊専門紙を退職、朝日新聞に入社しました。東京本社社会部のデスクをしていた昭和60年8月12日、520人に上る死者を出す日航ジャンボ機墜落事故が起きました。真夏の暑い日、御巣鷹山(群馬県)の事故現場を目指して大汗をかきながら山道を登ったことや麓の集落の体育館に所狭しと並べられた棺の間を、遺族の方たちが悲痛な面持ちで肉親の遺体を捜しておられる姿を思い出します。何故か、ふと三川鉱の事故のことが頭に浮かび、よくよく大事故に縁があるものだと、鳥肌が立つような感慨を覚えたものでした。
 振り返ってみると、私が新聞記者になったきっかけは、大学を留年したこと、新聞社に先輩がいてアルバイトに誘ってくれたこと、そこで記者体験ができたことであり、どれか一つでも欠けていたら、記者にはなっていないでしょう。新聞記者という自分に向いた、やりがいのある職業に出会ったことで、30年近く、それなりに充実した記者人生を送ることができました。ただ、事件や事故などの取材で、昼も夜もない生活が続いたり、転勤、転居も多く、家族、特に子どもには苦労をかけたと思います。
 さて、今の若者はどうでしょう。グローバル化で事業や雇用の在り方も多様化しています。「ブラック企業」とか「若い人を使い捨て」といった記事を見ると、胸が痛みます。出来るだけ多くの若者が、ロータリーの基本である職業奉仕の心を育めるような立派な職業人になられるよう祈りたい。
 

今週の協議事項 幹事 今柳田 幸代

「ガバナー公式訪問」について

 10月5日(日)12:30~13:30で詳細については協議中です。
 正式に決定されましたら、会員の皆様へご案内いたしますので、認証状伝達式とあわせ、可能な限りスケジュール調整をしていただき、ご参加いただきますようよろしくお願いいたします。


今週の例会の質問と課題

今週の例会の質問と課題は・・・

例会の質問

喫煙が個人の健康に有害であることを認識し、会員ならびに来賓は各自、RIの名のもとに開かれる会合およびその他の行事中は、喫煙を控えるよう奨励されていることがクラブ細則に記載されていることを知っていましたか?(国際ロータリー細則第2条 2.050)

例会の課題(感想)

Q1)今回の「委員会報告」についてご意見・ご感想をお書き下さい/

Q2)今回の「メインプログラム」についてご感想をお書き下さい/


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